yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

読書時間

2009-02-27 22:01:12 | 全般
私の読書時間・・・
お友達に『いったいいつそんなに本を読む時間があるの?』と聞かれたことがあります。
確かに、仕事して、家事し、てネットして、夜はプールに・・・何処に読書の時間がはさがるんでしょう?

今はお昼休憩の時に母のところにバスで通ってるので、バスに乗ってる時間と、バスを待ってる時間はほぼ本を読んでます。
バス停で本を読んでる人を見かけたら、それは私です・・・というくらいです。
以前は仕事が暇な時間は本を読んでましたが、今は「数独」しちゃってます。

なので、読むペースはかなり落ちてますね。
なかなか面白い本にも出会わないしね。
そのうち数独にも飽きると思うのですが、それより数独より読まなくっちゃぁと思うほど面白い本に出会いたいなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無茶の勘兵衛日月録6 陰謀の径

2009-02-25 22:57:31 | 時代小説
浅黄斑さんの「勘兵衛」シリーズの第6弾。

勘兵衛の成長記ではあるけれど、、、、まぁ軽くて読みやすいです。

文中で紹介される歴史のこまごまとしたお話それなりに貴重ですが。

時代小説を読んでいて思うのは、今との年齢の差ですね。

当時15歳といえば元服して、、、まぁ大人の扱いですが、現在の15歳どころか20歳だってなかなか大人扱いとはいきにくい。
まぁ50歳には隠居するのが普通の当時としたら、早々に大人にならないといけない事情もあったのでしょうが、今はいつまでも幼いままの『オトナ』が多いのが怖い気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

制服捜査

2009-02-22 16:01:01 | ミステリー
佐々木譲さんの「制服捜査」、昨日読み終えました。

札幌の刑事だった川久保は道警の不祥事の影響による大異動で、地方の駐在所に単身赴任してきた。
その狭い町で起こる事件を追うにつけ、古い因習やよそ者としての疎外感などに立ち向かいその町の駐在としての役目をまっとうしようと奮闘する川久保を、5つの事件を通して描いていく。
そして最初から川久保の心に引っかかっていた13年前の少女の失踪事件が4つの事件の間にも伏線として織り込まれていて、最後にこの事件のすべてが明らかにされていく・・・この緊張感とスピード感・・・うまい!!

佐々木さんの「笑う警官」「警察庁から来た男」よりもこちらのほうが地に足が付いたお話だけに、身につまされる話やら揉め事やらが書かれていて面白かったです。

子供のころ・・・私は田舎育ちなので・・・駐在さんってすごく身近な存在でした。独身の方は我が家で夕食したり、お風呂に入りに来たり。
その方たちにもいろんな悩みや苦労があったのだと、今更ながら気づきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口入屋用心棒 待伏せの渓

2009-02-20 21:30:20 | 時代小説
鈴木英治さんの「口入屋用心棒」シリーズ第12弾です。

魔の手が郷里沼里の藩主に迫ってることを知った湯瀬直之進は1人で沼里を目指す。
そして倉田佐之助も直之進と同じ敵と戦うために、一足遅れで沼里に向けて旅立つ。

この作品の特徴は、各章ごとにメインになる登場人物の心の言葉で話が進んでいく形で、ちょっと変わってるんですね。
登場人物も変わってるし・・・直之進に惚れてしまった定廻り同心や殺人請負人や・・・
結構突っ込みどころ満載で、それを楽しみに読んでる感じもありますね。

それにしても、いい男の夫・直之進より自分の想い人を殺した左之助を好きになる千勢って???
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酔いどれ小藤次留書 偽小藤次

2009-02-17 22:06:54 | 時代小説
佐伯泰英さんの「酔いどれシリーズ」の11作目です。

今回は小藤次の名を騙る男が出現。

そして憧れの君、おりょうとの逢瀬も描かれて・・・

小気味のいい1冊です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

警視庁特殊犯捜査係[SAT]  ジウⅡ

2009-02-14 21:54:33 | ミステリー
今日、耳鼻科に行って・・・待ち時間が長くって結果読んでしまいました。
誉田哲也さんの「ジウ Ⅱ」を読了です。

