yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

密命・潰し合い中仙道 切羽

2010-12-31 22:29:35 | 時代小説
今年最後に読み終えたのは、佐伯泰英さんの密命シリーズ第24弾「切羽」です。

上覧剣術大試合が10日後に迫った頃、清之助は家族の誰にも知らせずに菊屋敷で一淡々と鍛錬に励んでいた。

一方父・惣三郎は弟子の神保桂次郎と江戸に向かって急いでいる。

まだまだ江戸で父と息子の対面とは行きません・・・実現するのはどんな時だか心配になりますが。
ただ、清之助はついに母と妹たち、そして葉月や昇平と久しぶりの、本当に久しぶりの対面です。

なかなか話が進まなくってイライラしてしまいます。
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朝顔はまだ咲かない

2010-12-30 22:53:20 | ミステリー
柴田よしきさんの「朝顔はまだ咲かない」を読み終えました。

サブタイトルは「小夏と秋の絵日記」とあります。

高校時代のいじめが原因で「ひきこもり」になった千夏・・・『なっちゃん』とひきこもりになった千夏をその頃から訪ねて来るようになった秋の絵日記のようなちょっと不思議でちょっと切なくてけっこう可愛いお話が詰まっています。

母親と二人で暮らすマンションの部屋から外に出られないなっちゃんが、親友の秋ちゃんやその恋人の俊雄ちゃんや思わぬ事件で知り合った双子の兄弟・・・特に巽くん・・・に見守られて(?)ひきこもりから復活する過程を心優しい筆跡で楽しませてもらえます。

あっ、ちゃんとミステリーの連作です。
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もし高校野球の女子マネージャーが・・・

2010-12-26 00:20:07 | その他
岩崎夏海さんの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(フーー、長っ)を読み終えました。

すっごい売れた本なんですが・・・なんで?

小説としては、面白いとは言えないですよねぇ。

ドッラーカーの「マネジメント」の解説書と言うか、入門書としたらすごく判り易くて読みやすい本だとは思いますが。

「組織」「管理」とかに興味ある方には面白いかも・・・
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セカンドウィンド3

2010-12-23 21:41:36 | その他
川西蘭さんの「セカンドウィンド3」を読み終えました。

図書館で借りられると判ると、文庫が出るまで待つつもりだったのに、、、だったのに、、、我慢できなくて、借りてしまいました。

高校3年生になった溝口洋がキャプテンとして何に悩み、何を感じ、どう成長するのか?

茜と多恵、そして世界を目指す岳。

洋はどこを目指し、何を求めるのか?

新しく赴任してきた新コーチの奥寺。彼の指導を見ながら、「コーチで全然違ってくる選手たち」を考えてしまいました。

個々が持ってる才能も能力も、それを引き出してくれる人がいなければ、引き出し方が判らなければ・・・一生開花することは・・・ない!

指導者の大切さをヒシヒシと感じながら読みました。

お気に入りのキャラは、後藤くん。超出来るマネジャーですが、いい味だしてるでしょ?

岳はヨーロッパに行くらしいけど、洋は?

さてさて、続きも早く読みたいものです。
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ぎぶそん

2010-12-22 22:43:48 | その他
伊藤たかみさんの「ぎぶそん」を読了。

中学2年、ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼス」に心酔したガクは仲間を集めて・・・マロ、かける、リリイ・・・バンドを始める。

中学生の男の子が・・・バンド組むような男の子が、何を考えてるのか、何を見てるのか、そしてどこに行くのか。

あの頃、私は何を、何を考えていたんだろう?なんて考えながら読みました。

可愛い成長の記録かも。
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拮抗

2010-12-22 22:42:36 | ミステリー
ディック・フランシスの「拮抗」を昨日読み終えました。

亡き祖父から受け継いで競馬専門のブックメーカー業を営むネッド・タルボット。

ある日突然、死んだと聞かされていた父親が目の前に現れ、信じられないと揺れているネッドの目の前で襲われナイフで刺されて死んでしまう。

その後からネッドの周りで不穏な動きが・・・

まず最初に思ったのが、「ネッドって痛めつけられてないじゃん」ってこと。

そしてブックメーカーってイギリスではかなり仕事としては下に見られてるんだなぁってこと。

「競馬シリーズ」で主人公を助ける女性って『出来る女』ってケースが多いのですが、今回は仕事の相棒のルカかしら?ちょっと違うような気もするけど。

妻が精神を病んでる・・・躁うつ病って、、、主人公の奥方は病持ちで重荷になってるケースは・・・首から下が動かない奥さんっていうのがあったなぁ・・・主人公は新聞記者だったかなぁ?

文庫化が待てなくて図書館で借りて読んだのですが、新作・・・出るのかなぁ?

ホント、そればっかりが気がかりです。

面白かったかって? モチロン!「競馬シリーズ」であることだけで幸せなのよ。
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チーム

2010-12-19 21:48:43 | その他
堂場瞬一さんの「チーム」を読了。

「風が強く吹いている」に続く箱根駅伝小説です。

箱根駅伝出場を逃した大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学生選抜」の話です。

いろんな気持ちの葛藤がリアルに描かれていて・・・ドキドキハラハラ。

一番お得なキャラは、超自己中な山城の変化が、想像していたけど・・・心打たれてしまった。

3区を走る1年生の朝倉、5区を任された補欠だった門脇、9区を走る天才ランナー・山城、最後の10区を走る、チームのキャプテンで膝の故障を持つ浦、それぞれの心の葛藤を描いて一緒に走らせてもらえます。

面白かったです。

蛇足と言うか本とは関係ないのですが・・・

こちらにも『カケル』が登場します。もちろん、『走』ではなくて『翔』ですが。
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晩鐘

2010-12-17 22:26:25 | 時代小説
宇江佐真理さんの「晩鐘」を読み終えました。

10年前に出版された「泣きの銀次」の続編になります。

2度の火事で焼きだされて今は小間物問屋「坂本屋」の主として、また1男3女の親として頑張っている銀次。
10年前に十手と鑑札は返したままである。

そんな時かどわかされ暴力を振るわれていたお菊と言う娘を助けたことから・・・「泣きの銀次」が帰ってくる。

やっぱ、宇江佐さんですよ

好きだなぁ、この読み心地

続編が発売されるまでに10年もかかったのに・・・第3弾は、もう出てるんですって
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桜さがし

2010-12-16 23:38:36 | ミステリー
柴田よしきさんの「桜さがし」を読み終えました。

中学時代から10年来の友人である、歌義、陽介、綾、まり恵の4人は、現在は作家として京都の郊外(orど田舎)に暮らす恩師・浅間寺と未だに交流がある。

事件やふとした不思議、出会いと別れ、つらい恋、芽生える恋

古都・京都を舞台に中学からの仲間が恩師を交えていろんな経験をして成長していく姿を、周りに起こった出来事を通して成長する姿を描いていき・・・尚且つミステリーなのです。
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ヴァン・ショーをあなたに

2010-12-15 22:32:02 | ミステリー
近藤史恵さんの「ヴァン・ショーをあなたに」を読み終わりました。

図書館で借りた本です。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。
料理人は、シェフの三舟さんと志村さ。そしてソムリエの金子さんとギャルソンの僕。

気取らない料理で客の舌と心をつかむ変わり者のシェフは、客たちの持ち込む不可解な謎を鮮やかに解く名探偵。

とにかく出てくる料理の美味しそうなことと言ったら・・・ため息が出ます。

そして三舟シェフの鮮やかな謎解きに酔いしれながらも、心温かかったり哀しかったり。

『ヴァン・ショー』ってなにか、初めて知りました。
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