yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

かんかん橋を渡ったら

2016-04-29 22:26:37 | その他
あさのあつこあんの「かんかん橋を渡ったら」を読み終えました。

嫁入り、出征を見送ったかんかん橋を渡れば、寂れた温泉町・津雲。町の食堂「ののや」に集まる人々に襲いかかる不況と別れ。それをふきとばせるのは、母の強さと、温かい涙…。

あさのさんが地元の湯郷温泉をモデルにしたのかなって思いながら読みました。
さびれてきた温泉町の出来事を、かんかん橋を絡めた六つのお話で出来上がった連作集です。

淡々とした田舎の温泉町だけどそこにもいろんな起伏・・・喜びや悲しみ、怒りや口惜しさ、楽しみやつらさがあるんだと思わせてくれる。
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さわらびの譜

2016-04-25 22:15:45 | 時代小説
葉室麟さんの「さわらびの譜」を昨日読み終えました。

葉室さんの書かれる主人公って、凛として自分の思う道をまっすぐに見つめて進んでいく・・・そんな高潔で清々しい人たちで、ちょっとつまんないかな。

ちょっと笑えたり、ちょっと悪かったり、皮肉屋だったりしてもいいんじゃないかと思ったりしています。
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風の市兵衛 うつけ者の値打ち

2016-04-25 22:05:49 | 時代小説
辻堂魁さんの「風の市兵衛」シリーズの新作「うつけ者の値打ち」を3日前に読み終えました。

そろそろ中だるみか、私が飽きてきたのか・・・
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嶽神列伝 逆渡り

2016-04-19 23:11:24 | 時代小説
大好きな長谷川卓さんの「嶽神列伝 逆渡り」を読み終えました。

数年前に読んでいたのですが・・・も一度手に取って読んでしまいました。

半分ほどは忘れていて、楽しめました。
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教場

2016-04-19 22:55:43 | ミステリー
長岡弘樹さんの「教場」を2日前に読み終えました。

「君には、警察学校を辞めてもらう」 この教官に睨まれたら終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない-。何もかもが新しい“警察学校”小説。

読んでいて気が滅入ってきちゃうお話で、途中で止めようかと思いながらも読み終わりました。

以前に「傍聞き」も好みではなかったし・・・相性が悪いみたいです。
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蘇生

2016-04-15 21:39:36 | その他
五十嵐貴久さんの「蘇生」を昨日読み終えました。

瀕死の先生を救うため、道なき森へと足を踏み入れた5人の中学生。だが彼らはそれぞれ、ある秘密を抱えていて…。東日本大震災を生きのびた子供たちは“闇深き森”を抜け出せるのか。

この本を夕方読み終えて、プールから帰ってPCの前に座りこの本の感想でも書こうかなぁ・・・なんか気がのらないなぁと思ってたら、熊本の地震の速報が!

小学5年生の時、東日本大震災に襲われ津波と原発に生きてきた故郷を追われ・・・今なおその時の傷が癒えぬ中学生たちの心の闇が読んでいてつらかったです。
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最後の晩ごはん  2冊

2016-04-13 23:06:48 | その他
椹野道流さんの「最後の晩ごはん」シリーズの2冊 「刑事さんとハンバーグ」「師匠と弟子のオムライス」の2冊を読み終えました。

巻末に書かれてあるレシピが結構お気に入りで・・・まだ作ったことはないですがこのレシピみたさに買ってるところもあうかしら。

少し暇になったら、是非作ってみたいです。
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菜の花食堂のささやかな事件簿

2016-04-10 22:05:56 | ミステリー
碧野圭さんの「菜の花食堂のささやかな事件簿」を昨日読み終えました。

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」

菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。
オーナーの靖子先生が教えてくれるのは、美味しい料理のレシピだけじゃなく、
ささやかな謎の答えと傷ついた心と体の癒し方・・・?

是非私もこの菜の花食堂の料理教室に通いたい!そんな思いにしてくれるお話です。

何故って、キュウリを使ったものばかりのメニュー。ナスを使ったメニュー5品・・・などなど、

二人暮らしの私には、一袋買ったおナスやキュウリを腐らせずに使い切るための必須な教室です。

どこかにないかなぁ、こんなお料理教室。
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ロング・ロング・ホリディ

2016-04-08 22:45:47 | その他
小路幸也さんの「ロング・ロング・ホリディ」を読み終わりました。

でも、僕らは探していたんだ。見えない未来を。この場所で-。80年代初頭の札幌を舞台に、喫茶店でアルバイトをする大学生と店に集う若者たちの成長と苦悩を描いた長編小説。

小路さんの書かれるお話ってなんかホッとする感じがするんですね。

こんないいバイト先があったら、学生さんは万々歳なのでしょうが・・・
学生のお話なんですが、どちらかと言うと仕事に対する心構えや生き方を教えてくれる教科書みたいな本です。
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砂の街路樹

2016-04-08 22:19:02 | ミステリー
佐々木譲さんの「砂の街路樹」を昨日読み終えました。

なぜ父は幼い息子と母を捨てて失踪し、この街で溺死したのか。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、父の死の真相を知るために、北海道の運河町へと旅立つ…。

読み始め、舞台の運河の町は小樽のことかなって思っていたけど違ってたみたい。
ほんの数日間のお話なんだけど、意外にも濃密なお話です。

主人公と一緒にこの運河に囲まれた街を歩いていると、彼と同じように『ここに住みたい!』という気持ちになってくるから不思議。
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