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Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『あの戦争から遠く離れて』 城戸久枝

2012-10-04 20:58:17 | 読書


おもしろい。読ませる本だ。
著者城戸久枝氏の父親城戸幹氏は中国残留孤児だった。彼は日中国交正常化前に自力で各方面に働きかけて日本にいる肉親にたどり着いて日本に帰国した。

本の内容は、著者が父親から彼の半生について話を聞き、中国留学の機会を利用して父親の中国での人生をたどり、著者自身が中国人や中国残留孤児の方々と出会って日本や中国について考えを深めていくという記録。ノンフィクション。

この文庫本の最初の方のページには城戸幹氏や関係者の写真が何枚かあるのだが、俺は養母の付淑琴(フースーチン)の写真を何度も見てしまうのだ。著者の文章から彼女(著者にとっては祖母にあたる女性)が息子孫玉福(スンユイフー)(城戸幹氏)を生きがいにして来た事は間違いない。豊かな愛情を注いで育ててきたに違いない。日本の肉親の居所がわかって玉福が日本に帰国する時や、著者が両親といっしょに中国の故郷を訪ね帰国する時の、付淑琴(フースーチン)の心情を想像すると読んでいても涙腺がゆるむ。玉福にしても帰国してしばらくは日本語が出来なくて意志の疎通が出来ず、能力を発揮して出来る仕事に就けず、遠い中国の養母付淑琴(フースーチン)のところにすぐにでも戻りたくなったという事が本人の日記にも記されていたという。

中国共産党政府の言ってる事ややってる事には嫌悪感を持つものの、一般の中国国民(人民)は普通の人々なのである。日本人の孤児を我が子として豊かな愛情をもって育ててくれた人々はどのくらいいたのか。同じ日本人の一人としても感謝申し上げたいくらいだ。

後半は戦争とは?国家とは?教育とは?と問い続けるような内容だと思う。日本政府の中国残留孤児の受け入れ態勢にも疑問を呈しているようだ。

読んだら何か書こう。いま300ページ。あと200ページある。
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積ん読について

2012-07-23 14:28:29 | 読書
積ん読が増えすぎて、足の踏み場が無い。本棚だけでなく机の上、床の上に置いてある。最近捨ててもいないし、古本屋に持って行ってもないので、増えるばかりだ。書店の袋に入って、カバーもついているから、何という本なのかが分からなくなっている。持っているのに、買ってしまうという事も起こっている。

自分は一体何を買っているのか?なぜ読まないのか?
目移りしてしまうのだ。すでにたくさん買ってあり、読んでいないのに、これが面白かったという情報を得てしまうとすぐに買いたくなるのだ。

自分がどういう傾向を持っているか、どういう物を買っているのか?考えた。


村上春樹、ジェフリー・アーチャー、内田樹、吉田修一、町田康が出せばほぼどんな本でも買う。
スティーブン・キング、ロバート・B・パーカーも文庫は買う。
芥川賞作品は買う。
書店で手書き風のPOPが付いていて面白そうな感じがすると買ってしまう。
絶版で在庫が少ないとかアピールしてあると(面白そうなら)買ってしまう。
古典も読まなくちゃと思っているので、目につくと悩む。買う事も多い。


読んだ後どのように処分(売る、捨てる、保管する)するべきかもどうして良いかわからない。
もう一度読むかもしれない。実際に15回以上読んでいる物もある。既に絶版になっていて俺が今手放したらまた読みたくなった時にもう入手出来なくなるかもしれない、そういう本もあるのだ。

いろいろ考えると、結局どうしたらいいかわからなくなってしまうのだ。





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マイケル・ジャクソンについての誤解

2012-07-17 07:46:08 | 読書

80年代のマイケル

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』を読み終えた。

まず著者の挙げた参考文献の膨大さに驚く。日本語のものだけでなく、日本語に翻訳されていないものも多数ある。西寺くんが全部これらを読み通せるだけの英文読解能力を持っているという事だろう。

