yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

千年鬼

2013-03-30 23:18:27 | その他
西條奈加さんの「千年鬼」を読了。

友だちになった小鬼から過去世を見せられた少女は、心に「鬼の芽」を生じさせてしまう。小鬼は、彼女を宿業から解き放つため、千年にわたる旅を始め…。

ファンタジーでもあるんだけど優しくてすごくもの哀しく切ないお話でした。
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警視庁失踪課・高城賢吾 闇夜

2013-03-30 22:37:28 | ミステリー
堂場瞬一さんの「警視庁失踪課シリーズ」最新刊の「闇夜」を読了。

娘・綾奈の葬儀以来酒浸りの生活に逆戻りしていた高城は、失踪した7歳の少女の捜索に無理やり引きずり出された。

死に体だった高城が仕事によってまた現実世界に戻ってきた。

昨日の午後から読み始めたのですが、、、止まらなくなって深夜までかかって読み終えました。面白かったです。
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書店ガール2

2013-03-29 20:02:32 | その他
碧野圭さんの「書店ガール2」を読了です。

吉祥寺に出店した大手書店チェーンに転職した理子と亜紀。

理子は店長と言う職責に戸惑いながらも田代と言う副店長に支えられながら本の持つ力を信じて頑張っている。

亜紀は文芸書の担当として張り切っていたところで妊娠していることに気づき、夫との確執が表面化してくる。

前作を読み終わって同じ碧野さんの「辞めない理由」を探して本屋さんに行ったのですが・・・見つけられずガッカリしていたところでこの本に出会いました。

前作とこの作品で理子が熱く語っているのは・・・電子書籍では、ネット販売では本当の本を売ってるのではない。10年、50年と読まれ続ける本は電気機器が持ちこたえられない電子書籍ではあり得ない。
本屋はお客様や営業の人や書店員、いろいろな人間がいて、直接会って話したりぶつかりあったりして何かが生まれる。本というものを媒介にして人と人とが繋がっていく。それが書店だ。

私もNEXUS7で電子書籍を購入してたま~~に読んだりしてるのですが、やっぱり紙の本じゃなきゃ楽しめないんですよね。
ページをめくる感じや裏表紙を読んで迷ったり、本屋さんの匂いや雰囲気も大好きだし・・・

もう一つ、亜紀の仕事と子育てに対する姿勢も考えさせられることが多かった。
この本では女が仕事することの大変さやこだわりも書かれていて女性が読むと面白いし、世の男性諸君にも読んでもらいたいなぁ。
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書店ガール

2013-03-25 22:45:18 | その他
碧野圭さんの「書店ガール」を読了。

おもしろかったです。

吉祥寺にある書店の副店長・理子とはねっかえりの部下・亜紀を中心に、確執やら嫉妬やらを乗り越え書店の閉店を覆そうと奮闘する『女の奮闘記』です。

前半はアラフォーの理子が若く自由奔放な亜紀を疎ましく思ったり、同じ職場の女性陣が亜紀に嫉妬していじわるしたりと・・・読んでいて同性の厭~~な面を見せつけられてちょっと引き気味だったのですが。

理子が支店長に内定した途端掌を返すようになる男たちに大憤慨。
お店が閉店する前のちょっとした気まぐれで支店長になったと知った理子・・・

だがそれを聞いた亜紀のはっぱで従業員と閉店阻止のため奮闘するお話なのですが、

どんなにきれいごとを言っていても社会は男性社会なのだと思っている世の男たちにある意味ビンタを張るお話でもあります。
そして『女たちよ立ち上がれ!』と謳うお話でもあります。

そのうえ、本屋さんの裏のお仕事などが知れてすごく楽しみな本でもありました。
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おれのおばさん

2013-03-24 22:34:43 | その他
佐川光晴さんの「おれのおばさん」を読み終えました。

ある日突然、父親の逮捕を知らされた陽介。父が横領したお金を返済するため、都内の有名中学を退学し、母の姉が営む札幌の児童養護施設に母親と離れてはいることになる。
急激な暮らしの変化に当惑しながらも、パワフルなおばさんと個性豊かな仲間に囲まれて、陽介は『生きる』ことの本質を学んでいく。

