竹内真さんの「図書室のキリギリス」を読み終えました。
バツイチになったのを機に、資格を持たない『なんちゃって司書』として高校の図書室で働き始めた詩織。
慣れない仕事に戸惑うものの、生徒たちと本の橋渡しをしたり、謎めいた本の来歴を調べたりするうちに、
次第に学校司書の仕事にやりがいを覚えるようになる。
自分の道を歩き始める女性と、読書を通して世界を広げていく高校生たちの姿が爽やかな感動を呼ぶ、ハートフルブックストーリー。
・・・と文庫本の裏表紙に書いてあります。これを読んで、私は購入して読み終えたわけです。
読みながら思い出しました。私って高校1年の時図書委員だったんだって。
でも、図書委員として何をしてたのか?さっぱり思い出せません。何もしてなかったとか?
この本を読んで、こんな図書委員としての楽しみがあったなんて知らなくてすごく損した気分だし残念感がいっぱいです。
司書として目覚めていく彼女の成長もいいけど、本を読んだり、図書委員として本と触れ合う事で成長し自分の世界を広げたり見つめたりしていく高校生の姿が素晴らしいです。