2/10~週は、先物主導による売り仕掛けで下落した週となりました。
前週末にリバウンド相場へ突入と思いきや、ザラ場に為替の円高傾向で
先物主導の波乱の展開となりました。
海外勢のファンド決算の45日前もあり、ポジション調整の売りが目立つ
展開で正念場です。
ただ、NY市場は、リバウンド継続でダウは16000ドル台回復と、復調して
おり、ファンダメンタルズを考えれば、ここから下げがある場合、押し目を
入れる水準を見極める状況です。
結局、日経平均は、1週間で149円下落(↓1.03%)14313円の大引け
でした。
2月第3週(2/17~2/24)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
海外では、米国の経済指標に注目です。1/20に1月北米半導体製造装置
BBレシオ、2/21に1月中古住宅販売件数、1月住宅着工件数など。
EUで、2/18独2月ZEW景況感指数がプラス要因の可能性があります。
国内の企業業績も概ね一巡し、PER14倍台からの下げは限定的と捉えたい。
2/18の日銀金融政策決定会合を受け、追加金融緩和を打ち出す事は、4月
消費税増税を受けてからの隠し玉として、ない可能性大ですが、黒田総裁の
リップサービスがあるかどうか、注目しています。
日経平均、2月第3週(2/17~2/21)のレンジは、14250円~14850円
程度を想定しています。
1.2月第3週(2/17~2/21)主なイベントと予定
2/17
日本 日本実質GDP1次速報(第4四半期)
日本 日銀金政策決定会合(~2/18)
日本 12月鉱工業生産 確報値
日本 エクセレント(J-REIT)決算発表
日本 2013年所得税など確定申告期間(~3/17)
米 休場<株式・債券>(プレジデンツデー祝日)
加 休場
EU ユーロ圏財務相会合
2/18
日本 日銀金融政策決定会合
日本 黒田日銀総裁 記者会見
日本 ブリジストン、トレンドマイクロ 各決算
米 2月NY連銀製造業景気指数
米 2月NAHB住宅市場指数
米 セントルイス連銀総裁 講演
米 コカ・コーラ、メドトロニック 各決算
独 2月ZEW景況感指数
英 1月消費者物価
英 1月生産者物価
英 1月小売物価
EU EU財務相理事会
2/19
日本 日銀月報
日本 1月訪日外国人観光客数
日本 新報国製鉄 決算
米 1月生産者物価指数
米 1月住宅着工件数
米 1月建設許可件数
米 FOMC議事録(1/28、1/29分)
米 北米3カ国首脳会談
米 SF連銀総裁 講演
米 アトランタ連銀総裁 講演
米 サンフランシスコ連銀総裁 講演
英 1月失業率
英 中銀議事録
仏 クレディ・アグリコル 決算
独 ドイツ証券取引所 決算
2/20
日本 1月貿易収支
日本 1月コンビ二エンスストア売上高
日本 みずほ銀行 行政処分明け
米 1月消費者物価指数
米 1月カンファレンスボード景気先行指数
米 フィラデルフィア連銀景況指数
米 新規失業保険申請件数(~2/15までの週)
米 1月半導体製装置BBレシオ
米 ウォルマート、ヒューレット・パッカード 各決算
米 国債入札 30年物TIPS(90億ドル)
中国 2月HSBC製造業PMI
2/21
日本 日銀政策決定会合議事録(1月分)
米 1月中古住宅販売件数
米 セントルイス連銀総裁、講演
仏 アクサ 決算
2.NY市場、為替/債券 各結果(2/14)
今日のNY市場はロンドン時間の流れを引き継いでドル売りが優勢となった。
この日発表になった1月の米鉱工業生産は予想外の減少だったが、れについて
発表元のFRBは今回の減少は厳しい寒波が影響したとした。
前日発表になった米小売売上高も寒波の影響が指摘され、弱い内容となったが、
市場も成長に対するこの寒波の影響を本格的に懸念し始めているのかもしれない。
ドル円は101円台後半での推移が続いた。きょうも下げて始まったダウ平均が
プラスに転じ、米国債利回りも上昇していることから、ドル円にとっては追い風
ではあったものの、前日のように102円台には戻せていない。
ロング勢もやや102円台に慎重になっている気配もうかがえる。米国が3連休を
控えていることや、きょうも102円台から落とされているだけに、致し方ない
ところなのかもしれない。
今週のイエレンFRB議長の議会証言では、慎重姿勢は堅持しているものの、
QE縮小継続の姿勢も堅持している。ただ、ここ数日ドルの上値が重く、ドル円
も上値追いに一旦慎重になっている節も見られる。
一方、ドル売りが優勢となる中、ポンドドルはきょうも買いが優勢となっており、
1.67台半ばまで上昇して来ている。1月高値1.66台半ばをきょうは突破し、レベル
