yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

木暮荘物語

2012-04-30 22:54:58 | その他
三浦しをんさんの「木暮荘物語」読了です。

空き室あります! 駅から徒歩5分、築ウン十年。安普請ですが、人肌のぬくもりと、心地よいつながりがあるアパートです-。一見平穏な木暮荘の日常を描く、心温まる物語。

近所の公民館の前がバス停で、久しぶりにバスの時間より早めの出掛けて図書をチェック・・・

で、借りた本の1冊です。

木暮荘というぼろ~~いアパートに住む人たちに繋がるおはなしの連作です。

人が繋がっていくって心がほっこりと温まるんだなぁと思いながら読みましたが、それだけとも言い難いところもあるかなぁ・・・
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涅槃の雪

2012-04-28 22:41:49 | 時代小説
西條奈加さんの「涅槃の雪」を読み終えました。

“天保の改革”の嵐が吹き荒れるなか、お上の苛烈な締め付けに立ち向かう気骨ある与力の姿を通じて、市井の人々の意地と気概をいきいきと描く。

“天保の改革”を北町奉行所の与力・高安門佑の目を通して描いてあり、遠山北町奉行、老中の水野忠邦、南町奉行で悪名高い鳥居耀蔵をまた別の目で見ることが出来ました。

七編の連作で構成されているのですがそれぞれの題名のほかに副題が付いていて、それがすべて水野忠邦が行使した改革のことで、それがいかに市井の人達を苦しめたのかが書かれているわけです。
そして全編透して門佑と元遊女・卯乃との恋も流れていきます。
二人の行く末は予想した通りだったですね。
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東京湾臨海署安積班 夕暴雨

2012-04-26 22:46:58 | ミステリー
今野敏さんの安積シリーズの最新作「夕暴雨」を読み終えました。

久しぶりの安積班なのでシャカシャカと読み終わってしまいました。

安積さん、村雨、須田、黒木、桜井がみんな変わりなく元気で嬉しい。

ドラマ化される前から須田さんが結構ツボだったのですが、塚地さんが演じたことで大好きになてしまいました。
「ハンチョウ」の新シリーズはメンバーが変わってしまって残念。

がこちら原作の方は皆さんが健在で良かったぁ。
しかし、臨海署が新しくなったことで・・・う~~んな人物も登場で波乱含みになってきました。

今後も目が離せませんね。
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無花果の実のなるころに

2012-04-25 23:02:35 | ミステリー
西條奈加さんの「無花果の実のなるころに」を読み終えました。

両親が北海道に転勤になり中学二年生の望は神楽坂に住む元芸者だった祖母・お蔦さんと暮らすことに決めた。

包丁も持てないお蔦さんの為に台所をあずかる望くんは頼もしい。読む人に『こんな息子がいたらなぁ』と思わせてくれます。

そして背筋がまっすぐ伸びた粋で潔いお蔦さんがまたこれカッコいいおばあちゃんで・・・おばあちゃんなんて言おうものなら大目玉貰いそうですが・・・

そんなお蔦さんと暮らす望がいろんなことに振り回されながらも少しずつ成長していく姿がまぶしい1冊です。
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善人長屋

2012-04-24 22:49:22 | 時代小説
西條奈加さんの「善人長屋」を読み終えました。

質屋千鳥屋が長屋の差配をしている千七長屋は「善人長屋」と噂されているが、その実この長屋に住む者は差配をはじめ全員が裏稼業を持っていた。
そんな長屋に手違いでお人好しで善人の加助が店子として住むことになり、加助が持ち込む人助けに長屋の者たちはついつい手を貸すことになる・・・

加助が持ち込む人助けが連作になってるのですが、最後に加助がここまで善人になって人助けに励むようになった経緯が明らかになっていきます。
最後にぐっと切なくなってきます。
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傍聞き

2012-04-19 23:03:13 | ミステリー
長岡弘樹さんの「傍聞き」を読み終えました。

プールのお友達にお借りした本です。「評判の割には今一つだったけど読むなら貸すよ」と言われてお借りしたのですが・・・

短編ってどうも盛り上がりが切れ切れになるのでもう一つ好きになれないのです。

4つの短編が収録されていますが表題の「傍聞き」が一番面白かったです。ただ小学6年生がそんな手の込んだこと考えるかなぁと。そこが引っかかって素直に「上手いなぁ」とは言えないのです。
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北町奉行所捕物控 野伏間の治助

2012-04-19 23:00:03 | 時代小説
長谷川卓さんの「北町奉行所捕物控」シリーズの第八弾「野伏間の治助」を読了。

北町奉行所臨時廻り同心・鷲津軍兵衛が長屋の大家が絞殺された事件から盗賊一味を追いつめていく・・・

もう長谷川さんの文章が切れ味が良くって大好き。
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フリーター、家を買う

2012-04-17 22:16:32 | その他
有川浩さんの「フリーター、家を買う」を読み終えました。

二宮くんでドラマ化された原作です。

ドラマが面白くて結構まじめに見ていたのですが、録画してから見るのでコマーシャルはイントロ部分は早回ししているので原作者の名前を見落としていて、有川さんの作品だと気付いたのが終盤でした。

二宮くんのイメージが強すぎるので文庫が発売になってからでもよかったのですが、
図書館の予約の順番が30番台だったので・・・

意外に早く手元に届いて、やっぱり二宮君の誠治を頭に浮かべながらあっという間に読み終わってしまいました。

町内の人達からの長年のいじめで鬱病に罹った母親。その時までまるで気付かなかった誠治。就職しても3か月で辞め、アルバイトを転々としていた誠治が一大奮起して家を買うお話です。超簡単に説明すれば・・・

ドラマも面白かったですが、原作はもっと面白く読ませてもらいました。
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ダークルーム

2012-04-16 22:21:54 | その他
近藤史恵さんの「ダークルーム」読了です。

読み終わると少~しだけ背筋が寒くなる8つの短編が収められています。

近藤さんっていろんな引き出しを持ってみえるんだなぁと感心してしまいます。

怖いお話は苦手なのですが、短い分だけ嫌にならずに読めました。
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あした吹く風

2012-04-14 23:30:41 | その他
あさのあつこさんの「あした吹く風」を読み終えました。

父親が同級生の歳の離れた姉と不倫の末に事故死した17歳の高校生・功刀鈴と

夫と親友に裏切られて離婚した34歳の女性歯科医師・来野美那子の恋のおはなし。

余り恋愛小説・・・中でも不倫話はあまり読みたくない私なので・・・何度か迷った挙句に買った1冊です。

父親の事件で心が死んでいた鈴くんが、17歳年上の美那子さんの楽しげな笑い声に惹かれて癒されていく。

いろんなことを経験して臆病になっていた美那子さんは鈴くんの真っ直ぐな想いに、心を解き放たれていく。

今、歳の差カップルがにぎわってますが、まず共通の話題や趣味もないと思うし、話す言葉さえ違う気もするし・・・考えられないなぁ。
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