yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

絶望の歌を唄え

2018-06-24 22:03:55 | ミステリー
堂場瞬一さんの「絶望の歌を唄え」を読み終わりました。

東南アジアで共に遭遇したテロで行方不明になった友。友を失った悲しみと死の恐怖から刑事を辞めた男。そんな折、平穏な日本でテロ爆発が起こった。刑事という過去と断絶した男が再び覚醒する-。ハードボイルド・サスペンス。

堂場さんの本でシリーズ物以外の本を久しぶりに読みました。

図書館で借りた本なので返却日が迫っていて急いで読んだせいでもないのでしょうが、サクサクと読めて結構面白く読めました。

居ても居なくていい存在みたいな主人公・真の姪が意外にも読み終わると意識に残ってるのが不思議です。
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それまでの明日

2018-06-19 21:48:24 | ミステリー
原尞さんの久々の新作「それまでの明日」を昨日読み終えました。

探偵事務所の沢崎のもとに、消費者金融で支店長を務める望月が訪れた。融資が内定している赤坂の料亭の女将の身辺調査を依頼されるが、女将はすでに亡くなっていた。さらに望月が姿を消し、沢崎は金融絡みの事件の渦中に…。

久々の沢崎でしたが、いつもと同じでかっこいい沢崎節がちりばめられて堪能しました。
今回沢崎の周りをうろうろとする若者海津の存在が面白く、今後も登場するかなぁと期待してましたが・・・残念。

次回作、期待していていいのでしょうね。
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隠蔽捜査 7 棲月

2018-06-14 20:44:15 | ミステリー
今野敏さんの「隠蔽捜査」シリーズの最新刊「棲月」を昨日読み終えました。

私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った大森署署長・竜崎はいち早く署員を向かわせるが、警視庁生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生して…。

読みなれているのでサクサク読めます。

しかし竜崎の考えたり感じてることがこうも当たると・・・どうも作為的過ぎて懐疑的になってしまいます。

次回作はあるんだろうけど、どんな展開になるのかしら?
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AIのある家族計画

2018-06-10 13:55:13 | その他
黒野伸一さんの「AIのある家族計画」を昨日読み終わりました。

老親の介護、リストラ不安、実家に戻ってしまった妻…。悩み多き40代中年サラリーマンが、とある事情から雇った家政婦には、決して知られてはいけない秘密があった…。すこし未来、横浜が舞台の新・家族小説。

なんかなぁ~ 近未来と言われてもはるか遠い。AIに支配されつつある未来。

どうも想像しがたいし、まじめに考えると背筋が寒いし。
ついていけないなぁと思いながら読了。
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駒子さんは出世なんてしたくなかった

2018-06-04 20:54:11 | その他
碧野圭さんの「駒子さんは出世なんてしたくなかった」を今日読み終わりました。

水上駒子42歳。出版社で働く管理課課長。専業主夫の夫と高校生の息子あり。平穏な毎日に突然、昇進辞令が降りかかり…。痛快お仕事小説

専業主婦を担っていた旦那が仕事を再開した後の駒子のつぶやきは・・・旦那に面と向かって言葉にしないところは女だからだろうとは思いますが、世の男性がその奥方についつい言ってしまってるセリフ。

女も立場が違えばこんな不敵な思いを頭の中でつぶやくんだなぁと。
つまり男であれ女であれ、我がままだということでしょうか・・・
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この世の春 上巻

2018-06-01 20:02:20 | 時代小説
宮部みゆきさん「この世の春」の上巻を昨晩読み終えました。

美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられるという変事のあった北見藩。重興の押し込められた座敷牢からは、夜な夜な奇怪な声が。亡者たちの叫びか、それとも…。サイコ&ミステリー長編。

さすが宮部さんです。読み始めから直ぐに引き込まれてしまいます。

助走から一気に引き込まれたのですがスピードが載ってきたところで「おあずけ」にあったみたいで・・・

面白くなってこれって? これからどうなる?ってところで下巻はいつ私の番になるんでしょう。
下巻は一気に話が走り出しそうな気配で、今からドキドキしてしまいます。
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もののふ戦記

2018-06-01 19:55:10 | 時代小説
長谷川卓さんの「もののふ戦記」を3日まえに読み終えました。

歴史に残る震源の壮絶な負け戦「砥石崩れ」を小者・半助の視点から描いた1冊。

読んでいてもすごく地味な作品なんですが、徒士兵の雨宮佐兵衛とその小者の半助の壮絶な戦いに最後は心打たれます。
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