yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

楽隊のうさぎ

2010-10-31 22:12:08 | その他
中沢けいさんの「楽隊のうさぎ」を読了。

『うさぎ』繋がりで、つい手を出した本です。

中学生になった克久は小学生時代からいじめられキャラ。
なので「学校にいる時間をなるべく短くした」と思っていたのだが、なにのはずみか吹奏楽部に入部してしまった。

引っ込み思案の克久が公園で見かけたうさぎが、克久の心に住み始める。

吹奏楽を始めたことと、時々顔を出すうさぎのことで少しずつ変わり始める克久。

そんな克久を取り巻く先輩に友人、そして両親・・・

みんなを巻き込んでいく彼の成長。一番変化する男の子のその大事な時間を切り取って見せてくれます。
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影絵の騎士

2010-10-28 22:23:40 | ミステリー
大沢在昌さんの「影絵の騎士」を読了。

久々に厚い一冊でした。

解説よんで知ったのが「掟の街」の続編だったんだって・・・道理で『B・D・T』って言葉をどこかで読んだことがあるなぁと。

しかしここまで長編にしなくっても良かったと思うけど。

作られた世界も好きじゃなかったし、最終的に「小娘にしてやられたのか」ってのがどうも納得いかない。
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吉原裏同心(十三) 布石

2010-10-22 20:05:50 | 時代小説
佐伯泰英さんの「裏同心」シリーズの第13弾「布石」読了しました。

今回は田沼意次の置き土産とも思われる騒動です。

が、次回に持ち越し・・・

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片耳うさぎ

2010-10-21 20:17:55 | ミステリー
大崎梢さんの「片耳ウサ」読了。

主人公は小学6年生の奈津とお友達の中学3年生のさゆり。

奈津は父親の実家である大きくてふる~~いお屋敷に間借り住いの身。

そんな時、一人で留守番することになり、さゆりが一緒に泊まってくれることになったのだが・・・
このさゆりはこの古いお屋敷の探検に興味津々。

最初は何となく『おどおどろしいお話』かと思っていたら、お子ちゃまが主人公なだけに結構かわいらしく、でもちゃんとドキドキの謎解きもあり、大人にも楽しめる、そんなミステリーです。
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レインツリーの国

2010-10-18 22:29:35 | その他
有川浩さんの「レインツリーの国」を読み終えました。

子供の頃、夢中で読んだ小説・・・結末がどうにも気に入らなくって、未だに後を引きずっている彼はネットで見つけたサイト『レインツリーの国』でその本の結末について書かれているのを見つけ、、、、

思わずメールを送ってしまう。 ここから始まった「伸」と「ひとみ」のネット上でのお付き合い。

この始まりを読んで・・・『そうなのよねぇ、「ふたりっ子」だってあの最終回ではなく、ハッピーエンドだったら、きっと今頃HPやブログなんてしていないだろうし、内野さんの舞台を見るために東奔西走なんてしていなかっただろうし』って変に同意してしまいました。

メール交換が続くと会ってお話してみたいなぁと思うのも道理。

「伸」がしり込みをする「ひとみ」と二人で会って、、、メールで分かり合えたと思っていた「ひとみ」とちょっと違う感じを受けたのは、「ひとみ」が大事なことを隠していたから。

視聴覚障害についての無知さを「伸」と同じように実感しました。

「伸」のいら立ちを同じ様に感じ、「ひとみ」の我儘さに眉を顰めた私です。

ただこの本でいろいろ知ることができてよかったなぁって思います。

障害を持った方の恋愛ってどんなに困難が待ち受けているのか・・・ご本人にとっては希望さえ持てないことなのかもしれません。

でも、この本を読んだら・・・まだまだこの国の若者たちも捨てたもんじゃない・・・と思えてくるから不思議です。

『いかに相手を想い遣るか』有川さんは、そのことがどんなに大切かを教えてくれます。
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読んで欲しくって・・・

2010-10-17 23:18:50 | 全般
私の大学時代の友人で本が大好きな人がいるんですが、女性作家は読んだことがないらしく・・・ご本人は男性です・・・私が宮部みゆきさんや宇江佐真理さんたちを勧めても読んでない!

で、いよいよ強硬手段に訴えることに。

宮部さんの「ぼんくら」「日暮らし」宇江佐さんの「無事これ名馬」などを選らんんで荷造りしました。

明日、宅急便で発送するつもりですが・・・感想が楽しみです。


発送したメールは、明日送る予定です。

本人はこれ読んでるかなぁ。。。。読んでたら、つまんないなぁ。
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シグナル

2010-10-17 22:15:16 | その他
関口尚さんの「シグナル」読了。

たまたま大学を休学して実家に帰ってきていた恵介が見つけた時給の高いバイトは・・・映画館の映写技師のアシスタント。
映写技師は恵介と同い年の女の子・ルカ。

三年間一歩も外の出ることなく映画館に暮らしているルカと父親との葛藤に疲れていた恵介。

恵介はバイトを始めるために言いつけられた3つの約束を守ってルカと接していく。

心優しい恵介が次第にルカの心を解きほぐしていく様を温かな雰囲気で描写していく。

軽い青春物語でしょうか。
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配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

2010-10-14 22:01:19 | ミステリー
大崎梢さんの「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ」を読み終えました。

駅ビル6Fにあるごくごく普通の書店・成風堂。
しっかり者の店員杏子と感の鋭いアルバイト・多絵がお客様の問題解決や謎解きしていく・・・決してしたいが横たわっていたり流血騒ぎがあったりなどの物騒な事件などありません。

どれもこれもが、二人の観察眼の鋭さや気配りなどに感心させられるお話でもあります。

ほっこり心が温まるお話ばかりではありませんが、何故か私も行ってみたい本屋さんではあります。

また本文中に取り上げられている本、知ってると嬉しいし、読んでいたら『読んだわよ!』と声を上げたくなります。

以前、お友達のご主人が「ミステリーって必ず人が死ぬんだろ」と言ったとか・・・ニュアンスは違うかも。
で、私が「死体無きミステリー」としてお勧めしたのが北村薫さんの「空飛ぶ馬」でした。
こちらは落語家の師匠と女子大生のコンビが日常の中に隠れている謎や悪意を解き明かしていくのですが、こちらの本は書店の店員さんが活躍です。

巻末の解説によると『日常の謎』派と呼ばれるジャンルがあるそうです。。。。
が、私には『書店ミステリー』と言ったほうがピッタリ来ますね。

シリーズものらしいので、楽しみ。
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かたみ歌

2010-10-12 22:28:08 | ミステリー
朱川湊人さんの「かたみ歌」を読み終えました。

舞台は昭和45年頃の東京。戦火をまぬがれ、昔ながらの町並みが残っているアカシア商店街とその周辺の町と怪しげな雰囲気の覚智寺を巡る7編の連作のお話です。

7編のお話の進行役というか語り部みたいな存在が古本屋「幸子書房」の店主・・・文学者然とした風貌ながら話すと気さくで煙草の好きな店主・・・の人となりが最後に解き明かされる仕組みになっている。

覚智寺があの世と繋がっているという噂。

何故か不思議な出来事が起こる、アカシア商店街。

すごく切なく哀しい、だけど心に灯りがともるようなそんなお話が詰まっています。
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読む時間が・・・ない

2010-10-06 22:19:04 | 全般
5日に新しいPCが届いてから・・・時間が無い!

あまりにも使いにくくって、暇があればいろいろ変更していて・・・でも詳しくない私の頭では出来ることに限りがあり、頭が痛いですよ。

しかし、気分転換に本でも読まないと煮詰まりそうです。
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