yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

所轄刑事・麻生龍太郎

2010-11-29 23:35:21 | ミステリー
柴田よしきさんの「所轄刑事・麻生龍太郎」を読了。

25歳の新米刑事の、麻生龍太郎。
下町にある高橋署の刑事である。 

穏やかな麻生は「自分は激することがない性格」と自己分析し、一生独身のままかなと考えている。そんな麻生が出くわした事件・・・些細な傷害や器物破損の事件に係りながら、他の人とは違う視点から事件を解決に導いていく。

なんか政治家みたいな名前だなぁと思いながら読み始めました。

並行して読んでいた「長き雨の烙印」が重かった分、すごくほっとさせてもらえた気がします。
ひとえに麻生の穏やかな性格から受ける印象でしょうか?

本庁に栄転になった麻生が今後どんな活躍をするのか・・・楽しみ。

って続編、有るんですよね?
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長き雨の烙印

2010-11-29 22:29:32 | ミステリー
堂場瞬一さんの「長き雨の烙印」読了。

汐灘の海岸で起きた幼女殺害未遂事件。容疑者として浮上したのは、20年前に同様の犯行を自供して服役した過去を持つ庄司だった。
その庄司が、再審請求に向け動き出した矢先の事件。
予断に満ちた捜査で犯行のシナリオを描こうとするベテラン刑事に対し、庄司のかつての親友で刑事となった伊達は、独自の調べを始める。(文庫本の裏表紙から)

結構重たいストーリーでした。
半分ぐらい読み進んだ辺で、犯人やその仕組みなどが何となく想像できて・・・それを確かめたくて後半は読み進んだみたいな気がします。

庄司、伊達、ベテラン刑事の脇坂、20年前の事件の被害者の父親の桑原、庄司の再審請求にかける弁護士の有田
みんなが其々に心の中に鬱々とした闇を仕舞い込んで生きている。

読む者の心まで冷えていくような・・   なにか救いが欲しかったなぁ。
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最愛

2010-11-27 22:47:18 | ミステリー
真保裕一さんの「最愛」を読了。

小児科医の押村のもとに、18年間音信不通だった姉が銃弾を受けて意識不明だと警察から連絡が入った。

両親が交通事故で亡くなり、別々に親戚に引き取られて育った姉と弟。

弟は自分の知らない姉の18年間を探し始めた。

う~~~ん、こういう展開は好きじゃないなぁ。定番ぽくって新鮮さもないし、ドキドキ感もない。暗さが嫌なのかなぁ・・・
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竜馬がゆく

2010-11-26 23:04:40 | 時代小説
司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」全八巻、やっと読み終えました。

私にしては珍しく、大河ドラマの進行に前後する感じで読み進めてきました。

昨年は竜馬って言うと「内野さん」でしたが、今年は福山雅治さんでした。
来年は・・・もちろん、内野竜馬!ですよ。

本自体もすごく面白かった。

本がって言うより、「坂本竜馬」って人物、その人の生き様、人柄、ひっくるめて魅力いっぱいなんだと思いました。

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不祥事

2010-11-25 22:57:13 | ミステリー
池井戸潤さんの「不祥事」を昨日読み終えました。

銀行の内幕を暴くお話ですが、歯に衣着せぬ発言と行動力ある『狂咲』こと花咲舞と優柔不断の感ある上司の相馬がコンビとなって、銀行内の反モラルな出来事を解決していく。

銀行のエリート意識や保身などげんなりすることばかりですが、花咲のかっこよさに救われています。
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図書館に

2010-11-25 22:22:24 | 全般
文庫本専門の私ですが・・・仕事辞めたら暇にもなるし・・・図書館に通う時間もできるから・・・と、以前からなろうかなと思っていた入会手続きをしに行ってきました。

私が使うバス路線にあるのが、県立図書館。

しかし、読みたい本って本当に置いてないんですよねぇ。
予約するしかないのです。で、夏川草介さんの「神様のカルテ」「神様のカルテ2」の2冊を予約してきました。たった2冊?そうなの、本の検索が良く判らなくって、題名がウル覚えなので検索できなかったのよ。
時間ある日に行って、いろいろチェックしてこなくちゃぁ。まだ2Fも探検してないし・・・

しかし、単行本ってデカいよねぇ。家でしか読めないねぇ。

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近所の本屋さんに

2010-11-23 22:39:37 | 時代小説
今日、いつも行く本屋さんのドアに貼り紙が。斎藤???
ジ~ッと見つめて・・・水嶋ヒロくんの本だと気付きました。
もう、発売になるんだね。

私?買わないですよ。好みじゃないと思うし。
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激流

2010-11-23 22:06:04 | ミステリー
柴田よしきさんの「激流」上下巻、読了しました。

京都、修学旅行でグループ行動していた7人の中学3年生。
知恩院に向かうバスで、その中の一人の女子中学生が・小野寺冬葉が忽然と姿を消した。

20年後、35歳になった6人に突然失踪した冬葉からメールが届いた。
   「わたしを憶えていますか?」

その出来事に引かれるように再会する同級生たち。
20年前の出来事を思い出したり、調べたり・・・思いもよらなかったことが20年の時を経て明らかにされていく。

厚い上下巻の割にはサクサク読めました。
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金色の野辺に唄う

2010-11-20 23:06:46 | その他
あさのあつこさんの「金色の野辺に唄う」を読み終えました。

稲穂が金色に輝き、風に揺られてシャラシャラと唄を奏でる山陰の秋。

旧家の92歳の藤崎松恵は息を引き取ろうとしていた。

娘の奈緒子、孫の嫁・美代子、曾孫の東真、近所の花屋の店員・史明

松恵の死に際して4人其々の想い・・・松恵への感慨、自分の歩いてきた道、これからの自分・・・独白のかたちで読ませてくれます。

あまりにも穏やかな死を迎える松恵なのですが、穏やかなその人の人生にも心にもいろんな葛藤があるってことを松恵自身の独白で知ることにもなります。

この本を読みながら心に浮かんだのは、私の曾祖母と祖母のことです。
終戦直後、男手のない元地主の家を、助産婦などもして孫たちを、一生懸命守ってくれた女丈夫の曾祖母を松恵に重ねてしまいました。松恵は「大ばあちゃん」と呼ばれていましたが、私たちは曾祖母を「古ばあちゃん」と呼んでいました。
そして女学校へ馬車で通っていてテニスなんてやっていたという超お嬢様で、結婚するまでお米も研いだことがなかったという祖母は「若ばあちゃん」

ふたりとも私が結婚して旦那の実家で暮らしてた時に亡くなったので、臨終のときには間に合いませんでしたが・・・読みながらいろんなことを懐かしく思い出しました。
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佐竹一彦さんの本、2冊

2010-11-18 22:26:29 | ミステリー
まずは「新任警部補」 時価数千万円の幻の名刀「村正」の盗難と殺人事件を追う県警捜査一課のお話。
今まで事務畑しか歩いてこなかった松本警部補は人手が足りないために急きょ捜査一課に配属になる。コンビを組むことになった小林刑事と村正の行方を追うことに・・・

少々、ご都合主義っぽいなぁと思うところもありましたが、まあまあ読めるかな。


次に読んだ「警視庁公安部」  これは公安という身分を隠して商社に潜入している加納が侵すドジを読まされるわけですが・・・どうも公安というのは訳が分からんし、好きになれないですね、小説の世界でも。(ドラマ見ても気分が悪くなります)
全然、好みじゃなかったです。
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