五十嵐貴久さんの「こちら弁天通りラッキーロード商店街」を読了。
巨大ショッピングモールに客を奪われ、シャッター街と化した商店街。老店主たちに頼られたニセ坊主の思いつきは、町と人々を再生できるのか? 読めば希望が湧いてくる痛快エンターテインメント。
友人の借金の連帯保証人の欄にハンコをついたばっかりに、偽装離婚した上に親から受け継いだ印刷所まで闇金融に乗っ取られて命からがら逃げていた笠井武は持ち金は2千円ほどで列車から降りた終点は聞いたこともない「大前泊」。
大雨の中やっとの思いで着いた空き寺に潜り込んだ武士は「午前様」とあがめられてびっくり!ポックリ死なせてくれるようにご祈祷を上げてくれとムチャな願いを・・・
軽いノリでシャッター街の再生を試みているのですが、「なんでも百円!」のアイデアには参ります。在庫整理できた暁には・・・どうなるのかなぁ。