yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

刑罰0号

2016-11-28 22:07:49 | 時代小説
西條奈加さんの「刑罰0号」を読み終えました。

罪を犯した者に、被害者が体験した記憶を追体験させることができる機械、「0号」。死刑に代わるシステムとして開発されるが、実験は失敗に終わる。開発者の助手、江波はるかは、ひそかに研究を続けるが…。

前半はなんだか話がよく見えなくって、読んでいて気分が悪くなって途中で止めてたのですが、数日置いてから再度読み始めました。
後半は、死刑廃止、核軍縮という大きな問題が絡んできて、作者の意図が見えてきました。

今まで読んだ本とは少々イメージが違いました。
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あおぞら町 春子さんの冒険と推理

2016-11-27 14:02:42 | ミステリー
柴田よしきさんの「あおぞら町 春子さんの冒険と推理」を読み終わりました。

春子はゴミ置き場に花を捨てに来た男性に声を掛け、その花を譲り受けた。数日後に再び花を捨てに来たのを見て、春子はあることの重大な意味に気づいたのだが…。春子と拓郎(プロ野球選手)が織りなす事件と日常と花々の冒険。

プロ野球の二軍選手とその新妻が織りなすあったかな日常と、その日常の中に起こるちょっとした不思議を解決していく春子さんのお話です。

柴田さんの書かれるお話って結構ハードだったり暗かったりが多い気がしますが、このお話は全体にほんわかしたムードが漂っていて、気楽に読み進みました。

まだまだ続編を書かれるらしいので楽しみにしています。
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I love letter

2016-11-24 22:32:28 | ミステリー
あさのあつこさんの「I love letter」を読み終えました。

叔母さんが経営する文通会社で働き始めた元引き籠もりの岳彦に届くのは、一筋縄ではいかないワケありの手紙ばかり。岳彦は手紙でしか解決できない事件と向きあい成長していく。

インターネット携帯電話が当たり前のこの時代、「手紙を書く」という事がすごく珍しいことになってしまっています。
私も手紙はほとんど書くことがありません。

だからかしら・・・「文通」なるアナログなものが事業として成り立ってるというこのお話がおとぎ話っぽく思えたのですが。

意外にも、岳彦君の成長を楽しむ一方で、いろんな事件が起こってこちらを推理する楽しみも味わえます。
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明るい夜に出かけて

2016-11-21 22:35:40 | その他
佐藤多佳子さんの「明るい夜にでかけて」を今日読み終えました。

今は学生でいたくなかった。コンビニでバイトし、青くない海の街でひとり暮らしを始めた。唯一のアイデンティティは深夜ラジオのリスナーってこと…。若さと生きることのすべてが詰まった長篇小説。

読み始めは、重たいというか暗いというか・・・読むのがつらいかなぁと思いながら読み進んでいたのですが、
すぐに、切なくて温かいお話だと分かりました。

そしてラジオの深夜放送に今のこの時代にも、こんなに熱心なファンが沢山いるんだと再認識。

私も大学受験の頃までは、かなり深夜放送を聞いていて・・・私の時代はオールナイト・ニッポンはカメアンドアンコウ(あれ?違ってるかなあ、自信ありません)や土居まさるさんでしたけど。
受験が終わると共に深夜放送とも縁が切れた感じですが。

富山、鹿沢、永川、佐古田  彼らはこれからどんな大人になるんだろう・・・と言うよりこの後がすごく気になってしまいます。
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逸脱捜査 キャリア警部・道定聡

2016-11-21 22:31:09 | ミステリー
五十嵐貴久さんの「逸脱捜査」を昨日読み終えました。

う~~ん、読まなくてもよかったなぁ・・・と言うのが感想です。
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スティグマータ

2016-11-16 22:38:06 | 時代小説
近藤史恵さんの「スティグマータ」を読み終えました。

ドーピングの発覚で失墜した世界的英雄が、突然ツール・ド・フランスに復帰した。彼の真意が見えないまま、レースは不穏な展開へ…。「サクリファイス」シリーズ第5弾。

やっと読めた第5弾です。

ツール・ド・フランスに参戦した選手たちの様々な思いや葛藤が、そして白石誓の心の動きが描かれていて、
一緒に戦っているみたいな気分に。

それにしても、メネンコってなんて奴だ!と怒り心頭でした。
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天空の約束

2016-11-11 07:22:09 | ミステリー
川端裕人さんの「天空の約束」を昨日読み終えました。

空の一族。気象を予知する能力を受け継ぐ者たち。彼らは何処から来たのか…。軽やかでせつない、知的エンタテインメント。

読み始めた時『あれ?似たような空を見る人のお話を読んだなぁ・・』って思ったら、
川端さんの「雲の王」でした。

面白く読みましたが、私にとってはSF ですね。
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声のお仕事

2016-11-11 07:09:25 | その他
川端裕人さんの「声のお仕事」を3日前に読み終えました。

20代後半にして代表作がない崖っぷち声優の結城勇樹。背水の陣で臨んだ野球アニメのオーディションで出会ったのは、同世代の人気声優、大島啓吾だった-。声優の世界を描いたお仕事小説。

軽い読み心地でサクサク読めますが、読み始めは中高生向けの本かな?って感じでしたが、声優さんの仕事の大変さやレベルの高さを知り、そのうえ芸術性の高さも知るにつけ、すごい世界だなぁと。

「声で世界を変える!」 なかなかのセリフです。

漫画でも言葉のない絵だけの漫画って想像力を刺激されてすごく感動しましたが、視覚に訴えないで声だけでその世界を表現するっていうのもすごいことですね。
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スローバラード

2016-11-04 12:31:15 | ミステリー
小路幸也さんの「スローバラード」を昨日読み終わりました。

<弓島珈琲>に、ヒトシの息子・智一が家出したと連絡が入った。学生時代をともにした仲間たちが<弓島珈琲>に再び集結し、「あの頃」に封印した事件と対面する-。

このシリーズの前作を読んだのがかなり前なので、友人関係を思い起こす作業が大変です。
50代になった仲間たちではなかなか面白くなりにくいのか、今回は息子世代に事件勃発です。

次回作は大さんが60歳になった時でしょうか?
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