yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

あい  永遠に在り

2015-06-29 21:44:21 | 時代小説
高田郁さんの「あい  永遠に在り」を読み終えました。

上総の貧しい農村に生まれたあいは、糸紡ぎの上手な愛らしい少女だった。
18歳になったあいは運命の糸に導かれるようにして、一人の男と結ばれる。
男の名前は、関寛斎。
苦労の末に医師となった寛斎は、名誉も富も求めずただ患者を助けるためにひたすら邁進する。
あいはそんな夫を誰よりもよく理解し、寄り添い、支えぬく。

実在した関寛斎という医師の妻となって彼を支え続けた妻・あいの生涯に感銘を受けました。
それにしてもこれほど前にともに高みを、そのまた先を見つめながら共に歩む人生って・・・すごすぎます。
ひたすら前を向いて緩むことない夫を見つめるあいのまなざしの温かさ優しさが感じられて・・・

ただ、誰もまねのできない人生です。怖い程の生き方です。
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嶽神 上下巻

2015-06-28 22:38:33 | 時代小説
長谷川卓さんの「嶽神」上下巻を読み終えました。

実は本屋さんで久しぶりに長谷川卓さんの本を見つけて、即購入したんですが・・・「嶽神伝 弧猿」の上下巻・・・これは「嶽神伝 無坂」の続編と分かって、こちらを探したのですが見つからずに・・・まずは以前読んだ「嶽神」を探し出して再読しました。

とにかくほとんど覚えていなくって、読み進むと「そうだそうだ」と思い出しながらまたもや入り込んで読んでしまいました。

何度読んでも、『多十ってなんとカッコいいんだ!』って。

さてさて「無坂」編を探さなくっちゃぁ。もっともこちらはシリーズと言っても多十が登場するわけではなく、それ以前のお話らしいです。
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暗転

2015-06-26 21:42:37 | ミステリー
堂場瞬一さんの「暗転」を先ほど読み終えました。

朝の通勤ラッシュ時に満員の急行電車が脱線し80以上の人が亡くなる大参事が起きた。
どうして事故は起きたのか。犠牲者の無念を晴らすため老警官と事故に遭遇したジャーナリストが動き出す。

読み始めから実際に起こった脱線事故を思い出しながら読みました。
なので、どんな展開課は予想がついてるので・・・ドキドキ感とかはどうしても物足りなかったですが、;登場人物の心の動きとかを楽しみに読みました。
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いつかの少年

2015-06-26 21:30:55 | ミステリー
五十嵐貴久さんの「吉祥寺探偵物語」シリーズの5作目になる「いつかの少年」を昨夜遅くに読み終えました。

今回は小学6年生になった息子健人の恋とその状況に父親としてどう向き合うか?

普段はピリッとしてないいい加減な父親の川庄が、息子の恋のためにすべてをかけて立ち向かう。

すっごくかっこいい父親に変身!です。
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睦月童

2015-06-25 21:56:11 | 時代小説
西條奈加さんの「睦月童」を読み終えました。

人の「罪」を映す目を持った少女イオと央介は、江戸で起こる事件の数々を解決していく。しかし、イオの出生の秘密が明らかになり…。

読み始めは・・・『イオのおかげで央介が立ち直る話かな』って思ってたのですが、途中は央介のイオを可愛がる様子に心がポッとしながらも『これだけじゃぁつまんないよねぇ』って思っていたら・・・終盤はなかなかな展開に。

最後に央介の息子まで登場して、イオの幸せな未来が見えてくるような終わり方で嬉しかったです。

西條さん、いつもほっこり幸せな心持にさせて頂いて、ありがとう!
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雨に泣いている

2015-06-24 21:58:01 | ミステリー
真山仁さんの「雨に泣いている」を読み終えました。

3月11日、東北地方に巨大地震が発生し、記者の大嶽は志願して現地取材に向かう。過酷な取材を敢行しながら行方不明の新人記者を捜す彼は、津波で亡くなった、地元で尊敬を集める僧侶の素性が指名手配中の凶悪犯だと知り…。

読み始めは・・・東日本大震災を取材する新聞記者の奮闘するお話かなぁと思いながら読んでいたのですが、

途中から十数年前に起きた殺人事件を追う話になってきて・・・その上鼻っ柱が強いお嬢様が出てき、その祖父たる社主のいい加減さに「ばっかじゃない!」

で、何が言いたかったのかどっちつかずのお話になって残念。
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蓮花の契り

2015-06-24 21:39:22 | 時代小説
高田郁さんの「出世花」の続編になる「蓮花の契り」を昨日読み終えました。

弔いを専門とする墓寺、青泉寺。お縁は「三昧聖」としてその湯灌場に立ち亡骸を洗い清めていた。
22歳になったお縁にまつわる人々、そしてお縁自身の人生がどのような道を進むのか?

実母との和解は?正念との関係は?

若い女の子がこんな厳しい人生を選択するんだなぁという驚き。

お話の中ほどで、事件の解決に手を貸すお縁を見ながら、『お縁が事件を解決していく時代小説でもあれば面白かったのになぁ』とほんの少し期待してしまった。

残念ながらこれで完結です。
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オーダーメイド殺人クラブ

2015-06-21 21:54:45 | ミステリー
辻村深月さんの「オーダーメイド殺人クラブ」を読み終えました。

クラスで上位の女子グループに属する中学二年生の小林アンは死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいた。
家や母、教室に苛立ち、アンは教室でもさえないけれど自分と似た美意識をもつ同級生の男子・徳川に自分自身の殺害を依頼する。

読み始めて、あまりに好みと違い過ぎて読み進まなくって何度も止めようかなと思いながら・・・しかし、辻村さんの本だからこのままのはずがないし・・・と頑張って読み終えたのですが。

徳川との絡みが多くなった後半は面白くなって一気に読めました。

最後は・・・まぁこうなるよねぇ・・・と言う感じでまとまりました。
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八丁堀剣客同心 酔狂の剣

2015-06-20 22:55:38 | 時代小説
鳥羽亮さんの「八丁堀剣客同心」シリーズの何作目になるのかしら?「酔狂の剣」を読み終えました。

さすがに飽きてきちゃった・・・
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風の市兵衛 夕影

2015-06-18 22:42:15 | 時代小説
辻堂魁さんの「風の市兵衛」シリーズの15冊目になる「夕影」を読み終えました。

ナント、返弥陀ノ介が女に惚れた!?

可愛い弥陀ノ介がみられる珍しい1冊です。
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