花粉の季節

３月になった。

花粉の飛散が本格化する季節であるが、私は今日から２週間ほどフランスである。昔は次第に暖かくなって木の芽が芽吹いてくるこの季節が大好きだったのだが、今は一年で最もつらい季節になってしまった。 この季節に２週間も海外に逃避できるのはありがたいことである。

欧米にも花粉症はあって、この季節につらい思いをする人はいるようだが、反応する花粉の種類が異なるようで、日本人にとっては多少鼻がむずむずすることはあっても大した問題にはならない。どうも花粉症はその地域で最も多い種類の花粉に対して発症するようで、オーストラリアなどではユーカリの花粉だそうである。

以前中国に行った時に花粉症に効く漢方薬を薬屋で探したのだが「花粉症？なにそれ？」という感じだった。一緒にいた中国人の人が通訳してくれたのだがやはり中国には花粉症は無いようだった。中国では大気汚染が問題となっているので花粉症はあるかと思ったのだがまだ抗体が体の中に十分蓄積されていないのかもしれない。あと２０年もすると中国の大都市では花粉症が大きな問題となるはずだが、もしならなければ中華料理は花粉症に強いということになるのかもしれない。

今回の出張は多少日程に余裕があるので写真なども取ることができると思っている。

写真は昨年撮影した鶴見川の桜である。