今日、自民党は、国内経済の再生に向けた政策をまとめた「日本経済再生
プラン」を発表しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000119-reut-bus_all
本来、政権与党である民主党が打ち出し、実行すべき内容ですが、政策の
立案や実行能力が乏しいのですから、自民党に期待したい。
内容は、実質3%、名目4%の成長を巡航速度とするため、今後5年間で
集中改革を行うとし、円高・デフレから脱却するために政府・日銀で2%
程度の物価目標を協定として締結するというもの。
日銀による外債購入など、日銀法改正を視野に大胆な金融緩和措置を
講じることなどを盛り込んでいます。さらに、日米欧中を中心として国際
マクロ政策協調(平成ルーブル合意)の合意形成に取り組むとしています。
日本経済再生プランでは、財政健全化に向け5年を一期とする財政健全化
中期計画を策定、国土強じん化計画の実施による有効需要と雇用の創出を
図るとしています。
さらに、今後5年を集中改革期間とし「日本経済再生・競争力強化基本法」を
制定。「総合科学技術会議」を「産業競争力会議」に再構築し、省庁縦割りを
打破するため、科学技術に関する司令塔機能をすべて内閣府に移管します。
将来の市場拡大が期待される重点分野について国家戦略を策定すると共に
長引く需給ギャップ解消のため、供給サイドの統合・再編を進めるべく、再編の
場合の投資減税などを行います。
デフレ脱却の政府・日銀によるインフレ目標を定め、日銀法の改正も視野に
入れているところが、評価できます。
早く、政権交代してほしいと思います。
さて、日経平均は、大幅に下落し143円安の8839円の大引けでした。
(出来高 概算15.8億株の商いでした。)
NY市場の下落があったとしても、昨日かなり織り込んでいいところですが
東京市場は、外資の植民地市場で、先物主導で売られた格好です。
日銀や政府は、現状評価や先行き見通しが甘すぎます。
日経平均の下落により、節目の8900円台も下回り、25日移動平均線
(約8927円)をも割り込んでおり、政府/日銀の無策の中、国内での
投資の育成は、厳しい状況の感があります。
注目のNY市場、反発しており、終了まで継続するか、ポイント。
来週以降、9月相場となりますが、軟調な月となるアノマリーを払拭する
政府・日銀の実行政策がほしいですが、期待できないのが、残念です。
ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!?