80年代のTOP40作品を俺は熱心に聞いてきてた。マイケルの特に熱烈なファンではなかったが、これだけヒット・シングルが多いと耳にする機会は多かったから一通り知っていたつもりだった。
ジャクソン・ファイブからジャクソンズに変わったのは皆大人になって、メンバー数も変わったからくらいに思っていた。ジャーメインがソロで、Let's get serious や Dynamite のヒットがあるのは知っていたが、ベリー・ゴーディ・ジュニアの娘と結婚していて、リード・ボーカルについてマイケルとの確執?があって、グループを脱退して一人だけMOTOWNに留まるというのも、よくわからない事であった。そもそもマイケル以外の兄弟の名前もよくわからなかったのだ。

クインシー・ジョーンズと「Bad」の後で袂を分かってから、亡くなるまでの間オリジナル・アルバムとしては「Dangerous(1991)」、「History(1995)」、「Invincible(2001)」しかない。「Off The Wall」が1979年、「Thriller」が1982年、「Bad」が1987年。Jacksonsとして1980年に「triumph」、1984年に「Victory」を出しているが、90年代以降は非常に寡作だった事がわかった。プロデューサーが年下の人になりマイケルをコントロールするという事が難しくなり、マイケル自身が「Thriller」を超えるというプレッシャーがあって作品の完成度に拘って時間をかけるという事が起こっていたらしい。

顔の色、整形?については確かに俺も、マイケルは白人になりたいと思っているのだろうか?と考えていた。お金はあるだろうから。しかし、実際は白斑症という肌の色素が破壊されてしまう病気だったのだ。帽子やマスク、サングラスはお忍びで行動するという目的のためだけでなく、皮膚を守るのが目的だったのだ。白人に近づくために美肌整形をしていたわけではなかったのだ。

少年虐待?というのも、芸能人ならそういうのもあるのかなあ?、と思っていたが、これはきちんと調査した結果、そういう事実は全く無かった事がわかっている。タカリのような家族にでっち上げられ、裁判が長期化する事で様々な活動の障害になるのを嫌ってマイケル側が和解金を払って認めて決着したようだが、これによってイメージが定着してしまったようだ。少年虐待疑惑は二度あった。

クィーン(フレディー・マーキュリー)との交流があったのは全く知らなかった。マイケルのアドバイスによって、アルバム「The Game」から「Another One Bites The Dust」がシングルカットされ、クィーン最大のシングルヒットが生まれたというのは良い話だ。

この本ではアルバム内の曲についても触れているから、アルバムを聞く時それぞれを身近に感じながら曲を聞く事が出来る。俺は「Bad」以降のアルバムは彼が亡くなってから初めて聞いたのだ。俺はこの本でさまざまな誤解が解けた。しかし、この本を読むまでは整形や少年虐待は事実として信じ切っていたから、マスコミの作り上げたイメージというのは恐ろしい。たくさんの人々がこの本を読んで誤解を解消する事を希望する。
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『影法師』

2012-07-12 07:05:34 | 読書


百田尚樹の時代小説。
主人公勘一と親友彦四郎の友情物語。
架空の茅島藩の下級武士戸田勘一と中級武士磯貝彦四郎。

身分による差別の激しい藩。勘一は少年期に目の前で上級武士に父親を殺害される。元服してやがて家督を継ぐことになるが下級武士で赤貧状態。

一方、彦四郎は学問も剣術も何でも苦もなくやり遂げる。性格も優れていて全く非の打ち所がない。しかし、彼は長男ではないため他家に養子に入るしかない。養子に行く先が無ければ長兄に従って部屋住みとして禄高も無いまま肩身の狭い生活を送るしかない。

