yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

バラ色の未来

2017-05-22 11:30:10 | ミステリー
真山仁さんの「バラ色の未来」を読み終えました。

首相官邸にプラスチックのコインを投げつけていたホームレスは、総理のIR指南役と呼ばれた元名物町長だった。誘致失敗の裏に何があったのか、新聞社の結城洋子は徹底的に追及しようとするが…。

いっとき話題になった「カジノ解禁」をメインに据えた政治色濃いお話で、現総理を彷彿とさせる悪役も登場でなかなか示唆に富んだお話です。

カジノ解禁が実現したらえらいことになりそうだという思いと、カジノは無くなっても困らないほどのお金を持った人たちが遊ぶところだという認識が必須ですね。
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銀の猫

2017-05-20 22:32:48 | 時代小説
朝井まかてさんの「銀の猫」を読み終えました。

年寄りの介護をする「介抱人」のお咲は、妾奉公を繰り返してきた母親のだらしなさに振り回され、悩む日々。そんな時、「介抱指南の書」を作りたいと、貸し本屋から協力をもとめられ…。

いろんな事を考えさせられ、思い出させてくれる本です。

お咲が介護したおぶん、白翁との関係がなんともお咲の人となりを表していて、二人の生き様に心打たれます。

母の介護を思ったり自分のこれからを思いやったりしながら読みました。

高齢者介護ってやはりいつの時代にもあったんですねぇ。
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希望荘

2017-05-12 22:24:04 | ミステリー
宮部みゆきさんの「希望荘」を読み終えました。

家族と仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に私立探偵事務所を開業した。ある日、亡き父が残した「人を殺した」という告白を調査してほしいとの依頼があり…。表題作ほか全4編を収録。

待ちに待っていた一冊です。
前作を読み終わったときに、『杉村三郎は探偵になるべきよ』と思った私ですので、次回作をすごく期待していあたのですが

さすが、宮部みゆきさん! 小さなことに目が届き言葉や気持ちに敏感で、そのうえ優しい杉村さんが戻ってきました。
4編の連作でどれも面白く読み応えがあり、なおかつちょっと怖いおはなしです。

この回から脇を固める常連さんたちが登場するのですが、皆さんとっても魅力的な人たちばかりですが、私の一押しは、相沢幹生くんですよ。
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最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ

2017-05-09 21:55:44 | ミステリー
椹野道流さんの「最後の晩ごはん」シリーズの7冊目になる「黒猫と揚げたてドーナツ」を今日読み終えました。

夏神、海里、ロイドのコンビが結構お気に入りで、結局は読んでしまいます。
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癒し屋キリコの約束

2017-05-09 21:46:39 | ミステリー
森沢明夫さんの「癒し屋キリコの約束」を8日に読み終えました。

純喫茶「昭和堂」の店主・霧子は美人だがちょっとぐうたらな不思議系。
でも、裏の「癒し屋」稼業では、奇想天外な手法で一発解消させる凄腕。
そんなる日、彼女に届いた殺人予告・・・

前半メリハリがなく退屈でした。
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沈黙法廷

2017-05-09 21:38:50 | ミステリー
佐々木錠さんの「沈黙法廷」を5月5日に読み終えました。

複数の不審死が発生。捜査線上に家事代行業の女性が浮上する。舞台は裁判員裁判の場へ。無罪を主張する被告は、証言台で突然口を閉ざし…。有罪に代えても守るべき何が彼女にあるのか?

久しぶりに佐々木さんの本です。

読み始めて・・・『あの話かなぁ』と世間で話題になった事件を連想しながら読んでしまいました。

事件そのものの話と、警察の縄張り意識の愚かさみたいなものの話と・・・少々焦点がぼやけた話になった気がします。
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さまよえる古道具屋の物語

2017-05-09 21:09:19 | ミステリー
柴田よしきさんの「さまよえる古道具屋の物語」を5月1日に読み終えました。

さかさまの絵本、底のないポケット、持てないバケツ。その古道具屋は、人生の岐路に立った時に現れ、買い主は品物に人生を支配されていく-。

使い道のない古道具をなぜか買わされてしまった人たちの物語が連作で繋がっていき、そして新たな風景が現れていく・・・

絵と文章がさかさまになっている絵本って、あればたのしそうだなぁと思いながら読んでいたのですが、途中は意味が分からなくなったり。
最後はこんな着地点だったのかと思わぬ展開の本でした。
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