ディック・フランシスの「審判」を読み終えました。
新作がいつまで待っても文庫化されないので、シビレを切らして図書館でハードカバーを借りてきました。
デカい、厚い、重い、なので持ち歩くわけにもいかず、今日は一日中かけて読んでしまいました。
法廷弁護士のジェフリイ・メイスンは年に数回の障害レースに騎乗しているアマチュア騎手である。
彼が弁護を担当した被告・ジュリアン・トレントは予想通り有罪になり、4,5年は刑務所の中のはずだった。。。
そんなトレントが無罪になった。メイスンは陪審員が脅迫されたかなと漠然と嫌な感じを覚えたが、それが後にわが身に降りかかってくるとは。
チャンピオン・ジョッキーのスティーヴ・ミッチェルが日頃からいがみ合っていた騎手仲間のスコット・バーロウを殺害した疑いで逮捕され、スティーヴはメイスンに弁護を頼む。
読みながら思ったのが、『フランシスおじい様も多しを召されて優しくなったのね』でした。とにかくいたぶられて、追いつめられて、、、、と思っていたのですが、以外にも手ぬるい。
そう、フランシスの競馬シリーズって最初の頃は、これでもかって言うくらい主人公が痛めつけられるのがお決まりだったのですから。
でも堪能させてもらいました。次作の「拮抗」もすでに図書館に予約済みです。
もちおん、文庫になったら買いますよ。
お願いだからあと何冊か出版して欲しいです。