1/7~週の日経平均は上昇し、6週間ぶりのプラス引けとなった。
NY株式市場、前週末にパウエルFRB議長が利上げ打ち止めの可能性を示唆
し、ドル売り圧力を高めた事や、米中貿易摩擦を巡る高官協議による進展期待
もあり、戻りを試し上昇して終了したことが、日経平均の追い風となった。
円高がやや進むも3連休前の日経平均は、200350円台と大台をキープし
終了した。
終了した。
結局、日経平均は、797円高(↑4.08%)20359円の大引けだった。
週末のNY株式市場は、メキシコ国境での「壁」建設に絡んでトランプ大統領
と民主党幹部との会談が不調に終わり、一部 連邦政府機関の閉鎖が継続する
懸念材料もあり下落弱含みでして終了しており、週明けのNY市場も、弱含み
の展開が想定されそうである。
さて、1月第3週(1/15~1/18)主なイベントと予定は、下記1.の
通りです。
今週は、米国の政府機関の一部閉鎖が続いている事や、英国のEU離脱を巡る
不透明感があり、株価の重石となりそうである。
世界的な景気減速への警戒感も台頭しているが、米企業決算も出始め、日本の
企業業績も底堅いので、日経平均20000円台の底固めから戻りを試す事が
できるか正念場です。
3月期末配当を睨んだ押し目のタイミングもあり、リバウンドに期待したい。
日経平均、1月第3週(1/15~1/18)レンジは、19800円~
20900円程度を想定しています。
1.1月第3週(1/14~1/19)主なイベントと予定
1/14
日本 休場(成人の日)
米 シティグループ 決算
中国 12月貿易収支
1/15
日本 12月マネーストック
日本 12月工作機械受注
日本 キャンドゥ、ファーマライズ、クリエイトSDH、リソー教育、グノッシー
不二越、古野電、マルカ機械、東宝 各決算
米 12月生産者物価指数
米 JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルス デルタ航空
ユナイテッド・コンチネンタル 各決算
米 ダラス連銀総裁、講演
米 カンザスシティ連銀総裁、講演
米 ミネアポリス連銀総裁、講演
英 EU離脱合意案議会採決
EC ドラギECB総裁、ECB年次報告書提出
1/16
日本 11月機械受注
日本 12月企業物価指数
日本 ブロンコB 決算
米 12月消費者物価指数
米 12月小売売上高
米 12月輸入物価指数
米 11月対米証券投資
米 地区連銀経済報告
米 バンカメ、GS、ブラックロック、CSX、キンダー・モルガン、アルコア 各決算
米 ミネアポリス連銀総裁、講演
1/17
日本 黒田日銀総裁、講演
日本 API、津田駒、協和コンサル 各決算
米 12月住宅着工件数
米 ネットフリックス、アメリカン・エキスプレス、モルガン・スタンレー 各決算
米 クオールズRB副議長、講演
1/18
日本 12月消費者物価指数
日本 アサヒ陶、ノダ、くろ工、リーバイス 各決算
米 12月鉱工業生産
米 12月米耐久財受注
米 12月製造業受注
米 12月貿易収支
米 シュルンベルジェ 決算
米 NY連銀総裁、講演
米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
2.NY市場、為替/債券 各結果(1/11)
きょうのNY為替市場はドル買い戻しが強まった。朝方発表になった米
消費者物価指数(CPI)は予想通りの内容でサプライズはない。特段の
ドル買い材料も見当たらない中、まとまったドル買いオーダーが入った模様。
一部からは株安、原油安と、きょうは直近と逆の動きが見られる中、モデル
系のファンドからまとまったドル買いオーダーが入り、それがストップを
誘発したとの指摘も聞かれた。
ドル円はNY時間に入って動きが活発になった。一旦売りが強まり108.15円
近辺まで下落したあと、今度は急速に買い戻しが強まり、ストップを巻き込んで
108.60円近辺まで一気に上昇した。
ただ、基本的な流れに変化はない。FRBの利上げに対する慎重姿勢が重石に
なっており上値を抑えている。一方で米中貿易問題に対する楽観的な見方が
下値をサポート。ムニューシン米財務長官は、中国の劉鶴副首相が1月中に通商
協議で訪米する可能性が高いとの見方示していた。
108.60円近辺から上には輸出企業の売りオーダーが観測。108.70円
付近には10日線が控えている。半面、108円ちょうど付近には買いオーダーが