今回はジウの姿がかなり見えてきました。

書き出しに有った『私』が何処にはまるピースなのか判らなくって、ちょいとイライラしましたが、半分くらい読んだところで、何となく想像ついて。

そしてちょっとイラッとしたのが門倉が伊崎に自分を助けるために、いや人質を助けるために犯人をあそこまで痛めつけてもいいものだろうか?と問いただした時。
結果として自分が命を助けてもらったのに・・・言うかなぁ?
門倉と伊崎の対立を際立たせたいための設定かなとも思ったけど・・・。

伊崎が洗脳・・・元々隠されていた素がむき出しになっただけなのかも知れないけど・・・されたのか?
まだまだ先が見えてこないので、「Ⅲ」は近々出るのでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まほろ駅前多田便利軒

2009-02-13 21:14:24 | その他
三浦しをんさんの直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」読了。

東京のはずれに位置するまほろ市の駅前で便利屋を営む多田のもとに高校時代の同級生・行天が転がり込んでくる。

三浦しをんさんの本は初めてです。お友達が三浦さんの箱根駅伝を題材にした本が・・・題名を聞いたのですが忘れてしまって・・・すごく良かったと言っていたので、本屋さんでこの本を見つけた時、迷いながらも購入。

何が良かったのか、、、言葉にしにくいのですが心に響くお話でした。

行天というかなり普通から外れたキャラクターを多田の相棒に据えたことで、なんでもないことが思わぬ展開をして面白かったです。
本文中に結構真実をついた言葉がちりばめられていて、心に突き刺さりました。

現在は、誉田哲也さんの「ジウ Ⅱ」を読書中です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女刑事 音道貴子 風の墓碑銘(エビタフ)

2009-02-07 22:03:08 | ミステリー
乃南アサさんの「音道貴子シリーズ」の6作目です。

貸家だった古い家が取り壊されてその現場から埋められた白骨死体が発見された。
そしてその持ち主で認知症の老人が殺害される。
捜査本部が立ち上げられ音道の相棒に・・・あの滝沢が。

懐かしいというか、音道にとってはどうにも馴染めないという扱いにくいおじさんである「滝沢」が相棒として再登場です。
今までにもあちこちにちょっとずつ顔を出してたのですが、今回は主役級です。
以前に比べると女性蔑視みたいなところはかなり影を薄くしてきていいおじさんなんだけど、おじさんの悲しさで上手く言葉に出来ないもどかしさについつい笑ってしまいます。世のおじさんたちも女の子の扱いには苦労してるんでしょうね。
でも今回は音道も滝沢のことを心配したり、滝沢も音道に気を遣ったりとかなり二人の気持ちは歩み寄りが見られます。

音道のイメージが私の中では天海祐希と重なっていて、カッカッカと靴音をさせて颯爽と歩く姿は天海さんそのもののような気がします。

事件は思いも寄らない展開で解決していきますが、その犯人の言い訳に、ムチャ頭にきて気分が悪くなったほどです。
最近、自分の勝手しか考えない人が多くなって・・・困りものです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラスト・イニング

2009-02-03 23:01:41 | その他
あさのあつこさんの「ラスト・イニング」を読み終えたところです。
「バッテリー」の前後の出来事を書いたサイドストーリの4篇です。

『マウンドへと』 門脇秀吾のあの試合当日の想いを。
『天藍の空』   高校生になった瑞垣俊二の心の奥底を見つめる。
『空との約束』  青波の野球への思い。
『炎陽の彼方から』初めて原田巧の投球を見た永倉豪の心を描く。

すごく読み応えがあったのは『天藍(テイエンラン)の空』です。
横手二中の瑞垣の目を通して、あの「バッテリー」最後の再試合のあれからを語りそして一筋縄ではいかない瑞垣の心の中をさらけ出してみせる。
読んでいてあの瑞垣が愛しくさえ思えてくる。
ひたすら野球に向かっていた巧や豪、そして門脇や海音寺と違い、色んなものにもっと軽く立ち向かっていた瑞垣の心の奥底を情感豊かにそして色鮮やかに描いて見せてくれます。人間味たっぷりで・・・いや~~魅力あります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする