yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

もういちど走り出そう

2011-02-28 22:19:18 | その他
川島誠さんの「もういちど走り出そう」を読了。

主人公はそろそろ30歳を目前にした歯科医。

仕事は順調で、美人の妻と可愛い娘・・・家庭にも恵まれていて・・・

高校時代に走っていた400mハードルに思いを馳せながら、再び走り始めた。

ちょうどその頃、妻が書いた小説が新人賞を取り、、、

主人公が歯科医と知った時に・・・嫌な予感がしたのよね。

読んでいて歯科医療、、、治療や経営について書いてあるのを読むのはすごく苦痛でした。

ただ興味があったのは、物書きの方の家族の方の感情ってどんなんかなぁって。

もっとスポーツっぽい話だと思ってたのですが、残念。
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水底の森

2011-02-24 22:34:19 | ミステリー
柴田よしきさんの「水底の森」上下巻を読了しました。

下町のアパートの一室で、顔を潰された身元不明の死体が発見され、その部屋に住んでいた若い夫婦は行方不明に。
現場にはエンドレスにシャンソンが流され続けていた。

そして第2の殺人が。若夫婦の夫と思われる男の死体が見つかる。

所轄刑事の遠野は行方をくらました女・風子を追い始める。

事件の捜査の進行と遠野の心模様と、犯人と思われた風子の回想とが交互に時空を超えて語られていくので、時に「これは現在かな?」って戸惑うことも。

話は現在と過去を行ったり来たりだけでなく、東京、金沢、京都、乗鞍と場所もあちこちと飛ぶので大変でした。

話がどこに落ち着くのかが予想もつかず、面白いはずなのですが、風子と遠野が落ちていくのが見えているので、読み進むのがつらく、重かったですね。
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最終退行

2011-02-22 20:56:23 | ミステリー
池井戸潤さんの「最終退行」を読了。

東京第一銀行羽田支店の副支店長・蓮沼は支店長との確執を気にしながらも忙しい日々に追われていた。

バブルの頃に不良貸付のもとをつくった久遠は今では会長職となり、相も変わらずその権力を誇っていた。

東京第一銀行を中心にして、久遠会長とトレジャーハンターを謳う東京海洋開発が互いに詐欺を仕掛ける。

昇進と保身しかない銀行と言う組織の中で、人として生きたいという切実な思いに突き動かされた蓮沼は命を懸けて巨大組織に立ち向かっていく。

前半は蓮沼があまりに疎外されて読んでいてもストレスが溜まりますが、終盤は孤軍奮闘する蓮沼にも協力者が出来て・・・ほっ。

しかし、私に子供が居たとして銀行員にはしたくないなぁと思いました。

そしてこの本を読んだ銀行員の家族の方はどんな感想を持たれるんでしょうねぇ。
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ウエザ・リポート 笑顔千両

2011-02-22 20:44:15 | その他
宇江佐真理さんのエッセイ、「笑顔千両」を2日前に読み終えました。

2,3年に1冊くらいしか読むことのなくなったエッセイです。

大工さんのご主人がいらして、二人のお子さん(男の子)のお母様でもいらっしゃる宇江佐さんが、日々主婦として母としてそして作家として感じていらっしゃることを楽しく書き綴っていらっしゃいます。

キッチンのテーブルで原稿を書いていらっしゃる宇江佐さんの話を聞くにつけ、同じ主婦でいらっしゃるあさのあつこさんや小川洋子さんもこんな忙しい日々の中で執筆に励んでいらっしゃるのかなぁと。

主婦感覚いっぱいの1冊で、含み笑いしたり苦笑いしたり、わが意を得たりと頷いたりと楽しく拝見しました。
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彼女たちとのユートピア

2011-02-19 23:39:22 | その他
川西蘭さんの「彼女たちのユートピア」を読了。

作家さんの名前で借りたのですが、一応の恋愛小説・・・似合わないなぁ・・・ってのが感想です。


登場人物、皆さん気に入らない。感情が上っ面。
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ヒートアイランドⅣ ボーダー

2011-02-18 22:24:00 | ミステリー
垣根涼介さんのヒートアイランドシリーズの第4弾「ボーダー」を読み終えました。

今回はカオルを中心に物語が走り出します。

「雅」を解散して2年、カオルは東大の学生だった。
そして同級生の中西慎一郎から聞いた渋谷での「ファイトパーティ」を覗いたことで話が一気にスピードアップ!

カオル、アキ、桃井、柿沢・・・はもうどういうキャラクターなのかは把握できてるのですが、中西慎一郎は??

