yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

御松茸騒動

2016-06-29 13:49:33 | 時代小説
朝井まかてさんの「御松茸騒動」を読み終えました。

頭の切れる若き藩士・小四郎が、御松茸同心に飛ばされた。やる気のない面々に囲まれて、右往左往する小四郎。やがて、幕府に蟄居を命じられた徳川宗春公の幻影までちらついて…。殿への上納2000本は用意できるのか?

前半は小四郎の可愛げのない思いあがった気持ちが煩わしくてつまんなかったのですが、後半は小四郎の生真面目さと一生懸命さが生きてきて面白く読みました。
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中野のお父さん

2016-06-29 13:41:17 | ミステリー
北村薫さんの「中野のお父さんを3日前に読了。

新人賞候補者からの思いがけない一言は? 大物作家宛ての手紙に愛の告白? 若き体育会系文芸編集者の娘と、定年間近の高校国語教師の父が、出版界で起きた様々な「日常の謎」に挑む!

この本も北村さんお得意の殺人のないミステリーです。

なんとなく北村さんが書かれた「円紫さんと私」シリーズを彷彿とさせる1冊です。

しかし、このお父さん、あまりに物知りすぎて我が親だったら煙たくて仕方ないと思うのですが・・・
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孤笛のかなた

2016-06-24 22:28:08 | その他
上橋菜穂子さんの「弧笛のかなた」を昨日読み終えました。

ひとの思いが聞こえる「聞き耳」の才を持つ少女・小夜が幼い日に助けた子狐は、恐ろしい呪者に命を握られ「使い魔」にされた霊狐だった。森陰屋敷に閉じ込められた少年・小春丸、そして小夜と霊狐・野火。彼らの運命は?

「守り人」シリーズを書かれた上橋さんの書かれた児童図書なのですが、なかなか面白かったです。

ファンタジー要素の強いお話ですが、小夜に助けられた霊孤の野火の気持ちが切なくて・・・

上橋さんの児童書探してみようかな。
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居酒屋ぜんや ほかほか蕗ご飯

2016-06-22 23:04:02 | 時代小説
坂井希久子さんの「居酒屋ぜんや ほかほか蕗ご飯」を読み終えました。

家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業として家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていた時に暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将の笑顔と素朴な絶品料理に一目ぼれ・・・

居酒屋ぜんやに集う人たちのおしゃべりと、美味しい料理が心と体をホッと温めてくれます。
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ソウル行最終便

2016-06-22 22:27:33 | ミステリー
安東能明さんの「ソウル行最終便」を3日前に読み終えました。

日本の家電メーカーが開発した4Kテレビの次世代技術が盗まれた。トップシェアの鍵を握るSDカードを巡り、日本警察VS.韓国企業の、絶対に負けられない戦いが始まった!

公安や外事が登場するお話はあまり好きじゃないので、読むのにも時間がかかってしまいました。

産業スパイというかもっと暴力的なお話で・・・私にはイマイチでした。
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黄金の烏

2016-06-15 23:00:18 | ミステリー
阿部智里さんの「八咫烏」シリーズの3作目「黄金の烏」を読み終えました。

今回は前2作で、お后選びを終えた若宮と呼び戻された雪哉が「山内」にあらわれた大猿を退治していくお話なのですが、  若宮の周りに結構楽しみな人材が増えてきてこれからも一層楽しめそうです。
兄宮の護衛に徹していた路近が面白いし、兄宮も表情が出てきてキャラも少しずつ立ってきそうです。

そしてもう一人、浜木綿がムチャかっこいいのです。

次作、文庫になるまで待てそうにないので、図書館で予約しました。
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烏は主を選ばない

2016-06-15 22:19:36 | ミステリー
阿部智里さんの「八咫烏」シリーズの2冊目になる「烏は主を選ばない」を昨日読み終えました。

「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、優秀な兄宮が廃嫡され、日嗣の御子の座についた若宮。
世継ぎの后選びには大貴族の権力争いが絡み、朝廷は一触即発の異常事態に陥る。

そんな状況下で、若宮に仕えることになった少年・雪哉は、御身を狙う陰謀に孤立無援の宮廷で巻き込まれていく。

前作は若宮のお后候補の女たちの立ち位置でお話が進んでいたのですが、2作目は

ナント、前作と同じ時間軸で若宮に仕える雪哉の側から同じ出来事を見ていく。

かなり面白い展開で、前作ではほとんど姿を見せる事のなかった若宮がだんだんとすの実態を現していく。

読みながら、「あっ、前作のあの事件ってこうゆうわけがあったのね」と前作の疑問がいろいろと明らかになっていく謎解きも面白いです。
雪哉がすごく魅力的で今後若宮を助けていくいいキャラだと期待してたのですが・・・

次作、即読みました。
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ファミレス 上下巻

2016-06-15 22:03:31 | その他
重松清さんの「ファミレス」上下巻を2日前に読み終えました。

中学校教師の宮本陽平は子供たちが家を出て、妻と初めての二人暮らしに困惑中。
ある日、陽平は妻の署名入りの離婚届を見つけてしまう。
唯一の趣味である料理を通じた友人の二人は、様子がおかしい陽平を心配するが、
彼らの家庭も順風満帆ではなく・・・

夫婦とは?という命題をかなり真正面から語った本かもしれないですね。

3ん組の夫婦の在り様をみせて、50歳直前の夫婦がこれから二人だけの時間だけでなく、一人の男として女としていかに生きていくのか。

読み始めはなんかつまんないなぁと思いながら読み進んでいたのですが、だんだんと面白さが増して、
下巻はあっという間に読み終えてしまいました。

いろいろ胸に迫る言葉もたくさんあって、考えさせられることも多かった1冊です。
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鬼役 十八 跡目

2016-06-11 23:00:20 | 時代小説
坂岡真さんの「鬼役」シリーズの18作目になる「跡目」を読み終えました。

ついに鬼役の跡継ぎの誕生です。

宗次郎が・・・と思ってたこともあるのですが、さすがに将軍の落し胤を跡継ぎにはできなかったのね。

優しい卯三郎がこれからどう活躍するのか楽しみです。
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燦 7 天の刃

2016-06-10 22:53:55 | 時代小説
あさのあつこさんの「燦」シリーズの7冊目「天の刃」を読み終えました。

お国入りした主寿、伊月、そして燦に問題が山積みに・・・

さて三人はいかに闘い、前に進んでいけるのか?

次回作が最後とか。どういう形で幕を引くのか?
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