「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

8月第2週 相場展望と予定

2018-08-05 23:57:38 | 相場展望

  
7/30~週の日経平均は、下落。週初開催の日銀金融政策決定会合にらみで
始まった日経平均は反落でスタートした。その後、米中貿易摩擦への懸念が和
らぎ、NYダウが反発したものの、米中通商問題をめぐる動向が市場心理を揺さ
ぶった。しかし、米政府が2000億ドル相当の中国輸入品の追加関税率を10%
から25%に引き上げると報じられた事で、リスク回避の動きへと転じた。

堅調なADP雇用統計とアップルの好決算、上海株が連日の下落という材料が
交錯する中、日経平均の上値は抑制された。為替の円高も重しで、23000円台
回復は持ち越しとなっています。

結局、日経平均は、週間で187円下落(ー0.83%)の22525円でした。

さて、8月第2週(8/6~8/10)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場、ダウ/ナス共上昇。先週末発表の米7月雇用統計は、米国
経済の堅調さを再確認させるものとなったことで、日経平均は、底堅い展開を想定
したい。

今週の日経平均は、もみ合いが予想されるものの、主要企業の決算発表がピーク
を迎え、引き続き上方修正が散見されると、企業ファンダメンタルから、下値の堅い
展開を想定したい。

日経平均、8月第2週(8/6~8/10)レンジは22400円~22900円程度を想定
しています。

1.8月第2週(8/6~8/10)主なイベントと予定
 8/6
 日本 ユニチャーム、東レ、SUBARU、大成建、サントリーBF、楽天、ホトニクス、 
    ソフトバンクG、ユー・エス・エス 各決算、
  米 マリオット、タイソン・フーズ、モザイク 各決算
  米 イランに対する経済制裁の一部猶予期限(非鉄・自動車・旅客機等)
  独 6月ドイツ製造業受注
 8/7
 日本 6月景気動向指数
 日本 6月家計調査
 日本 6月毎月勤労統計調査
 日本 JPX日経400銘柄入れ替え
 日本 日清紡HD、大林組、鹿島、日清食HD、不二製油、明治HD、NTT    
    キリンHD、日本新薬、トレンド、住友ゴム、東海カ、三菱マ、横河電、
    IHI、オリンパス、バンナムHD、ベネッセHD、ダイキン ホシザキ 各決算
  米 6月求人件数
  米 ウォルト・ディズニー、ディスカバリー 各決算
  米 国債入札 3年債(340億ドル)
  米 米中間選挙予備選
  豪 豪中銀政策金利
  独 コメルツ銀行 決算
 8/8
 日本 7月景気ウォッチャー調査
 日本 6月国際収支
 日本 日銀金融政策決定会合の「主な意見」(7/30、31)
 日本 DMG森精、大塚HD、JXTG、東芝、大和ハウス、スシローGHD、昭電工、 
    テルモ、資生堂、住友鉱、SMC、ヤマハ発、東急、日ペイント、MS&AD 各決算
  米 ブッキング、21世紀フォックス、CVSヘルス、マイラン 各決算
  米 国債入札 10年債(260億ドル)
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
 中国 7月貿易収支
 8/9
 日本 日米貿易協議
 日本 7月マネーストック
 日本 6月機械受注     
 日本 7月都心オフィス空室率
 日本 日揮、クラレ、清水建、藤倉ゴム、能美防、国際帝石、DeNA、ブリヂストン
    マクドナルド、マツキヨ、ネクソン、電通、メルカリ、関西ペ、富士フイルム、
    太平洋セメ、昭和シェル、荏原、THK、シチズン、住友不、第一生命 各決算
  米 国債入札 30年債(180億ドル)
 中国 7月生産者物価指数
 中国 7月消費者物価指数
 NZ 中銀政策金利
 8/10
 日本 第2四半期GDP速報値(年換算で1.2%増予想)
 日本 7月国内企業物価指数
 日本 6月第三次産業活動指数
 日中 日中平和友好条約40周年
 日本 決算発表のピーク
    洋ゴム、前田建、浜ゴム、日本郵政、東京海上、パーソルHD、北越コーポ 
    エア・ウォーター、東和薬品、三井金、アマダ、栗田工、ゆうちょ、ドンキ、凸版印、
    リロG、SGHD、アサヒインテック、コーラ、リクルート、SOMPOHD 各決算
  米 7月消費者物価指数
  米 7月財政収支
  米 バイアコム 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/3)

 今日のNY為替市場は、円高の動きが強まっており、ドル円は111円台
 前半に下落した。他のユーロ円やポンド円といったクロス円も下落しており、
 円高圧力がドル円を圧迫しているようだ。中国が米国からの輸入600億
 ドル相当に最大25%の報復関税を計画していると伝わるなど米中貿易
 問題の激化が続いていることはもちろんだが、一部からはイタリア財政への
 懸念からユーロ円が下落し、他の円相場に波及しているとの指摘も出ている。

 イタリアのサルビーニ副首相はマスコミとインタビューで「イタリア国民が
 我々に投票したのは、暮らしをよくし、適切な年齢で引退でき、低い税金を
 支払うためだ」と述べている。副首相はEUの財政規律を軽視する構えを示
 しているが、それに対して、トリア財務相は慎重な姿勢を求めている。

 この状況を受け欧州債市場でイタリア国債の売りが膨らんでおり、10年債
 利回りは一時3%台に上昇してたが、市場ではイタリア国債を多く保有する
 日本の投資家が同国債を売却するのではとの懸念が高まっている模様。

 ドル円は一時111.10円付近まで下落し、21日線を下放れる動きが見
 られている。このまま110円台に再び下落するようであれば、200日線が
 控える110円ちょうど付近まで下落も想定される。ドル高の流れはある
 ものの、ドル円は要警戒の値動きではある。

