バスクのスペイン側の奥深く、ビルバオの街にあるグッゲンハイム美術館に行った。
グッゲンハイム美術館はニューヨークにもあるのだが、私がミロの版画を買ったりするようになったのはニューヨークのグッゲンハイム美術館にいって現代美術も良いものだと思うようになったからである。その意味で期待していったのだが、期待外れというか、意外な感じだった。
写真を見てもわかるように外観からして奇抜な建物で、帆船をかたどっているのではないかと思う。中では2フロアしか公開されておらずそのうちの一つは日本人の村上隆という人の作品展だった。
村上隆という人は元々は日本画を勉強した人らしいが、作品は殆どがアニメをベースとしている。イヤホンで解説の音声が流れてくる装置を貸してくれるのだが、展示されている絵はドラえもんのようなキャラクターだとか、セーラームーンのような美少女キャラクターがベースになっており、それを現代絵画風にアレンジした作品となっている。フィギュアも数多く展示されている。英語の解説でも、「アニメ」「オタク」「サブカルチャー」などという言葉が頻繁に出てくる。映画館のようなところではアニメの作品も上映されていた。
グッゲンハイム美術館と言えば、現代アートでは超一流の美術館だと思うが、そういうところが日本のアニメを大きく取り上げている点に、うれしいような、何かおかしいような不思議な気持ちがした。アートの世界は行き詰っているのではないかという印象を強く持った。
グッゲンハイム美術館はニューヨークにもあるのだが、私がミロの版画を買ったりするようになったのはニューヨークのグッゲンハイム美術館にいって現代美術も良いものだと思うようになったからである。その意味で期待していったのだが、期待外れというか、意外な感じだった。
写真を見てもわかるように外観からして奇抜な建物で、帆船をかたどっているのではないかと思う。中では2フロアしか公開されておらずそのうちの一つは日本人の村上隆という人の作品展だった。
村上隆という人は元々は日本画を勉強した人らしいが、作品は殆どがアニメをベースとしている。イヤホンで解説の音声が流れてくる装置を貸してくれるのだが、展示されている絵はドラえもんのようなキャラクターだとか、セーラームーンのような美少女キャラクターがベースになっており、それを現代絵画風にアレンジした作品となっている。フィギュアも数多く展示されている。英語の解説でも、「アニメ」「オタク」「サブカルチャー」などという言葉が頻繁に出てくる。映画館のようなところではアニメの作品も上映されていた。
グッゲンハイム美術館と言えば、現代アートでは超一流の美術館だと思うが、そういうところが日本のアニメを大きく取り上げている点に、うれしいような、何かおかしいような不思議な気持ちがした。アートの世界は行き詰っているのではないかという印象を強く持った。