三浦しをんさんの「神去なあなあ夜話」を読み終えました。
三重県の山奥で、林業に取り組む平野勇気、20歳。神去村の起源、住人の暮らし、もちろん恋にも、ぐいぐい迫ります。お仕事小説の旗手が贈る、林業エンタテインメント小説。
以前読んだ「神去なあなあ日常」の続編になります。
今回は勇気が村での出来事や村の言い伝えなどをPCに記録するという形になっています。
私は山の中の家で生まれ育ったのですが、林業については知識がほとんどなく・・・山の中の境界線はちょっとした木の並びや雑木の印だったり・・・結婚後に旦那と二人父に連れられて持ち山の境界を見て回されたことがあります(今は山は売ってしまってな~~んにもないですが)・・・そんなことや、下草を刈らないと木が育たないという事くらいしか知らないのです。
山の仕事の大切さや、神去村での生活を愛しく思う勇気の気持ちがなかなかいい感じです。