yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

寮生 -1971年、函館。-

2018-11-29 21:24:50 | ミステリー
今野敏さんの「寮生ー1971年、函館。-」を読了。

1971年春、函館にある憧れの私立高校に入った僕は、親元を離れ寮生活を始める。
街の景色、同級生、音楽、出会うものすべてが刺激的で、期待に胸を膨らませていたが、入学早々、「寮の恒例行事”入魂会”に関わったものは死ぬ」という噂を耳にした。
するとそのわずか二日後、寮の二年生が謎の転落死を遂げる。
事件の真相を探るため、僕たち一年生は探偵団を結成して・・・・

巻末の解説には今野さんの自伝的なお話でもあるそうで、登場人物には実在する方がモデルであったりするそうです。
ここで語られる私立高校とは、函館ラ・サール高校がモデルとのこと。

寮生活をしたことがない私には、特に男子校の寮生活は想像外のことで・・・こんなもんかなぁって感覚しかないですが。

「青春学園ミステリー」とありますが、そうかなぁ。
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本性

2018-11-29 10:42:43 | ミステリー
伊岡瞬さんの「本性」を3日前に読み終わりました。

男をたらしこんでは消えていく女<サトウミサキ>。別の焼死事件を追っていた刑事の元に15年前の名刺が届いたことから、過去を探り始めた刑事たちはミサキに迫っていくが…。クライム・サスペンス。

前半はどうにもパッとしない男女が登場して読んでいてこのお話がどこに行くのか・・・どうにも気味の悪さが付きまとっていて気分はイマイチだったのですが。

後半一気に謎解きに入っていくのですが、何となく尻切れトンボな感じの終わり方でした。

伊岡さんの今までの本とは少し方向性が違うような1冊でした。
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みかづき

2018-11-24 21:25:54 | その他
森絵都さんの「みかづき」をやっと読了。

昭和36年。小学校用務員の吾郎は、勉強を教えていた児童の母親・千明に誘われ、学習塾を立ち上げる。千明と結婚し、家族になった吾郎。塾も順調に成長するが、予期せぬ波瀾が2人を襲い…。

読み応えのある1冊です。
教育理念が根底にあってその上で塾というものの変遷を語りながら、親子3代にわたる教育への係わりをというかこだわりを描いた作品です。

実はこの本を最初に借りたのはほぼ一年前で、その時図書館で予約した本が4冊も手元にあって2週間で返却なのですが最後になったこの本が読み切らなくって、途中で返却。
続けて予約したら80番台の予約になって・・・

最初借りた時は一桁だったのに・・・それで再び手元に届いたのは一年後になったという次第です。
なので以前に読んでいた三分の一程度のお話もかなり売る覚えで、最初から読み直すことに。

前に読んでいたところまではかなりきつい読み心地だったので、今回借りるのも少し迷ったのですが、借りて良かった!

吾郎と千明の時代は息苦しいほどの塾の創生期でしたが、子供孫の頃のお話になると教育論と言うだけでなく彼らの生き様が読んでいて救われたような気分にさせられて・・・

最後はホッとして読み終えました。
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夏空白花

2018-11-22 21:08:21 | その他
須賀しのぶさんの「夏空白花」を読み終わりました。

ボールもない、球場もない。それでも、もう一度甲子園で野球がしたい-。敗戦で全てを失った日本人が、GHQに挑んだもう一つの“戦争”、「高校野球の再建」を賭けた戦いを描く。

ある意味でもう一つの戦後を描いた物語でもあり、アメリカのベースボールと日本の野球との違いとは何かなど結構面白く読みました。

ただ、前半が少々つまらなかったですが。主人公・神住の妻・美子さんの男前な発言はあっぱれでした。
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骸の鍵

2018-11-05 22:53:24 | ミステリー
麻見和史さんの「骸の鍵」を3日前に読み終えました。

女性の左腕が見つかったコインロッカーには、鍵と猟奇犯からの“ヒント”が残されていた。一方、遺体整復師の折口聡子は「ウツロ」を名乗る人物に監禁され…。

新しいシリーズになりそうな1冊ですが・・・麻見さんのほかのシリーズとよく似た展開です。

なので、わくわく感が少ないです。
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