観測。しかし、108円をブレイクした場合には107.50/60円水準までの
下落も留意されるとの見方も聞かれた。
ユーロドルは1.14ドル台に下落。NY時間に入って急速に売りを強め1.15
ドルを割り込んだ。ストップを巻き込んで1.1460ドル付近まで下落し、
100日線を割り込んでいる。
1.15ドルを固められれば、10月高値と200日線が来ている1.16ドル
台前半が視野に入るとの期待もあったが、きょうのところは、お預けといった
雰囲気だ。
直近のユーロの上げに懐疑的な指摘も出ている。今週発表のドイツ鉱工業生産は
予想外の減少となり、第4四半期のドイツGDPはマイナス成長の可能性も指摘
されている。ドイツは第3四半期もマイナス成長だったことから、テクニカル的
には景気後退ということになる。そのほかにもイタリアの政局混迷やフランス財政
への懸念も浮上しており、ユーロの上げは正当化されないという。
ポンドは上値追いの動きを見せ、ポンドドルは一時1.2865ドル近辺とロンドン
時間に上値を抑えた1.2850ドルを一時突破した。来週15日の英下院での
投票を前に情報が錯綜している。アイルランド国境のバックストップ案が暫定措置
であることを月曜日までにEUが再保証するといった報道や、議会が否決した場合、
メイ政権は3月末が期限となっているEU離脱の時期を延長し交渉を続けるとの
報道も出ていた。
ポンドは買いの反応を見せているが、いづれも未確認の情報。15日の英議会の
投票待ちといった雰囲気だが、議会が承認する可能性は低いと見られている。
https://fx.minkabu.jp/news/89629
米国債利回り(NY時間16:34)
2年債 2.537(-0.039)
10年債 2.694(-0.049)
30年債 3.030(-0.032)
期待インフレ率 1.829(+0.012)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。原油や米株が上げ一服となる中、
利回りも下げている。この日は米消費者物価指数(CPI)が発表になっていた
が、予想通りの内容で特にサプライズはなかった。2%のインフレ目標の水準で
推移している。
10年債は2.68%、2年債は2.52%台まで一時低下。
2-10年債の利回り格差は16(前日17)。
https://fx.minkabu.jp/news/89628
3.NY株式市場 結果(1/11)
NY株式11日
ダウ平均 23995.95( -5.97 -0.02%)
S&P500 2596.26( -0.38 -0.01%)
ナスダック 6971.48(-14.59 -0.21%)
CME日経平均 20310 (大証比:-10 -0.05%)
ダウ平均 23995.95( -5.97 -0.02%)
S&P500 2596.26( -0.38 -0.01%)
ナスダック 6971.48(-14.59 -0.21%)
CME日経平均 20310 (大証比:-10 -0.05%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は6日ぶりに小反落。きのうまで5日
続伸したあとだけに、週末ということもあって、戻り売りが優勢になった。
FRBが利上げに慎重になっていることや、米中貿易問題に対する楽観
的な見方がサポートし、米株は今年に入って買い戻しが強まっている。
ダウ平均は昨年のクリスマス明けから既に10%上昇しており、さすがに
一服感も出ている模様。
一服感も出ている模様。
ただ、ダウ平均は一時200ドル超下落したものの、下値での押し目買い
意欲は根強く下げ渋る動きとなった。地合いの底堅さを印象付けており、
ダウ平均は小幅安に留まった。
米中貿易問題については、ムニューシン米財務長官が、中国の劉鶴副首相が
1月中に訪米する可能性が高いとの見方示すなど期待感は根強い。
一方、来週の大手銀を皮切りに決算発表が始まる。S&P500採用銘柄の
利益見通しは14.5%増が見込まれている。ただ、2019年は鈍化を
見込んでいるようだ。市場は決算を通じて減速のサインを精査しに行く
可能性もあり警戒される。
1月中に訪米する可能性が高いとの見方示すなど期待感は根強い。
一方、来週の大手銀を皮切りに決算発表が始まる。S&P500採用銘柄の
利益見通しは14.5%増が見込まれている。ただ、2019年は鈍化を