結局彦四郎という人は何をやってもうまく出来る才能があったが、それを生かす機会をものに出来なかった。養子には行けなかったのだろう。

下級武士だが家督を継いで勤め先のある勘一を彦四郎は応援し始める。勘一を狙う刺客を殺したりするのだが、勘一にも誰にも知られないようにして行うから、誰からも認知されない感謝もされない。自分を無きものにしてでも友人が有利になるように味方する、応援する。

その応援の甲斐あって勘一は異例の出世をしてついには家老にまで上りつめる。自分が運よく切りぬけてきたと思っていたさまざまな事件の裏に彦四郎の存在を知った時、既に彦四郎は不遇のまま病死していた。

彦四郎みたいな人はいるのだろうか?自分を犠牲にしても友人の力になるという人だ。彼は自分の思いを遂げてはいるから満足ではあったのだろうか?

勘一の藩校時代の先生が彦四郎をみて、あらゆる才能が豊かなのに将来何も成し遂げる事なく一生を終えるのではないか?と予感した通り、彦四郎は特筆すべき業績がないまま一生を終えてしまった。勘一のような人生を送るのがまれであり、彦四郎のように才能を生かしきれないで時間ばかりが過ぎていってしまう人生が多いと思う。


評価を付けるとすれば★★★(五段階評価で)。設定が極端で作り話だなあと強く感じられてしまう。しかし、自分を戒めなくてはという気にもさせられた。
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『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』西寺郷太

2012-07-10 02:30:23 | 読書



これは面白い。
マイケル・ジャクソンの生涯をたどっていくので、ジャクソン家の歴史、モータウン・レコードの歴史もたどっていく事になる。

さっき(7/9の22時頃)買ったばかりだがすでに100ページ読んでしまった。

三男ジャーメンがモータウンの社長ベリー・ゴーディ・ジュニアの娘と結婚していたとか、マーヴィン・ゲイが17歳年上のゴーディの姉と結婚していたとか、兄弟姉妹の父親ジョーが暴力的なステージ・パパであったとか、母親キャサリンが「エホバの証人」の信者で誕生日やクリスマスを祝うのを子供たちに禁じていたとか知らなかった事が盛りだくさん出てきて、そうだったのかと思う事しきりだ。また、モータウンがミュージシャン達に不利(モータウンには有利)な契約を結ばせて、搾取といっても良いぐらいミュージシャンを食い物にしていたという事もわかった。

この後も非常に楽しみだ。

西寺郷太はマイケル研究をしていて、「マイケル、小沢一郎同一人物説」や、「We Are The Worldの呪い」とかの自説を述べていた事は知っていたが、この本に関してはよく調べて丁寧に書かれていると思う。素晴らしい仕事をしたなあ。
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読んでおくべき本

2012-03-12 22:39:14 | 読書

今読んでいる本。小説なので、これで得た知識を使ってというのはあまり無いと思う



本を読みたい。読むべき。読まなければならない。


書店に行くと、ついつい沢山の本を買ってしまう。読むペースをはるかに越えたペースで買ってしまいどんどんたまっていく。本が部屋に散乱しているから、買ったような気はするが、はたしてどこに行ったのやらという状態になる。同じ本の二冊目を買っているという事もおこる。

 
高校生の時よく行った書店のブックカバーに誰の言葉か知らないが、『人生は短い。この本を読めばあの本は読めないのである。』とあった。よく選んで読めという意味なのだろう。あの当時は時間が無限にあるような気がしていたから、本屋のくせに商売っ気が無い本屋だと思っていた。しかし、今は読書に専念出来る時間がなかなか取れない。実に含蓄のある言葉であったと思う。


よく選んで読まないといけないのだが、これは読んでおかないといけない本だよなと思ってしまう本が多すぎるのだ。これらの本から得た知識を駆使できる、成長した、成熟した、今とは違う自分を思い描いて買ってしまうのだ。
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たまには漫画

