yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

緋色のメス 上下巻

2010-09-29 21:49:38 | その他
大鐘稔彦さんの「緋色のメス」上下巻をやっとこさ読み終えました。

「孤高のメス」を書かれた大鐘さんの書かれた医療小説だったので早速購入して読み始めたのですが・・・

「不倫」と「乳がん」の2本立てのお話で、今の私に「不倫」の話はノーグッドですよ。

なのでなかなか気分が乗らずに日にちが掛かってしまいました。

看護婦の志津は自分が乳がんと知った時、手術は以前に愛し合った外科医・佐倉に頼むのだったが・・・

読みようによって色んな感じ方が有ると思うのですが・・・我儘、自分勝手、熱愛、・・・

今の私には全てが色褪せて感じられました。
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八丁堀剣客同心 うらみ橋

2010-09-23 20:47:13 | 時代小説
鳥羽亮さんの「八丁堀同心」シリーズ、15か16冊目になる「うらみ橋」を読了。

義賊を装って盗みを働く「菩薩の稲次」。

稲次に大金を奪われ店を潰しついには自害して果てた両親の仇を討とうと、稲次を捜す息子の島次郎。

すっきり気持ちよく読み終えました。
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みをつくし料理帖 今朝の春

2010-09-22 11:19:24 | 時代小説
「みをつくし料理帖」シリーズの第4弾、「今朝の春」読了。

今回も澪が心を込めて創る色んな料理が紙面を飾りますが、私がすごく面白かったのは『鰆』についてです。

岡山では鰆はかなり一般的なお魚なのですが、主人は「どうにもあっさりしすぎて旨みがない」と岡山では全然口にしません。
が、先日こう言ったのです。「名古屋で食べた鰆は脂がのって美味しかったのに、岡山の鰆は何でまずいんかなぁ」

今回、この本を読んで納得!
澪は大阪で料理を覚えたので、脂ののった寒鰆はどう料理したらいいのか知らなかったわけです。
大阪と江戸での食の違いもこの本を読んでいて面白いものの一つです。

澪の好きな小松原の正体が明らかになり、その母親にも会えたりするけれど、恋は前に進めずに・・・

澪に春はまだまだ巡り来ぬ。
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居眠り磐音 江戸双紙 尾張ノ夏

2010-09-22 11:11:01 | 時代小説
「居眠り磐音」シリーズの第34弾「尾張ノ夏」を東京遠征の新幹線の車中で読み終えました。

磐音、おこん、弥助、霧子の主従4人が尾張名古屋に腰を落ち着け暮らし始めます。

ふと立ち寄った呉服問屋に見込まれたり、紹介された藩の道場での稽古したり・・・

また、揉め事に担ぎ出されたりと、またこの地で磐音の暮らしが始まりました。

おこんが赤子を産む頃まではこの地で落ち着くみたいです。

またまた磐音を慕う人たちの輪が広がっていく気配です。
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口入屋用心棒 火走りの城

2010-09-18 22:02:34 | 時代小説
鈴木英治さんの「口入屋用心棒」シリーズ第17弾「火走りの城」を読了。

前作「裏鬼門の変」の後編に当たります。

ここに来て佐之助が直之進と力を合わせて事件の解決に当たるようになる・・・そろそろこうなるだろうと予想していた通りです。

そして富士太郎も女への恋心に目覚めたようだし、少しずつ話が変化を遂げそうな感じです。
が、直之進が侍を止めるのは許せないので、、、何とかして下さいよ。
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虚栄の肖像

2010-09-18 21:53:01 | ミステリー
突然に亡くなられてしまった北森鴻さんの「虚栄の肖像」を昨日読了。

「深淵のガランス」の続編に成ります。

花師にして絵画修復師でもある佐月恭壱が修復のために預かった絵画の謎やその闇を解き明かしていくのですが・・・カッコいいのですよ、彼が。

前作で初登場のシーンは今でも目に浮かぶようです。

「旗師・冬狐堂」も登場して色を添えます。そして佐月の元恋人が現れて・・・

絵画に趣味のない私でも楽しめた一冊なのですが、もう読むことが出来ないなんて本当に残念。
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研ぎ師 人情始末 (七)(八)(九)

2010-09-15 21:55:56 | 時代小説
稲葉稔さんの「研ぎ師 人情始末」シリーズの7,8,9巻を読了。

「おしどり夫婦」 札差の子供がかどわかされ殺される事件が起きる。探索に行き詰る秀蔵や菊之助。そんな時菊之助の女房・お志津の一言で見方を変え、解決へ。

「恋わずらい」 飲み屋の女将が何者かに殺され十両の金を盗まれた事件に借り出される菊之助。事件にも解決にも様々の恋がかかわってくる。

「江戸橋慕情」  南町臨時廻り同心・横山秀蔵と手下の次郎は花魁殺しの亥ノ吉を捕縛したが牢破りされて逃げられてしまう。菊之助は助っ人を頼まれる。

気分転換に軽い時代小説を三冊一気に読んでしまいました。気楽で肩の凝らない本もそれなりに楽しみです。
巻末にある稲葉さんの「あとがき」が結構楽しみでもあります。
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銀行総務特命

2010-09-13 23:10:36 | ミステリー
池井戸潤さんの「銀行総務特命」読了です。

都市銀行で唯一、不祥事担当の匿名を受けている指宿。
彼の元には、行員に関する様々なトラブルが持ち込まれる。
顧客名簿流出、幹部の裏金作り、ストーカー問題、誘拐、などなど。

はっきり言って、『警察の仕事にそこまで係わらせてはもらえないのでは?』と思うことも有りますが、読むにつれ、銀行内部の手段を選ばない権力志向と言うか上昇志向にはゲンナリさせられます。
書いている池井戸さんが元銀行マンでいらっしゃるので、かなり事実に近い内部事情だと考えると、かなり怖い。

もし子供がいたら・・・勤めさせられないですね。

話はテンポも良くって、ムッとしたり、いやーな気分になったりしながらもサクサク読み進めました。

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The MANZAI

2010-09-10 21:41:13 | その他
あさのあつこさんの「The MANZAI」第6巻を読了。

瀬田歩と秋本貴史もいよいよ卒業。

二人とも仲間と一緒に高校に合格。

二人の漫才、ロミジュリは?

いよいよ完結!  本当に完結なのよね。 歩もやっとひとり立ちです。頑張れ!
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森崎書店の日々

2010-09-09 22:38:05 | その他
八木沢里志さんの「森崎書店の日々」を一気に読んでしまいました。

本屋さん大好きの私が、その題名に惹かれてつい買ってしまった一冊ですが・・・大当たりでした。

貴子は交際して一年の相手に突然他の女性と結婚すると告げられ、同じ職場であったため、身体を壊して退職。
仕事と恋人を一度に失い失意のどん底にいた貴子に叔父・サトルから電話が入る。

本の街・神保町で古書店を経営する叔父は「店に住み込んで手伝ってほしい」と。

何気に手に取った一冊でしたが、何気に過ぎていくゆるゆるとした一日、ほわっとした登場人物、読むにつれて、『私もこんな本の街で暮らしてみたい!』と切実に思ってしまいました。

ほんわかとして、ふと切なくなって・・・とってもとっても温かなお話です。
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