重松清さんの「十字架」を読み終えました。
いじめを苦にして自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。。。。
3年くらい前に買って、なんか重すぎる感じでどうにも読む気になれなくって・・・
今、手許に本がムチャクチャ少なくって仕方なく読み始めたのですが、一生懸命読みました。
とは言っても、 時々休憩しながらでなくてはキツかったです。
本の帯に、『いじめを停めなかった。ただ見ているだけだった。それは「罪」なのですか__?』 とあります。
誰でも、『いじめてたわけではない、ただ見てただけで・・・』という加害者になりえる今の時代。
すごく怖い。「親友」なのに見てただけの彼は、一生その十字架を負い続けていく・・・
その苦しさを知ってたら・・・いじめはなくなる?無くならないか?