宮部みゅきさんの「ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件」を昨夜読み終えました。
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、連鎖する犠牲者。死体は何を仕掛けたのか?
図書館で予約していたのですが、書店の店頭で見てあまりの厚さに予約するのを迷ったんですよね。
でも宮部さんの新作の魅力に負けて・・・読み始めたらいっきに読んでしまいました。
中学校で起きた自殺。一つの死を巡って家族、教師、生徒とその親、警察、マスコミが絡み合って一層複雑な様子を呈していく。
多分主人公だと思われる藤野涼子は出来すぎの女の子なんだけど、私は同級生の野田健一がすごく気になっていて、今後彼らはこの事件をどのように明らかにしていくことになるのかなぁと興味津々。
読んでいくと14才でありながらこんなにも悪意に満ちたことができるのか?こんな悪意を育てる心と感情ってどんなんだろう?と背筋が寒くなるような怖さを感じながら読みました。
すぐにでも次を読みたいんだけど、予約の順番はまだまだなのです。