 一方、ユーロドルは1.15ドル台半ばから1.16ドルの間での上下動に
 終始。この日発表の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を
 下回ったことからドル売りが優勢となり、ユーロドルは1.16ドル台を回復
 する場面が見られた。しかし、イタリア財政へ懸念もある中、ユーロの上値
 は依然として重く、ユーロドルは1.16ドル台に入ると上値を抑えられている。

 原油高もあってインフレはECBの目標に接近しているものの、第1四半期
 からの景気回復のペース鈍化が依然として続いてる中、「来年夏の間中まで
 の金利据え置く」というECBのコミットに変化を与えるものはない。

 米中貿易問題の激化による中国経済の減速が、米国よりユーロ圏の経済に
 与える影響のほうが大きいとの見方もある中、ユーロドルは更に下値を探る
 との指摘も少なくないようだ。心理的節目の1.15ドルをブレイクするようで
 あれば、1.10ドルに向かって行く可能性も警戒されているようだ。

 ポンドドルは1.30ドル台は維持しているものの上値が重い展開。対円でも
 下落しており、ポンド円は一時144.50円近辺まで下落している。今年、
 強いサポートとなっている144円の水準をブレイクするか警戒される展開と
 なっている。

 前日は英中銀が利上げを実施し、政策委員の投票行動も全会一致となった。
 利上げに反対する委員が複数いると思われていただけに全会一致はサプラ
 イズであったであろう。ただ、英中銀はEU離脱交渉にかなり敏感になっている
 様子も示唆したことからポンドは売りの反応を見せていた。きょうもカーニー総裁
 がBBCのインタビューで「合意のないEU離脱の可能性は不快なほど高い」と
 述べており、ポンド売りを誘っていた。

 市場でも早期利上げ期待は一切高まっておらず、年内の利上げ確率は10%台
 に留まっておりポンドを圧迫している。英経済はユーロ圏と違い回復基調を鮮明
 にしているが、EU離脱交渉やメイ政権の動向など政治リスクが不透明感を高め
 ている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444161

 米国債利回り
   2年債       2.645(-0.018)
   10年債      2.949(-0.037)
   30年債      3.089(-0.029)
   期待インフレ率   2.121(-0.010)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。朝方発表になった米雇用統計で
 非農業部門雇用者数(NFP)の増加が予想を下回ったことや、中国が600億
 ドルの米輸入品への最高25%の関税賦課を発表したことから、米中貿易問題が
 エスカレートを嫌気し利回りは上昇している。

 10年債利回りは2.95%まで低下、2年債も2.64%まで低下した。

 2-10年債の利回り格差は30(前日33)と再びフラット化している。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444164

3.NY株式市場 結果(8/3)

 NY株式3日
   ダウ平均        25462.58(+136.42 +0.54%)
   S&P500        2840.35(+13.13 +0.46%)
   ナスダック       7812.02(+9.33 +0.12%)
   CME日経平均先物   22575 (大証終比:+65 +0.29%)


 今日のNY株式市場で、ダウ平均は反発。中国が米国からの輸入品600億ドルに
 対して最大25%の制裁関税を課すと発表した。天然ガス(LNG)や航空機など
 5207品目が対象。米中貿易問題がエスカレートする中、該当する産業株やエネ
 ルギー株は売られているものの全体的には波及しておらず、ダウ平均は堅調な
 値動きを維持している。決算を好感した買いが続いているようだ。

 ただ、米政府はこの数ヵ月、水面下で中国とのハイレベルの協議を行っていた事
 を明らかにし、今後の更なる協議にオープンとしている。

 なお、朝方発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回
 る伸びだったものの、株式市場の反応は限定的となった。

 ダウ採用銘柄は27銘柄が上昇。IBMが上昇しており指数をサポートしているほか、
 ファイザー、メルクも上昇。P&G、コカコーラ、ウォルマートといった消費関連も
 堅調に推移している。一方、ボーイング、ユナイテッドテクノロジーズが軟調。

 IBMは特段の買い材料は見当たらないが、トレーダーの間でアクティビスト(物
 言う株主)が株式を保有し、経営改革を仕掛けるとの噂が流れている。ここ数年、
 常にいわれてきた話でもあり真偽は定かではない。

 ナスダックは小幅高。アップルは最高値更新が続いたものの、アマゾンやネットフ
 リックス、アルファベットが下落。テスラも反落した。

 クラフト・ハインツが大幅高。4-6月期決算を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回った。

 シマンテックが大幅安。4-6月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想
 範囲内だったものの、7-9月期の見通しが予想を下回ったほか、通期見通しも予想
 以上に下方修正されている。

 ゲームソフトウェア開発のテイクツー・インタラクティブが大幅高。4-6月期決算
 を発表しており、1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想以上だった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444160

4.NY市場、原油先物9月限/金先物8月限 各結果(8/3)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=68.49(-0.47 -0.68%)

 NY原油は反落。米中貿易戦争激化が懸念されるなか、複数の消息筋の話として、
 米国産原油の最大の買い方である中国の国営石油会社、中国石油化工(シノペック)
 が輸入を停止すると、報じられたことに圧迫された。ただ、稼働原油掘削(リグ)数
 の減少や、米雇用統計後のドル安傾向、米株高などもあり、安値から下げ幅を縮小。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444159

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1223.20(+3.10 +0.25%)
 
 金12月限は反発。時間外取引では、ドル高などを受けて売り優勢となり、2017年
 1月以来の安値1212.5ドルを付けた。日中取引では、予想以下の米雇用統計を
 受けて反発。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444158


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