yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

ひかりの魔女

2016-12-30 19:24:10 | その他
山本甲士さんの「ひかりの魔女」を読み終えました。

浪人中の光一の家で、おばあちゃんが暮らすことになった。いたって普通のおばあちゃんだと思ったら、なぜか多くの人に慕われていて…。心がポカポカになるスーパーおばあちゃん小説。

結構な夢物語ですが、楽しく読みました。

「禅立」という形があるのをはじめて知りました。

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最悪の将軍

2016-12-29 19:58:56 | 時代小説
朝井まかてさんの「最悪の将軍」を読み終えました。

生類憐れみの令により、犬公方とも呼ばれた五代将軍・徳川綱吉。一方では、江戸幕府の礎となる文治政治を推し進めた名君ともいわれている。その知られざる劇的な生涯を描いた傑作長編。

綱吉将軍のことって『生類憐みの令』と『犬公方』くらいしか知らなかったけど、すごく感動しました。

正妻だった信子と綱吉の夫婦愛・・・すごく情愛が細やかで信子が綱吉に寄せた信頼や愛しさの気持ちがすごく伝わってきました。子供の出来なかった信子が側室の子供を愛しく思う気持ちや、綱吉の生母に対する思いやりの気持ちも本当に素敵でした。

綱吉がこれほど民のことを考え命あるものを愛おしく大切に願っていたことさえも誤解されて伝わっていく様が哀しく切ない。

今まで知らなかった綱吉を知ってこれから読む綱吉が登場するお話が変わってみえそうです。
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ツバキ文具店

2016-12-26 22:33:57 | その他
小川糸さんの「ツバキ文具店」を読み終えました。

伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします-。ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元に、今日も風変りな依頼が舞い込みます。

本屋さんとか文具店とかそんなのに関係している本を見ちゃうと、
   ついつい買ってしまいます。

『代書』って仕事は江戸時代とかには普通にあったお仕事だけど、今の時代にもあるとは・・・
 知りませんでした。
お話の中に、便箋や墨、筆、万年質やボールペンと言った文具が沢山出てきて、
まだまだ知らないことばかりだと思い知ります。

ツバキ文具店を継いだ鳩子が先代で祖母の隠された思いを知ったり、鎌倉の住人との付き合いの中でいろんなことを学んで、少しずつ自分の人生を歩き始めます。
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硝子の太陽 Rouge

2016-12-22 23:08:27 | ミステリー
誉田哲也さんの姫川シリーズの「ガラスの太陽 Rouge」を読み終えました。

捜査一課に復帰した姫川玲子。菊田が同じ班に入り、姫川を高く評価する林が統括主任として見守る。だが、謎の多い凄惨な事件を前に捜査は難航し…。姫川玲子×<ジウ>サーガのコラボ作品。

コラボ作品って言っても東警部補が登場するくらいのことかなと思ってたら、
「硝子の太陽 N」と言うのも同時刊行されてたなんて・・・・知らなかったわ。
早速予約したけど、当分手に入らないなぁ。

誉田さんて、日本と日本人と言う枠の外から日本を、日本人を見つめてる感じをこの本から感じてしまいました。
愛しいと思っているのか、イライラとみているのか・・・

さて、菊田くんは奥さん貰ったんだし、姫川主任の保護者を誰かに譲ってもと思うのだけど。
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八丁堀剣客同心 隼人奔る

2016-12-19 22:21:57 | 時代小説
鳥羽亮さんの「八丁堀剣客同心」シリーズの最終巻を読み終えました。

隼人篇が終わり、次からは息子の菊太郎が主人公のお話が始まるそうです。
こちらは成長が楽しみになりそうですね。
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下町ロケット2 ガウディ計画

2016-12-18 22:35:52 | その他
池井戸潤さんの「下町ロケット2 ガウディ計画」を読み終えました。

ロケットのエンジン部品開発で倒産の危機を切り抜けてから数年。町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。そんな時、多くの心臓病患者を救う医療機器「ガウディ」の開発依頼が持ち込まれ…。

ドラマをしっかり見ていたので、ドキドキ感やハラハラ感はかなり低くなってしまったのは仕方がないですね。

宇宙へ旅するロケットのバルブの話から、メインは心臓の人工弁のお話で、人の生き様までが描かれたお話です。
ドラマを観る前だったら、読みながらムチャクチャ怒ったり頭に来たりしたと思うのですが、
今回は結構冷静に読み終えました。
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天を灼く

2016-12-12 22:19:13 | 時代小説
あさのあつこさんの「天を灼く」を読み終えました。

父は切腹、所払いとなった天羽藩上士の子・伊吹藤士郎は、一面に藺草田が広がる僻村の大地を踏み締める-。過酷な運命を背負った武士の子は、何を知り、いかなる生を選ぶのか?

藤士郎の成長物語ではあるけれど、あさのさんの書かれる時代小説はひねりが効いていてなかなか面白いです。
友人二人との掛け合いなどは、藤沢周平さんの「蝉しぐれ」のワンシーンを連想してしまいましたが、これがなかなか単純ではなかったり、父親も清廉潔白かと言うと清濁併せのむ感じだったりと・・・

そう言えば、「燦」と同じく双子が絡んできていて・・・好きなのかなぁ、双子。

あさのさんの時代小説の空気感が大好きです。
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みやこさわぎ

2016-12-10 15:32:43 | ミステリー
西條奈加さんのお蔦さんシリーズの第3弾「みやこさわぎ」を昨日読み終えました。

高校生になった滝本望は、今も祖母と神楽坂で二人暮らしをしている。
芸者時代の名前からお蔦さんと呼ばれる祖母は、料理は孫に任せきりだしとても気が強いけれど、
ご近所から頼られる人気者だ。

神楽坂で起こる事件をお蔦さんが痛快に解決する。
粋と人情と、望が作る美味しい料理がたっぷり味わえるシリーズ第三弾。

望くんの料理が芸が細かいので、わが身が情けなくなってしまうのですが、
読んでる最中には『これは試してみよう』と思うのですが、実現することは・・・無いのです。
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山女日記

2016-12-07 22:33:33 | その他
湊かなえさんの「山女日記」を読み終えました。

いろいろな問題を抱えた女たちが、山に登る。

山へ登る女たちは、自分なりの糸口を見つけていく。山の風景が彼女たちの背中を押してくれる。

湊さんの書かれるミステリーとは一味違ったお話です。
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鎌倉河岸捕物控 お断り

2016-12-02 20:57:41 | 時代小説
佐伯泰英さんの「鎌倉河岸」シリーズの29冊目も「お断り」を読み終えました。

金座裏にまた一人新しい手先見習いが居つくのかしら。

レギュラー陣に変化があれば、またお話が広がってくるかしら。
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