シフトの予感も出ている。1.67の水準から1.70にかけては、2009年以来上値を
押さえ込んできた水準でもあり突破できるか注目される。
来週は英消費者物価や英雇用統計、英中銀議事録など重要指標が相次ぐ。
今週の英中銀インフレ報告を受け、早期利上げ期待が再び高まっているが、指標が
その 期待を裏づけるようであれば、上値抵抗を突破して行く可能性も高まりそうだ。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=210376
2年債 0.311(0.000)
10年債 2.743(+0.011)
30年債 3.693(+0.011)
期待インフレ率 2.173(-0.019)
*期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、利回りは小幅に上昇。この日発表のなった米鉱工業生産が
予想外の減少となったが、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことで
ひとまず安心感に繋がった。
10年債は一時2.75%付近まで上昇。
2-10年債の利回り格差は+243(前日+242)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=210387
3.NY株式市場 結果(2/14)
NY株式14日
ダウ平均 16154.39(+126.80 +0.79%)
S&P500 1838.63( +8.80 +0.48%)
ナスダック 4244.03 ( +3.36 +0.08%)
CME日経平均 14460 (大証比:+130 +0.90%)
今日のNY株式市場、ダウ平均は続伸。この日発表になった米鉱工業生産が
寒波の影響で予想外の減少となったことで売りが先行で始まったものの、
ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回り安心感も出ていた。
ダウ平均はプラスに転じてからは一本調子の上げとなり、16000ドル台を固める
動きが出始めている。FRBのQE縮小姿勢も緩むのではとの期待感も一部で
出ているようだ。
ダウ採用銘柄ではユナイテッド・ヘルス、エクソンモービルが上昇。
一方、ベライゾン、AT&Tといった通信株が軟調。
電子計測機器のアジレントが商いを伴って下落。前日発表の決算で業績見通しが
予想を下回ったことが嫌気されている。アナリストの投資判断引き上げも相次いだ。
粘土採掘のアムコルが上昇。原材料メーカーのミネラルズが同社に対して13.8億
ドルの買収案を提示したことが思惑を呼んでいる。アムコルは仏イメリスからの
買収案も受けており、条件が良い提案となっている。
不動産情報サービスのトルーリアが大幅安。マーケッティング費用がかさみ決算が
予想を下回った。年内にはモバイルでもサービスも開始すると述べた。
ナスダックも続伸。主力株には軟調な銘柄もあったが、前日に大型M&Aを発表
したコムキャストが反発したことや、シスコも買い戻されており指数をサポート
している。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=210383
4.NY市場、原油先物3月限/金先物4月限 各結果(2/14)
NY原油先物3月限(WTI)
1バレル=100.30(-0.05 -0.05%)
きょうのNY原油先物相場は横ばい。この日発表のなった米鉱工業生産が予想外の
減少となったこともあり、序盤は売りが優勢となったものの、後半になって買い
戻されている。株価が堅調に推移したことや、ミシガン大消費者信頼感指数が、
予想を上回ったことが安心感に繋がった。
3月限は99ドル台半ばまで下落後、100ドル台に再び戻す下に往って来いの動き。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=210378
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1318.60(+18.50 +1.42%)
きょうのNY金先物相場は8日続伸。この日発表になった米鉱工業生産が予想外の
減少となるなど、寒波による米経済への影響を懸念する雰囲気が広がっており、
安全資産である金への資金流入が続いている。
4月限は1321ドルまで一時上昇し、200日線の水準を上回ってきている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=210379
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