yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

シティ・マラソンズ

2011-05-29 22:28:24 | その他
三浦しをんさん、あさのあつこさん、近藤史恵さん競作の「シティ・マラソンズ」を読み終わりました。

三浦しをんさんの「純白のライン」はニューヨークシティーマラソン」、

あさのあつこさんの「フィニッシュ・ゲートから」は東京マラソン、

近藤史恵さんの「金色の風」はパリマラソン、

を題材にした短編です。

其々に面白く読みました。

なのですが、一番気になってしまったのが「金色の風」の中に書かれていた、パリの下町のパン屋さんで焼かれたフランスパンの美味しそうなことだったのです。

本当にパリで食べるフランスパンってそれほど美味しいのかと。
むちゃくちゃ食べてみたくなってしまったの・・・

こんな感想でいいのかなぁ?
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星間商事株式会社社史編纂室

2011-05-29 15:19:47 | その他
三浦しをんさんの「星間商事株式会社社史編纂室」という長い題名の単行本を読み終えました。

元企画部のバリバリのOLだった川田幸代は現在「社史編纂室」というひまそ~~な部署に配属になっている。

此処には会ったことのない幽霊部長、もうすぐ定年になる本間課長、元秘書課だった矢田、元営業部のみっこちゃんとユニークな人材で創立50周年に間に合わなかった社史を作ってるわけですが・・・

ちょっと退屈かなぁと思って読んでると・・・あれ?ミステリーになってきてるのかなぁ?・・・あれ?恋愛小説なの?

と、まあ、なんでもあり~~いの1冊でした。
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図書館危機

2011-05-27 22:25:57 | その他
有川浩さんの図書館戦争シリーズの第3弾「図書館危機」を一気に読了です。

今回は「違反語」とされた言葉への矛盾と差別を書き込んであるのがメインでしょうか。
「床屋」という言葉がやり玉に挙がってるのですが、確かに昔から普通に使われていた言葉を「違反語」として決めつける無謀さと「床屋さん」に対する差別感をしっかりと体感した気分になり、今まであまり気に留めていなかった放送禁止用語とか、検閲にもっと気を配ってしっかりみんなで話し合ったり話題にしたりしないといけないんじゃないかと感じました。

特に困らないからとか面倒くさいからと易きに流されてしまってはダメだと自戒!

本は堅い話ではなくしっかりと楽しませてもらえます。

笠原と堂上の微笑ましいというか不器用というかの関係だけでなく、柴崎と手塚の関係の変化も読みごたえがありますし・・・

次回作も大いに期待です。

巻末の有川さんと先日亡くなられた児玉清さんとの対談もいいですよ。
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BT'63

2011-05-26 23:29:06 | ミステリー
池井戸潤さんの「BT’63」を読了。

写真で見ていただけたらわかると思うのですが、めちゃ分厚い1冊で読む前に気が萎えちゃいそうでした。

隣に一緒に並べて比べてるのは三浦しをんさんの1冊なのですが倍の厚さがあるでしょ?
自宅で読むにしても分厚すぎて読みにくいと言ったらありませんよ。

正気と曖昧な時間とを行きしていてやっと現実世界に戻ってきた大間木琢磨は亡くなった父親の遺された制服を身に着けて・・・30年も昔の父の時代を夢のように、いやもっとくっきりと眺めることに。

琢磨の生きる現在と、父親・大間木史郎が生きていた昭和38年の出来事を重ねながら、ある事件を明らかにしていく。

表題になっている「BT」ってなんだろう?って気になっていたのですが・・・
ボンネット・トラックのことでした。

いつも揉め事の中心にあるのがBT21号車。

じゃぁ、63ってなんだろうと考えましたよ。何故21じゃないんだろう?

1963年って昭和38年・・・ですよね。

最初はちょっと退屈だったんですが、後半は面白かったです。
今まで読んだ池井戸さんの本とはちょっと違ってたので最初戸惑ったのかも。
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特急便ガール!

2011-05-23 23:01:59 | その他
美奈川護さんの「特急便ガール」読了。

初めての方なのでどんなんかなぁって・・・

裏表紙のあらすじ読んで結構好きそうって買ったのですが、まぁまぁ面白かったです。

上司を殴ったことで一流商社を辞めた吉原陶子。

づ量が紹介してくれたバイク便運営会社に・・・入社する気は無かったのにいつの間にやら「ハンドキャリー便」担当に収まってしまった。

新しい職場の人間が変人揃いで面白いし、楽しい。

そして想いの深いものを手にして扉を開けた途端に一気に飛んでしまう特殊能力を発揮してしまう陶子さんの活躍は・・・笑いも温かさもあって・・・結構好きです。
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便り屋お葉日月抄 泣きぼくろ

2011-05-20 21:46:07 | 時代小説
今井絵美子さんの便り屋お葉シリーズの第2弾「泣きぼくろ」を読了。

昔って親が亡くなって子供が残されたり、子だくさんだったり・・・で、結構養子って言うのが普通だったんだなぁと思いながら読みました。

武家ではお家存続のための養子は当たり前だったでしょうが、市井の人達も意外に養子って多かったみたいですね。

この本には、いろんなものを失った後に幸せに巡り合うお話が多くて、哀し嬉しでした。
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かばん屋の相続

2011-05-16 22:02:40 | その他
池井戸潤さんの「かばん屋の相続」を昨日読み終えました。

銀行員が出会った話が6つ。

短編となって収められています。

銀行員と警察官だけではないのでしょうが、、、何しろその他の職業の本をほとんど読まないので・・・上昇志向の強すぎる上司ってぇのは困ったもんだねぇ。

どの短編も面白く読みました。
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夜のだれかの玩具箱

2011-05-12 23:00:25 | ミステリー
あさのあつこさんの「夜のだれかの玩具箱」を読了。

6つの短編が収録されています。

1作目と最後の6作目が同じ家族のお話ですが、それ以外は繋がりはありません。

どれもちょっと怖くて、ちょっと悲しくて・・・少し切ない。
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プシュケの涙

2011-05-12 22:52:14 | その他
柴村仁さんの「プシュケの涙」を読み終えました。

初めての作家さんなのですが、帯に『有川浩氏推薦!!』の文字につられて購入。

う~~んまあまあでしたかね。

夏休み、一人の少女が校舎の4階から飛び降りた。自殺だと言われる中、同じ美術部だった変人・由良が落ちていく彼女を目撃したという榎戸川に近づいていく・・・

ちょっと悲しいお話でした。
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潜行捜査 一対一00

2011-05-11 23:10:17 | ミステリー
安東能明さんの「潜行捜査 1対100」を読了。

捜査一課に配属されて13年目、デスク主任を任された幸本晃司が巡り合ったのが「若葉事件」だった。
この時の捜査で、上司たちの捜査方法に異を唱え、かつ検事の家に聞き込みと指紋採集に行ったことで、事件から外され、捜査一課庶務係預かりとなった。

そして5年後・・・杉並署生活安全課に籍を置いていた。
「若葉事件」は指紋と山ほどの物証がありながらいまだに犯人の影も形もつかめていなかった。
そんな時杉並署の管轄で若葉事件の時と同じ指紋が発見された。
幸本は一人で事件を追いかけ始めた。


なかなか面白かったです。事件解決とともに崩壊寸前に思われていた家庭にも温もりが感じられてくる。
いつもの警察小説とは逆ですね。
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