ベトナム、、、父親、、、う~~ん何で読んだっけ?と思いながら読み続けていたのですが、終盤にばっちり本人が説明してくれて納得。しっかり思い出しました。
「午前三時のルースター」に登場したあの男の子なんだ!

アキとカオルがやっと再会して(いつ再会するのかとすごく楽しみにしてたのです)嬉しかったのですが、この先続編は?と読み終わって心配になってきました。

昔の「雅」のメンバーが、アキのことを『非課税の金持ち』には大うけです。
穏やかな学生のカオルより感情の揺れるカオルの方が断然いいし・・・
本当に次回作が楽しみなんですが、これからのアキ、カオル、桃井、柿沢、そして中西がすごく気になります。
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あねチャリ

2011-02-16 23:44:17 | その他
川西蘭さんの「あねチャリ」を読了。

バレーボールの有望な選手であった早坂凛は手首を骨折して二度とバレーの選手としてはやっていけなくなり、高校に行かないで引きこもっていたが、ダイエットと立ち直りの為に自転車に乗り始めた。

同じ作家で書かれた「セカンドウィンド」に比べると、面白さは・・・
ワンランク落ちますが、まぁ楽しく読めました。

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若様組まいる

2011-02-15 22:30:01 | 時代小説
畠中恵さんの単行本「若様組まいる」を読み終えました。

県立図書館で予約していた本です。

図書館が月末までの2週間閉館で、貸出期間が通常2週間のところが、今回は4週間に延期。
これ幸いにと8冊も借りてきちゃいました。
他には、 柴田よしき  ・・・  観覧車
     池井戸潤   ・・・  最終退行
     川端裕人   ・・・  銀河のワールドカップ
     川西蘭    ・・・  あねチャリ、彼女たちとのユートピア
     垣根諒介   ・・・  ボーダー
     川島誠    ・・・  もういちど走り出そう


さてさて、本書の感想ですが、今までの畠中さんの本とはちょっと趣が違っていました。

時代は明治の新政府が動き出して20年。
時が時なれば『若様』と呼ばれていたはずの若者たちが、禄もなくなった屋敷に多くの縁者を抱えてのこの先の暮らしに目を向け、巡査になろうと試験を受けて巡査教習所に2か月入所する。

そして2か月後に無事に卒業、、、どころか、拳銃の弾薬横流し事件までも解決して卒業するまでのお話である。

まだまだ世情が落ち着いていない時代なので、旧幕臣とか官軍側とか薩摩、平民、などの違いでのもめごとやらが頻繁に起こる事情に「なるほど」と変なところに納得しながら読みました。
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三匹のおっさん

2011-02-13 21:38:39 | その他
有川浩さんの「三匹のおっさん」を読了。

図書館に予約していたのですが、ナント、歩いて1分のところにある公民館の図書にあって、貸出OKだったのでさっそく借りてきて読んでしまいました。

定年退職した清田清一、その幼馴染の立花重雄と有村則夫が「三匹のおっさん」

そしてこの三人に色を添えるのがキヨちゃんの孫の清田祐希です。

退職して週に2,3回の嘱託になり、まだ剣道の道場もも閉めてしまい暇になった清田は重雄に勧められて有村と三人で「私設ボランティア」を始めることになる。

清一は剣道、重雄は柔道が得意で「武闘派」で機械に強い有村は「頭脳派」で「私設自警団」を家族に内緒で始めた。

60歳って今の時代、自分たちを考えてみても、まだまだ元気で・・・って感じてるし、清一さんと同じくまだまだ元気に働けると思ってるけど。
息子の嫁から貰った赤いちゃんちゃんこにむっとするのも判る。

でも、祐希が清一の服装のセンスをこきおろすところなんかは、『痛いとこ突いてるなぁ』って思うし。
是非、祐希クンのお勧めのファッションを試してみなくっちゃぁ。(メモメモ)

一昔、いえふた昔のご近所さんや町の人とのお付き合いを思い出しました。

祐希くんと早苗ちゃんとの恋を可愛くって、楽しい1冊でした。
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魔物

2011-02-11 22:03:51 | ミステリー
大沢在昌さんの「魔物」上下巻を読み終えました。

北海道の麻薬取締官・大塚に地元やくざの麻薬取引の情報が入り、現場を押さえ証拠のブツも欧州したが、ロシヤ人の運び屋は銃撃による重傷をものともせず警官数名を素手で殺害し・・・消えた。

大沢さんのハードボイルドな小説ですが、さすが!と言うほどにはハードボイルドではないけどね。

上巻は北海道編で、下巻は東京編と言う感じでしょうか。
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