2012-03-06 22:02:17 | 読書



Amazon で漫画を検索してたら偶然に面白そうなタイトルの漫画を発見した。何となく励まされるタイトルでなので読んでみようかという気になる。『俺はまだ本気出してないだけ』。1巻は読んだ。40歳を過ぎて、自分が本当にやりたいのは漫画だという結論に至って会社を辞めて漫画家への道を歩み始める。現実的ではないが夢を持つとエネルギーが湧いてくるというのは共感できる。


それといっしょに買った小林まことの『青春少年マガジン』は面白かった。若い時に限らないが、頑張るべき時には頑張らないといけないなという気になる。漫画家仲間だった大和田夏希、小野新二の最期についても描かれていたが、漫画家であり続ける事は苛酷なことなのだなあと思う。小説家もそうなのだろうが。
普段ほとんど漫画を読まない俺にとって、小林まことは漫画家ベスト3に入る。


最近やることが思い付かない。体は休めたい。休みにはどこにも出掛けず家にいる事が多い。家にいるとたくさん食べてしまう。読書が趣味だったはずだが、本は増えるが読むのは進んでいない。お笑いの動画を見てしまう。

世の中には忙しそうな人がいるが、俺は今のところそうではなく、世の中の役に立っていないような気になる。人生のクライマックスはこれからだと信じて何か目標を持って頑張りたい。
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柴田よしき『聖なる黒夜』

2012-02-28 00:12:18 | 読書



結論としてはいまいちだった。まだ読了してはいないけど。

登場人物もかなり多い。上下巻で各500ページ以上あるので1000ページ以上あった。途中でこの人物は何をした人だったかわからなくなってくる。文章は読みやすい。会話も多いから速く進む。同性愛者やバイセクシャルの人物が多く出てくるから同性愛的な描写も多い。出てくる人物は同性愛に理解がある人物が多い。しかし、ここまで多いとちょっとリアリティが無いように思う。

俺は読書に刹那的な楽しみや喜びだけを求めているのではない。ストーリーが突飛で予想を裏切り続ける展開をハラハラ感じながらあっという間に読み終えた、というのが良い読書体験だとは思わない。それだと時間を潰したという感じになってしまう。心の深いところに何かが残る、時間が経ってから何らかの感情が湧き起こってくるというような読書体験をしたいと思っている。

まだ読み終わっていないが、七割くらいはもう読んだ。この本が単なる時間潰しになるかどうかはまだ結論づけられないが、読み返す事はないと思う。

amazonのレビューは好意的な人が多かったが。
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『永遠のゼロ』読後じわじわ湧きあがってきた事

2012-01-24 01:20:24 | 読書


『永遠のゼロ』という小説をちょっと前に読んで、心に湧きあがってきた事がある。読んだのは一度きりなのだが。


物語は戦争で亡くなった祖父の事を孫達が調べていくというもの。
孫達は祖父を知る戦友達を訪ねて、祖父がどういう人物であったのかを少しずつ知る事になる。

妻(孫達にとっての祖母)を愛し、何としても生きて帰って来る事を考えていた人。ゼロ式戦闘機の操縦技術に優れ、敵機の攻撃をかわし敵機を沈めていく。しかし、戦況が悪化してついには・・・。


先に戦友と記したが、彼らは祖父に恩義を感じている人物達でもある。孫達にとっても自分達の祖父が非常に素晴らしい人物であった事がわかってくる。


自分の先祖がどういう人達であったのかという事は、普段は意識しない問題だが、機会があるなら知りたい人は多いはず。現在生きている我々は、単独で存在しているのではない。脈々と連なるご先祖様の子孫として存在している。

ご先祖に名のある人がいればうれしいだろうが、有名じゃなくても彼らがどのような人生を歩んだのかは非常に興味深い、知りたいと考えるだろう。未来の我々の子孫は我々がどういう人生を歩んだのか興味を持つだろう。

