秋分の日を境に、本来の気候の秋モードとなりました。残暑が厳しかったせいか、
今日も かなり涼しく感じられ、体調管理に気をつけたいところ。
さて、土曜の晩、夕刊フジに 「高額を出し、命名権を取得した企業」 が取り上げ
られていたので、ソース元の帝国データバンクHPも参照し、アップしておきます。
帝国データバンクによると、2002年から10年6月末までに公共施設の命名権を
取得した企業は累計99社。
命名権(ネーミングライツ)取得企業99社が取得した、命名権(ネーミングライツ)
の平均取得年額は約2754万円となっています。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p100903.html
高額を出し命名権を取得し、公共施設の名称に社名を付ける企業が増えている
様です。高額料金を払った企業の上位10社は、下表の通り。
命名権(ネーミングライツ)高額料金支払い企業 上位10社
年 額 社 名 新 名 称 旧 名 称 時 期
①4.7億円 日産 日産スタジアム 横浜国際総合 05年
競技場
②3.0億円 マツダ MAZDA Zoom-Zoom 08年
スタジアム広島 新広島市民球場
③2.4億円 味の素 味の素スタジアム 東京スタジアム 02年
④1.2億円 日本碍子 日本ガイシ 07年
スポーツプラザ 総合体育館
⑤1.2億円 東北電力 東北電力ビッグ 07年
スワンスタジアム 新潟スタジアム
⑥1.0億円 フクダ フクダ電子 05年
電子 アリーナ 蘇我球技場
⑦1.0億円 ソフト Yahoo! グリーン 03年
バンク BBスタジアム スタジアム神戸
⑧ 9千万円 アウト アウトソーシング 清水日本平運動 09年
ソーシング スタジアム日本平 公園球技場
⑨ 8千万円 日本発条 ニッパツ三ツ沢 三ツ沢公園 07年
球技場 球技場
⑩ 7千万円 ネクスト ホームズ 御崎公園 07年
スタジアム神戸 球技場
命名権の料金(年額)のトップは、Jリーグの横浜・Fマリノスのホームグラウンドで、
有名アーティストのコンサート会場としても知られる「日産スタジアム」(横浜国際
総合競技場)に4億7000万円を払った日産。
コストカッターとして知られるカルロス・ゴーン社長 率いる日産自動車(日産スタジ
アム)がトップなのが驚きですが、ゴーン氏はサッカー好きで知られているそうです。
2位は、プロ野球・広島カープのホームグラウンド「MAZDA Zoom-Zoom
スタジアム広島」(新広島市民球場)にマツダが3億円。
3位は、Jリーグ・FC東京のホームグラウンド「味の素スタジアム」(東京スタジアム、
東京)で、2億4000万円の順となっています。
ちなみに、命名権を取得した99社のうち、58社がスポーツ施設。高額料金の上位
10社のすべてがスポーツ施設で、9件がプロスポーツの本拠地となっています。
企業のPR手段として定着しつつある命名権ですが、命名権に高額支払いできる
企業が、業績の急回復や経済的にゆとりと捉えれば、これらの企業を投資対象と
して、検討するのも、良いかもしれません。