yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

鬼役 十七 慟哭

2015-12-30 19:38:57 | 時代小説
坂岡真さんの「鬼役シリーズ」の最新作「慟哭」を読み終えました。

このシリーズで初めて涙しました。
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破天の剣

2015-12-28 22:46:56 | 時代小説
天野純希さんの「破天の剣」を読み終えました。

群雄割拠の戦国時代、九州薩摩の戦国大名・津島貴久の四男として生まれた家久は、「戦術に秀でている」と評されたが、兄弟の中で家久だけが母親が違いその出自のため深い焦燥感を抱えていた・・・

家久を含めた四兄弟の葛藤を描きながら、たびたびの戦いの戦術の妙など面白さがありましたが、後半の家久の心の中を知るにつれ、戦に勝つことでしか、父や兄に自分の存在を認めてもらうすべを知らなかった家久の幼さ、哀れさに心が締め付けられました。

合戦シーンも圧巻でしたが、4兄弟の葛藤も読みごたえがありました。
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図書室のキリギリス

2015-12-25 22:28:49 | その他
竹内真さんの「図書室のキリギリス」を読み終えました。

バツイチになったのを機に、資格を持たない『なんちゃって司書』として高校の図書室で働き始めた詩織。
慣れない仕事に戸惑うものの、生徒たちと本の橋渡しをしたり、謎めいた本の来歴を調べたりするうちに、
次第に学校司書の仕事にやりがいを覚えるようになる。

自分の道を歩き始める女性と、読書を通して世界を広げていく高校生たちの姿が爽やかな感動を呼ぶ、ハートフルブックストーリー。

・・・と文庫本の裏表紙に書いてあります。これを読んで、私は購入して読み終えたわけです。

読みながら思い出しました。私って高校1年の時図書委員だったんだって。
でも、図書委員として何をしてたのか?さっぱり思い出せません。何もしてなかったとか?

この本を読んで、こんな図書委員としての楽しみがあったなんて知らなくてすごく損した気分だし残念感がいっぱいです。

司書として目覚めていく彼女の成長もいいけど、本を読んだり、図書委員として本と触れ合う事で成長し自分の世界を広げたり見つめたりしていく高校生の姿が素晴らしいです。
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風待ちのひと

2015-12-24 22:55:01 | その他
伊吹有喜さんの「風待ちのひと」を昨日読み終えました。

『心の風邪』で休職中の男と、家族を失った傷を抱える女。
海辺の町で偶然出会った同い年の二人は、39歳の夏を共に過ごすことに・・・

人生の休息の季節と再生への道のりを鮮やかに描いた一冊。

全てに投げやりな男が、あけっぴろげで働き者の女に助けられながら覚醒していく恋物語です。

私は「岬の上の家」が素敵すぎて・・・と言っても文章の上でのことですが、売られてしまうのが残念で残念で。

買えないけど、買いたい、そんな魅力いっぱいのお家です。

お話は、元気貰ったり、切なかったり哀しかったら、イライラしたりしてホッとするエンディングです。

ただ終盤のガソリンスタンドをしてる男・勝利の言葉は女を馬鹿にしてるよ、怒れよ、喜美ちゃん!
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欠落

2015-12-22 21:49:21 | ミステリー
今野敏さんの「欠落」を読み終えました。

特殊班捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質になってしまう。
直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも、刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。
難航する二つの事件の捜査。幾つもの壁に抗いながら、宇田川は真相に挑む。

前作の「同期」をもう一度読み返さなくちゃぁ。
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スーツケースの半分は

2015-12-21 23:10:30 | ミステリー
近藤史恵さんの「スーツケースの半分は」を読み終えました。

30歳を目前にした真美が衝動買いした青いスーツケース。やがてそれは友人たちへとバトンされ、世界中を旅するうちに、“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになってゆく。

真美がフリーマーケットで一目ぼれして買ったブルーのスーツケース。真美の旅行へ、そして友人たちの旅行にも一緒に行ったスーツケースはフリーマーケットで売りに出した親子の元に帰っていく・・・

最後は最初の持ち主のお話へと戻っていく・・・

一つのスーツケースが紡ぐお話は、少し哀しく、少し切なく、そして温かいお話でした。
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Killers 上下巻

2015-12-20 21:13:09 | 翻訳もの
堂場瞬一さんの「Killers」の上下巻を読み終えました。

渋谷へ帰ろう。自分がいるべき街は、やはりあそこだ…。「君も殺人者なんだ。自分の欲望を正直に表に出す時がきたんだよ」 殺人者(Killers)、覚醒。50年、3世代にわたる「Killers」の物語。

殺人者の理論が、読んでいてどうにも勝手な理論で尚且つ我儘な理想で気分が悪いです。
その上、それに魅入られていく若者がいる・・・うすら寒い。
簡単に同類を見つけたり、洗脳したり、できないんじゃないかなぁと変に疑心暗鬼で読んでしまいました。
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キッズタクシー

2015-12-19 22:47:18 | ミステリー
吉永南央さんの「キッズタクシー」を昨日読み終えました。

タクシードライバーの千春には、正当防衛で人を死なせた過去があった。
ある日、千春のタクシーを予約していた小学生が失踪する。
その後少年の行方は判明したが、千春の過去に関連付けした噂が流れたため後味の悪さを残していた。
さらに不穏な出来事が相次ぐ・・・

千春と息子・修それぞれの恋愛問題や、失踪した壮太の母親の再婚話・・・男と女の関係がいろんな設定で描かれているのも、ちょっとミステリーっぽくなっていて面白いです。
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邪心 警視庁犯罪被害者支援課 2

2015-12-16 22:31:15 | ミステリー
堂場瞬一さんの「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズの2作目、「邪心」を読み終えました。

リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から支援課に持ち込まれた。
猥褻ぎりぎりの画像に、対処に迷った村野たちだったが、被害者支援のボランティアをする愛と綾子が暴漢に襲われ、
事件は加速していく。

村野と愛の関係がどうにも煩わしくて・・・すっきりしないシリーズです。
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殺人鬼の献立表

2015-12-15 20:32:39 | ミステリー

あさのあつこさんの「殺人鬼の献立表」を昨日読み終えました。これは「Team・HK]の続編になります。

ハウスキーパー・美菜子の周囲には執筆のヒントになる事件が絡んでいる。そう断定したベストセラー作家・那須河闘一は、強引に窓ふきスタッフとして、依頼に割り込んできたが…。

ボチボチでした。
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