yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

あんの明日  お勝手のあん

2022-12-28 15:57:07 | 時代小説
柴田よしきさんの「お勝手のあん」の7作目「あんの明日」を先程読み終えました。

一人前の料理人として歩み始めたおやす。
彼女の前には見慣れぬ食材への挑戦、調理場での出会いなど新しい出来事が次々と起こっていく。
そして山路への想い。悩み迷いながら自分の生きていく道を探し求めていくおやす。

ひとりの女の子から「女の人」へと変化するおやすのこれからを温かく見守っていきたいですね。
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白い闇の獣

2022-12-28 15:47:41 | ミステリー
伊岡瞬さんの「白い闇の獣」を昨日読み終えました。

小6の少女・朋美が誘拐され殺された。捕まったのは少年3人。
だが、少年法に守られ、「獣」は再び野に放たれた。
4年後、犯人のうち二人が転落死する・・・朋美の父が復讐に動いたのか?
朋美の元担任と雑誌記者が真相を求めて調べ始める。

少年法ってこんなにもいい加減のものなの?と読みながら憤慨しました。
かなり極端に描写されてるのだと思いますが、司法に対してものすごく不信感が募りました。
もう少し救いがないと読み進むのがつらかったです。
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今月読んだ本

2022-12-21 10:19:47 | 全般
12月に読んだ本を挙げていきます。

〇 中山七理  「毒島刑事 最後の事件」  この事件を解決した後に作家に転身したのですね。

〇 三浦しをん 「愛なき世界」上下巻  文庫で買って読んだのですが・上巻の中ほどまで読んで気が付きました。『あれ?この場面、知ってる気がする』 安田講堂の前庭で芋ほりするシーンになって思い出しました。いや~このしーんげ思い出すんかいと自分に突っ込みを入れてしまいました。

〇 中山七理  「TAS  特別師弟捜査員」  学校で王女然としていた美少女が死んだ。
  刑事とその学校に通う弟が事件解決を目指して協力体制を・・・
  学園ミステリードラマです。

〇 町田そのこ 「コンビニ姉弟 テンダネス門司港こがね村店」  コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
私はすごく面白く読みました。町中にたくさんあるコンビニと高齢者社会をいかにマッチングさせるか・・・すごく目の付け所がいいなぁと感心してしまいました。次回作は図書館に予約しました。

〇 伊岡瞬  「朽ちゆく庭」 会社でトラブルを抱える父、上司と密会を続ける母。不登校の中学生・真佐也は近所の「訳アリ」少女と言葉を交わすようになり…。壊れゆく家庭を描く“危険”なサスペンス長編
  ほんの出来心だったり、このくらいならと軽く思っていたことが絡み合って子どもを追い詰めたりといろんなところに歪を生んでしまう・・・そんな日常の恐怖が怖い。

〇 佐々木譲  「裂けた明日」  内戦下の日本。追われる母娘に出会った元公務員の信也は、2人を安全圏まで送り届けようと決断。役所勤めの経験を生かし、意外なルートで軍事境界線を突破し…。
  ロシアとウクライナの戦いを知ってる今は他人事とは思えない怖さがありますが、読んでいても頭がついて行かなくて文字面を追いかけるだけになってしまいました。
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早めにアップ!

2022-12-01 09:22:38 | その他
今回は三冊読み終わったところでアップです。

〇  似鳥鶏さんの「育休刑事」  
    題名が面白いなぁと思って購入したのですが・・・意外にも知らないことが多くて勉強になりました。
何を知らなかったかというと、子育ての経験がない私は赤ちゃんを連れて外出がこんなにも荷物が多くて大変とは。一応いろいろ必要だろうとは想像してましたし少しはわかってるつもりでしたが・・・いやいや、ほんのちょっとしか理解していなかったと知りました。

〇  中山七理さんの「作家刑事 毒島」
    殺人事件解決のアドバイスを仰ごうという刑事・明日香を迎えたのは、流行作家の毒島。この男、前代未聞のトンデモ作家か、はたまた推理冴え渡る名刑事か? 出版業界激震必至の本格ミステリ。
上記のように解説分が載ってるのですが、以前読んだ「秋山善吉工務店」が面白かったので中山さんの本を探していて選んだのですが・・・「毒島」に「ぶすじま」ってルビがふってあるのにビックリ。
そして新人作家やら作家希望者がぼろくそに書かれていてまたもやビックリ。
食傷気味なのに次作も図書館で予約してしまいました。

〇  五十嵐貴久さんの「奇跡を蒔くひと」
    赤字を理由に潰れる寸前の市民病院。勤務医が続々と辞めていく中、院長に名乗り出た34歳の青年医師、速水隆太は「すべての患者を断らない」という方針の下、病院再建に奔走し…。
舞台は三重県。ノンフィクションではないけれど、実際にあったことを取材して書かれたお話。
読んでいてウルウルするお話や、そんなことするの?ってことや、それは難しいでしょってことをやり遂げてします。とにかく「患者さんのために」っていう太い芯が一本通っている男の人のお話です。
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