だからというわけではないが、自らの襟を正して真剣に今を生きていく事が重要だと思うのだ。子孫が出来るかどうかわからないとしても。そういう気持ちが読後三週間ぐらいしてもじわじわ湧きおこってくる物語だった。
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『永遠のゼロ』、『容疑者Xの献身』、『最後の息子』

2011-12-27 00:12:36 | 読書







特にこれといった変化もなくブログ更新もしなかった。

クリスマスやら年末の準備で仕事が忙しいという事もある。

最後に更新してからやった事は、本を読んだ事、電話を買い換えた事など。xperiaというのを買ったが、難しくて四苦八苦している。

本はずっと書店で平積みになっていて気になっていた百田尚樹の『永遠のゼロ』を読んだ。ゼロはゼロ戦の事。
説明臭さは感じるが、物語を通じてわかりやすく史実が述べられている。大東亜戦争でゼロ戦が最初は他国に優越する存在だったが、やがてアメリカに追いつかれ追い抜かれ、弱点をつかれ優位性が無くなっていく。
神風特別攻撃隊になって死ぬ事を命じられた兵士達の心情。
彼らは死にたかったわけではもちろんない。戦況悪化による資源の枯渇、愚かな上官達の戦略無き指示命令、大本営とマスコミに作られた時代の空気から、自らの命を奉げる命令に従い決意に至る。

しかし、国の存続・繁栄を願って命を掛けて戦ったのに、戦後は軍人・兵士は戦争犯罪人扱い。
自虐マスコミは、日本が近隣諸国にひどい事をした事をアピールしてきた。
現代史の歴史教育は学期の最後になるから端折られる。戦争があった事も、朝鮮半島や台湾が日本領であった事も知らない国民が増えていく。

この本は売れたようなので、歴史に目を向ける国民が増えたかも。



そのほかに読んだもの。


東野圭吾の『容疑者Xの献身』(直木賞受賞作)を読んだ。今まではこの作家は敬遠していたのだが、なぜこんなに多作なのか?、それにかなり売れているようだがそれはなぜなのか?、非常に気になっていたのだ。
感想としては、非常に読みやすい。小説の前提なのだが、安易に人を殺すものだなあ。最後に大がかりなトリックのようなものも特に無かったなあ。深く心に残るというものではないなあ。
二回読む事は無いと思う。大量生産、大量消費の大衆社会の産物という感じがする。かつての赤川次郎のように。お前が書いてみろと言われれば、書けないと思うからそれなりに凄い事だと思うが、あまり俺の好みではないという事。


東野圭吾は直木賞の候補作に何度も挙げられて、四回目か五回目での受賞だった。
書く力が安定してきたと評価されて、そろそろ良いだろうというタイミングが『容疑者Xの献身』を出した時だったのだろう。『容疑者Xの献身』が今までで一番優れているというわけではないはずだ。芥川賞・直木賞ともにそういう傾向があるようだ。また、新人賞という位置づけだったはずだが、かなりのベテランになってから受賞という事にもなってきている。



吉田修一の『最後の息子』を読んだ。芥川賞候補作品。表題作を含む3つの短編集。
その後吉田修一は『パークライフ』で芥川賞を獲得した。

ゲイの二人暮らし。実家の親とのやり取り。この人の作品はあまり事件らしい事件が起こらない事が多い。
この短編集中の『water』にもゲイの話が出てくる。吉田修一自体はゲイなのだろうか?ヘテロセクシャルなら、事更にゲイについて書かないような気がするからゲイなのだろう。

芥川賞作家って、芥川賞を取った後にも引き続き活躍している(たくさん本を書いて、売れているという意味)人って少ないと思う。その中では吉田修一は売れているかどうかは知らないが、たくさん書いている方だ。作品が映画にもなっている。引きつけられるというほど面白いわけでもないが、何回か読むなりこの人の作品を他にも読むなりして、この人の世界観はもっと知りたいと思っている。すでに、『パレード』、『パークライフ』、『さよなら渓谷』、『長崎乱楽坂』などいくつかは読んだ。
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