yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

ジェネラル・ルージュの凱旋

2009-01-31 21:33:17 | ミステリー
海堂尊の田口・白鳥シリーズの第3弾(・・・ではなく第4弾でした)、「ジェネラル・ルージュの凱旋」上下巻読み終わりました。

今回の騒動は、田口の元に匿名の告発文書が届く。
『将軍(ジェネラル)』と異名をとる、救命救急センター部長の速水が特定業者と癒着しているという告発。
今ではリスクマネジメント委員長の田口が調査する羽目に。

4作品の中で一番面白かった。
『ER』みたくバタバタしてる救命救急センターの描写もよかったし・・・
それに前3作品のお話があちこちにリンクしていて、「アノ話とこの話が同時進行だったのか・・・」とか思い出しながら読めて、ちょっと変わった感覚でした。

後半で速水の異名が何処から来たのかが明かされるけど、読みながらドキドキしちゃいました。
エンディング直前の救命センターも模様は見もの・・・いえ、盛り上がります。
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今日購入した本

2009-01-29 22:54:00 | 全般
今日は買い物のついでに本屋さんへ。
迷った挙句買った本

「悪夢のエレベーター」・・・ 内野さん主演の映画の原作です。内野さんの帯が出来るまで待ってもよかったけど、最近はそこまでの根性はナシ。
この本は舞台のほうが面白いのではと思っていたら、舞台化決まってるんですね。

「悪夢の観覧車」・・・「悪夢のエレベーター」の第2弾。

「ジウ Ⅱ」・・・ 先日読み終わった「ジウ Ⅰ」の続編。すでに発売になってたのを知らなかったのです。

現在は 海堂尊の「ジェネラル・ルージュの凱旋」の上巻です。
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警視庁特殊犯捜査係[SAT]  ジウⅠ

2009-01-27 22:24:08 | ミステリー
「ストロベリーナイト」を書いた誉田哲也さんの本です。

都内の住宅地で起きた人質篭城事件の犯人から、未解決の児童誘拐事件の主犯が明らかになって・・・その名は「ジウ」
やっと「ジウ」に近づいたその時・・・新たな誘拐事件が発生する。

警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係の角倉美咲と伊崎基子の二人を対比しながら、それぞれの立場での話を交互に連作の感じで事件の話がリンクしていく。

二人の女性があまりにも両極端すぎて、作り物っぽい感じが付いて回るのです。
誉田さんて女性を描くのがすきなのかなぁ・・・「ストロベリーナイト」も主人公は女性でしたし。

犯人のジウは殆ど登場しないのだけど、彼の過去・・・密入国者同志の子供なので何処にも存在しない・・・等が徐々に明らかになっていく。

「Ⅰ」って事は次が有るよねぇ。
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セカンドウィンド Ⅱ

2009-01-24 23:49:56 | その他
やっと続編が発売になりました。

今は南雲学院自転車部の2年生の溝口洋はある出来事から必死に自転車のペダルを漕ぐことにためらいが生まれ、体調も精神面も不調になり、それまでのロードレースの主力から雑用担当に落ち着いてしまう。

それでもイイかなと思うところが、あまり人に勝つことに淡白な洋らしいといえばらしいのですが・・・

マウンテンバイクの得意なカナダからの留学生の二人、ジャンとティムと一緒に自転車に乗ることで、その楽しさを再確認していく洋・・・

自転車部の面々はみな個性的で、岳は修業僧のようだし、真一は相変わらず寡黙な紳士だし、、、、でもでも特筆すべきは、新しく洋と同室になった後藤です。
理論整然としゃべるのにはちょっとむっとしますが、結構可愛い性格で、洋の自宅に留学生を連れて行ったのに自分を誘わないとはとおおむくれ。ついには洋に自転車のコーチをさせる大胆さ。

いろいろ思い悩みながらそれでも自転車が好きな洋の生き様が好き。

続編も出るらしいので楽しみ。そして解説も楽しいので一読を。

「セカンドウィンド」の意味を今回初めて知りました。

「second wind」・・・激しい運動時、酸素の需要量と供給量のバランスがとれてない時期を経過して、比較的楽な運動を継続できる時期。
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サッカーボーイズ 再会のグラウンド

2009-01-23 22:34:22 | その他
はらだ みずきさんの「サッカーボーイズ」を2日前に読み終わってます。
年が明けてHPの更新をサボっていて、この二日少し頑張ったので、こちらの更新が遅れてしまいました。