見込んでいるようだ。市場は決算を通じて減速のサインを精査しに行く
可能性もあり警戒される。
朝方発表になった米消費者物価指数(CPI)は予想通りの内容となりサプ
ライズはない。FRBの目標である2%水準での推移が続いている。
エネルギーや銀行、産業株が下落。IT・ハイテク株も軟調なものが多い。
ダウ採用銘柄ではウォルグリーンやアップルが下落しているほか、キャタピラー、
3M、ユナイテッドテクノロジーズも軟調。シェブロン、エクソンモービルも
下げている。一方、ユナイテッド・ヘルス、ファイザー、インテルが堅調。
3M、ユナイテッドテクノロジーズも軟調。シェブロン、エクソンモービルも
下げている。一方、ユナイテッド・ヘルス、ファイザー、インテルが堅調。
ナスダックも反落。ネットフリックスは上げが続いているものの、アマゾンや
アップル、アルファベットが下落。
アップル、アルファベットが下落。
ネットフリックスは、このところ再評価する声が相次いで伝わっており、株価
は上昇の勢いを増している。きょうもアナリストの投資判断引き上げが伝わっ
ていた。「強く買い推奨」とし、目標株価も450ドルに引き上げた。
GMが商いを伴って大幅高。2018年と2019年のガイダンスを公表して
おり、18年は1株利益、フリーキャッシュフロー(FCF)とも従来予想を
上回る見込みだとした。19年については、1株利益(調整後)を6.50ドル
から7ドルと見込んでおり、予想(5.92ドル)を上回っている。
おり、18年は1株利益、フリーキャッシュフロー(FCF)とも従来予想を
上回る見込みだとした。19年については、1株利益(調整後)を6.50ドル
から7ドルと見込んでおり、予想(5.92ドル)を上回っている。
スターバックスが反落。アナリストがレストラン業界の見直しを発表しており、
同社の投資判断を「中立」に引き下げた。
資源企業へのサービスを手掛けるフロテック・インダストリーズが急伸。同社の
化学部門を担うフロリダ化学をアーチャー・ダニエルズに1.75億ドルで売却
すると発表した。
化学部門を担うフロリダ化学をアーチャー・ダニエルズに1.75億ドルで売却
すると発表した。
ゲームソフト開発などを手掛けるアクティビジョン・ブリザードが6日ぶりに
大幅反落。「Destiny」シリーズの開発を手がけるバンジが、8年に渡っ
てパブリッシャーとして提携してきたアクティビジョンとのパートナー契約を
解消する意向を明らかにした。
医療用大麻のティルレイが大幅高。来週15日火曜日に、IPO時に大株主に
導入した売り禁止条項(ロックアップ)が解禁になる。警戒感も高まっていたが、
発行済み株式の76%を保有する投資会社プライベイティアが声明を発表し、
2019年上半期までは売却する計画はないと表明。
https://fx.minkabu.jp/news/89626
4.NY市場、原油先物2月限/金先物2月限 各結果(1/11)
NY原油先物2月限(WTI)
1バレル=51.59(-1.00 -1.90%)
1バレル=51.59(-1.00 -1.90%)
NY原油は時間外取引は売買が交錯したが、利食い売りを吸収し、終盤は小高く
推移。日中取引開始後は序盤から上げ幅を削り小安くなった。ニュ-ヨークダウが
売り先行で取引開始となると、下げ幅を拡大した。中盤以降も週末を控え、利食い
売り先行ムードとなり、一段安となり、今週の上昇に対する修正安が強まり、右肩
下がりの展開となった。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が今月から
協調減産を開始することが支援材料ながら、軟調に引けた。
https://fx.minkabu.jp/news/89624
NY金先物2 月限(COMEX)
1オンス=1289.50(+2.10 +0.16%)
金2月限は小反発。時間外取引では、ドルの先安感を警戒して買いが先行。日中
取引では、ドルが買い戻されたことが圧迫要因となり、上げ幅を縮小。しかし
欧米の株価の下落を背景にヘッジ買い意欲は根強く、小高く推移した。ドルは
堅調に推移したが、米長期金利が低下したことが支援材料となった。
https://fx.minkabu.jp/news/89623
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