今日、岩田 日本経済研究センター理事長(元日銀副総裁)は、日本記者
クラブで講演し、安倍晋三首相が日銀に導入を求めている2%の物価上昇率
目標の達成には、円高是正が不可欠と語りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130116-00000129-reut-bus_all
その上で、1ドル=90円台半ばまでは、均衡レートに回帰する過程にある
との認識を示した。岩田氏は、4月に任期を迎える日銀の白川方明総裁の
後任候補の1人とみられています。
岩田氏は、デフレ脱却には、円高の是正と民間活力の発揮に加え、短期的には
需給ギャップ縮小のための一定の財政出動が必要と指摘。特に「過度な円高が
続けばデフレになる。逆に言えばそれを直すには、過度な円高を是正すべき」
とし、2%の物価上昇率目標の達成は「円高の是正がなければ不可能」と語り
ました。
こういう議論が、この2、3年に日銀内で話されなかった事自体、おかしな
組織であったと言わざるを得ません。
後任人事は、大幅な金融緩和論者に是非、なってもらいたいと思う。
さて、日経平均は、大幅な反落278円安の10600円の大引けとなりました。
為替市場で、ドル/円で87円台、ユーロ/円で116円台に突入。円安一服が
売りを大きく誘った格好です。
今日の下げで、日経平均は25日線上にあるものの、ボリンジャーバンド+1σ
の下げと、大幅調整となりました。
明日巻き返しなるか、為替の動きに注目です。
注目のNY市場、げらくからのスタートで、どこまで戻すか。
明日の日経平均、下ヒゲをつけてのプラス引けとなるか、注目しています。