ジュニアサッカーチーム・桜ヶ丘FCの武井遼介は6年生になって早々にキャプテンの座もレギュラーポジションも失い、初めて挫折を知る。

新に監督が現れたことで救われる遼介の心の葛藤を生き生きと読ませてもらいました。一緒にサッカーの楽しさに目覚めていくチームメイトも個性的な面々で面白い。
そして小学6年生でなるサッカーチームを率いる監督の悩み、葛藤。
以前コーチとして子供が所属していたサッカーチームは全国優勝を果たしたが、中学生になって、殆どの子供が(自分の子供さえも)サッカーをやめてしまうという挫折を味わった小暮は新に監督になった桜ヶ丘FCの子供たちには楽しくサッカーに興じ、サッカーをいつまでも好きでいて欲しいと、願いを込めて子供達に接する。

負け続けていたチームが試合前のかけ声を「絶対勝つぞー!」から「エンジョーーイ!」「フットボール!」に代えてから勝ちはじめる。
小暮監督の「サッカーを楽しもう」という教えが浸透し始める。
そして中学生になって・・・彼らはサッカーを楽しんでいる。

子供達を枠にはめず、自分たちで考えさせ育てていくのがどんなに大切か教えてくれる本です。
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居眠り磐音 江戸双紙 照葉ノ露

2009-01-19 22:26:13 | 時代小説
磐音シリーズの28作目です。

今回は仇討ちの助太刀などもあるのですが、なんと言ってもメインになるのは竹村武左衛門が侍の身分を捨てて門番として再出発するお話です。
勝手気ままな武左衛門なるゆえ、仲介の労をとった品川柳次郎と磐音は切腹をも覚悟してのこと。
熱き友情なれど・・・武左衛門さんがこのまま大人しくしてる筈もなく、どんな事態が待ち受けてるのかと勝手に心配しています。
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春朗合わせ鏡

2009-01-16 23:07:37 | 時代小説
昨晩遅くまでかかって・・・正確には今日なのですが・・・読み終わりました、高橋克彦さんの「春朗合わせ鏡」。
「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」に続く3作目です。
前作は、北町奉行所筆頭与力・仙波一之進、そしてその妻となった元柳橋芸者・おこうを中心にお話が展開しましたが、今回は青年絵師・春朗(後の葛飾北斎)をメインに事件が進みます。そして側に元陰間で女も負けるほどの美貌の蘭陽を配して組み合わせの妙で一層楽しく読めました。

春朗は「絵を描く」事しか頭にない真面目すぎる男だが、読み進むと矜持や親や家族との関わりが明らかになるとその人間性の優しさが浮き彫りになっていく。
そして蘭陽が対極に配されたことで二人の掛け合い漫才のようなやり取りに思わず頬が緩んでしまいます。

春朗と蘭陽のコンビをメインに7つの短編が連作で納められており、どれも存分に堪能でき大満足の一冊です。
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今日も本屋に

2009-01-15 23:08:38 | 全般
そうなんです。母とランチに行った後、結局本屋さんで本を物色してしまいました。我家の近所の本屋さんとは品揃え・・・いえ、本揃えが違うので・・・。

で、買った本は次の通り。

居眠り磐音 江戸双紙 照葉ノ露   言わずと知れた磐音シリーズ最新作
セカンデウィンド Ⅱ     自転車に見せられた少年たちのお話の続編
警視庁特殊犯捜査係 ジウ Ⅰ   誉田哲也さんの本なので

読みたい本が溜まっていって・・・嬉しいなぁ。

で、現在読んでいるのは 高橋克彦さんの「春朗合わせ鏡」ですが、好きです。
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TENGU

2009-01-15 22:37:54 | ミステリー
昨夜遅くまでかかって柴田哲孝さんの「TENGU」を読み終わりました。

読み初めから退屈しないで読みましたが、内容的にはあまり好きなお話ではなかったです。
26年前の事件を元警官と自分の資料を基にして少しずつ真相に近づいていく・・・その面白さはありますね。

26年前の寒村で起きた、天狗の仕業と決め付けられた連続殺人事件がベトナム戦争や、アメリカの国防省や果ては類人猿まで話が広がったのには荒唐無稽な感じも受けましたがそれなりに面白く読みました。

それにしても道平が山の中で1人暮らす様は・・・カッコいい。
けど、男だからなのでしょうね。
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買った本

2009-01-11 23:23:26 | 全般
今日雪花が散る中自転車漕いでプールへ。
その帰り道、本屋さんで文庫本を物色。

海堂尊の「ジェネラル・ルージュの凱旋」 題がシャレてます。
重松清の「ビフォア・ラン」  著者のデビュー長編小説らしい
高橋克彦の「春朗合わせ鏡」 「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」の姉妹編とか
はらだみずきの「サッカー・ボーイズ」  青春スポーツ小説とありましたが。

で、今日から読み始めたのは、初めての作家さんで、柴田哲孝さんの「TENGU」です。
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