全日本空輸と日本航空は、国際線運賃に上乗せしてる燃油サーチャージ
(燃油特別付加運賃)を4月からゼロにする。原油安でジェット燃料の価格が
下がっているためで、ゼロとなるのは6年半ぶり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160208-00000038-asahi-bus_all
海外旅行者が減るなかで、旅行会社は需要の持ち直しに期待しています。
燃油サーチャージは、燃料価格が高騰した際、航空運賃と別に燃料代の
一部を乗客から徴収する。 国際的な制度で、全日空と日航は国際線で
導入している。両社は航空燃油のシンガポール市場価格(シンガポール
ケロシン)を判断材料にし、2カ月間の平均価格が1バレル6千円以上に
なると価格に合わせて段階的に設定・徴収します。
両社の現在のサーチャージは、最も高い北米や欧州線で往復1万4千円、
韓国線で600円。原油価格下落に伴って2014年10月から下がり続けて
おり、両社は4、5月に国内で販売する分をゼロにする。ゼロになるのは、
2009年9月以来となります。
海外で販売される航空券については、昨年から徴収をやめている。国土
交通省によると、両社のほか、日本を発着する海外航空会社の大半が、
4月以降の販売分についてゼロにする見込みです。
原油価格の下落は、原材料のコストダウンや輸送費の削減になり、多く
の企業や消費者に恩恵をもたらしますが、新興国の経済状況の悪化や、
グローバル経済の先行き不安を醸成するのも事実。有限資源である原油
1バレル40~50ドル程度の適正価格に戻ってもらいたい。
さて、日経平均は、5日ぶりに反発し184円高の17004円の大引け。
(出来高 概算27.3億株の商いでした。)
週末のNY市場、雇用統計の結果の解釈の仕方で、3月先行き利上げの
可能性が否定できないとの思惑から、株式は下落し、為替は円高一服と
なり、その流れで、大きく下落スタートも為替の円安シフトと共に、値を戻し
後場に大きく上昇すると、終値で17000円台回復しました。
日経平均の5日ぶりの反発で、25日線に接近し、ボリンジャーバンドの
-1σ辺りまで戻し、先行きの戻りが期待されるところ。
注目のNY市場、欧州市場が大きく下落し、原油相場も軟調で、先行きの
世界経済に不透明感が再現され、大きく下落してのスタート。
為替が円高に大きく振れており、明日の日経平均は17000円割れ必定。
何とか、行き過ぎの円高に歯止めがかかれば、いいのにと思う。
明日の日経平均、大幅下落からの戻りとなるか、正念場です。