yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

騙し絵の牙

2017-11-26 22:09:48 | その他
塩田武士さんの「騙し絵の牙」を二日前に読み終わりました。

大手出版社で雑誌編集長を務める速水は、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、組織に翻弄されていく…。唯一無二の俳優・大泉洋を「あてがき」した社会派長編。

大泉洋さんをあて書きした小説といわれたので、ず~~っとクルクルヘアーの大泉さんを頭に浮かべながら読みました。

出版社の厳しい内情もそうですが、小説家や雑誌などの出版にかかわっているいろんな人の大変な時代なんだなぁと今更ながら実感しました。
私は電子書籍も読んでみたりしますが、やはり紙の本が好きですね。
ページをめくる感じや、本の匂いとか・・・好きですねぇ。

最後に主人公の変わり身にはびっくりしましたが、これも小説を愛するゆえかと勝手に納得してしまいました。
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末ながく、お幸せに

2017-11-09 14:12:58 | その他
あさのあつこさんの「末長く、お幸せに」を昨日読み終わりました。

ある式場で、九江泰樹と瀬戸田萌恵の披露宴が開かれていた。出席者は、様々な思いを胸に言祝ぎを花嫁に贈る。その中には、萌恵の実の母と育ての母も含まれていた…。

結婚式に参列した人たちの、祝辞とその人たちの心のおしゃべりとで、花嫁の人柄や花嫁のこれまでの人生を解き明かしていきます。

なかなか珍しく面白い小説です。
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ときどき旅に出るカフェ

2017-11-09 14:00:48 | ミステリー
近藤史恵さんの「ときどき旅に出るカフェ」を二日前に読み終わりました。

「苺のスープ」「ロシア風チーズケーキ」など世界のスイーツを出すカフェ・ルーズ。日常のちょっと苦い事件を甘く、優しく解決していき…。読めば心も満たされる“おいしい”連作短編集。

特に劇的なこともドラマチックなこともないんだけど、ホッとしたりすっきりしたり和んだり。珍しいスィーツと飲んだことのない飲み物が登場してそちらも食べたり飲んだりした気分になったうえで、ちょっとした謎解きも楽しめます。

ソファにだらぁと横になって楽しみたい本です。
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