yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

木漏れ日に泳ぐ魚

2010-12-06 22:46:55 | ミステリー
恩田陸さんの「木漏れ日に泳ぐ魚」を読み終えました。

舞台はアパートの一室。

二人の男女が翌日にはそれぞれの道を歩く・・・

スーツケースをテーブル代わりにして夜を徹して語り合う。

いろんな謎が二人の会話から生まれ、別の姿を現していく・・・

なんか濃密な二人芝居を観てる様な感覚で読み進みました。

ミステリーなのかラブストーリーなのか、これも謎。

「愛がないところに嫉妬は生まれない」とか若いころの恋愛について、「私は私を好いてくれる彼が好きだったのであって、彼を好きだったからつきあっていたわけではなかったのだ」という考察にはえらく納得してしまいました。
コメント
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