今時の中学生ってこんなに前向き?なんて思いながら読みましたが、陽介の父親に対する想いには・・・「意外にも嫌いにならないんだぁ」と驚きましたが、そんなもんかなぁとちょっと疑問。

しかし、中学生が自分の将来や生き方についてこんなに真剣に考えているのかとびっくり。まぁ、養護施設で暮らしていると言う環境が早く大人にしてしまうのかもしれません。そう考えるとつらいですね。
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悪の教典 上下巻

2013-03-23 23:22:22 | その他
貴志祐介さんの「悪の教典」上下巻をやっと読み終えました。

ある高校の英語教師・蓮実はルックスの良さと爽やかな弁舌で生徒は勿論、同僚やPTAをも虜にしていた。
が、彼は邪魔者は躊躇いなく排除すると言う共感性欠如の殺人鬼だった・・・

映画では蓮実を伊藤英明が演じると言うんで・・・ハスミンイコール伊藤英明で全編読んでしまいました。

本の帯に写ってる伊藤英明演じるハスミンがとってもらしいので・・・映画どうだったんだろう?って思っちゃいました。

前半は退屈でしたが後半は面白かったです。
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桜の咲かない季節

2013-03-12 21:54:43 | ミステリー
伊岡瞬さんの「桜の咲かない季節」読了しました。

亡父の跡を継いだものの、客が喜ぶ占いをするのが苦手な桜子は、占い師として致命的。そんな彼女を心配して駆けずり回る乾耕太郎。ふたりの前に立ちはだかる5つの謎とは?

五つの短編を透して桜子と耕太郎のかかわりの変化を描いて見せてくれます。

自分を禍から救ってくれた桜子の父・天山への想い。
行き違ってしまう桜子と耕太郎の想い・・・あっ、揺れてるのは耕太郎だけですけどね。
小さな商店街にひっそりと佇む一軒の占いのお店を巡る爽やかなお話です。
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最果てアーケード

2013-03-09 23:09:03 | その他
小川洋子さんの「最果てアーケード」を読み終えました。

天井は低く、奥行きは限られ、ショーウインドーは箱庭ほどのスペースしかない。そこは愛するものを失った人々が、想い出を買いにくる店で…。切なくも美しい記憶のかけらの物語。

面白かったかと言われたら・・・う~~んと唸ってしまいます。

寂しかったり哀しかったり、そして可愛いお話が詰まっている本です。

このアーケード街のお店にはちょっと変わったものが置いてあります。

レース屋さん義眼屋さん、ドアノブ屋さん、勲章やさん、などなどもう動くことが無くなってしまったようなものたちがひっそりとお店に置かれているのです。

読み終わって元気は出ないけど、余韻が残ります。
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ラスト・コード

2013-03-06 22:39:10 | ミステリー
堂場瞬一さんの「ラスト・コード」を読了。

父親が惨殺され留学先のアメリカから帰国した美咲。渋谷中央署の筒井は彼女を羽田で迎えるが、その帰路、何者かに襲撃される。しかし、それは序章に過ぎなかった。犯人の標的は筒井なのか、それとも美咲なのか…。

警察の中で孤立した感じの筒井は元警察官で今は私立探偵の小野寺冴に助けを求める。

そして鳴沢もちょっと顔を出すし・・・そういうお楽しみがある一冊です。
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ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔

2013-03-03 20:57:25 | ミステリー
三上延さんの「ビブリア」シリーズの第4弾です。

今回はだれでも知ってる(たぶん、名前くらいは)江戸川乱歩についての1冊です。

私は今までの中で一番好きかも。

仕事辞めたら読んでみようかしらなんて思ってます。

それにしても江戸川乱歩の作品を端から端まで雑多な情報をしっかり把握したうえでこの本を書かれたのが判る内容で、特に書かれてるトリックや間違いや改訂まで・・・網羅してあると言っても過言ではない程で、すごいですね。

コメント (2)
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