「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

自己投資で報われる社会が、経済活性化を生む!?

2011-07-16 20:43:26 | 政治に物申す

              
土曜の晩、資産運用や人生設計についての著書で知られる作家、橘玲氏が興味ある
記事を載せていたので、アップしながらコメントしたいと思う。

橘氏は、経済的側面から見て、人生のポートフォリオは、自ら働いてお金を稼ぐ
「人的資本」と不動産や預貯金などの「金融資本」で構成されていると話してます。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_japan_economy__20110716

大卒の日本人は、その大半がサラリーマンとして会社や官公庁に就職。終身雇用の
下、定年まで勤務します。しかし、これも投資の観点でいえば、自分が持っている
「人的資本」を会社というひとつの銘柄に集中投資していることにほかなりません。

その企業が倒産したり、今回(3.11大震災)のように会社や工場ごと津波に流さ
れてしまえば、たちまち人的資本はゼロになってしまいます。

大卒で大手企業に入社し、定年まで勤めたときの総収入は約3億円といわれてます。
(企業年金や社宅なども加えると5億円との試算もある)。ただ、このケースは、
恵まれた一部の人と見ることができるかもしれません。

サラリーマンなら誰でも身に染みて知っているように、40代を過ぎて中間管理職に
でもなれば、転職の可能性はほとんどなくなってしまう。倒産やリストラで職を失う
と、後は非正規の職場で働くか、そこでも雇ってもらえなければコンビニのレジ打ち
か道路工事の交通整理くらいしか残っていない。

このように、多くの日本人は人的資本をひとつの会社に投資し、それと同時に金融
資本を住宅ローンでレバレッジまでかけて、マイホームという不動産に投資しました。

リスクを嫌うといわれる日本人が、実は非常にハイリスクな人生のポートフォリオを
組んでいるのです。

もちろん、リスクが高い反面、うまくいったときのリターンも大きい。高度経済成長
期に、日本人が急速に豊かになれたのは、このポートフォリオから効率的に富が生み
出されたからです。大企業に就職すれば倒産の心配はなく、住宅価格も右肩上がりで
上昇していました。

しかし、バブルが崩壊し日本経済が低成長時代に入った事で経済環境は大きく変わり、
価値観や生活様式を大きく見直す時期が来ていました。

震災によって、リーマンショックと同様に、エコノミックショックを突きつけられ、
今こそ、リスク分散をしっかりやらなければなりません。

トリプルボトムライン(経済面、環境面、社会面)を高め、持続可能な発展のために、
自己投資による報われる社会が示現すれば、人は希望を持って生きていけます。

そんな自己投資の努力が報われる社会、経済活性化につながる社会の実現に向けて
政府の舵取り(施策)は、もう待ったなしの状況。この危機を打破できる政治家の
出現があれば、と思います。

では、また。

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