yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

闇の伴走者

2015-03-30 22:41:26 | ミステリー
長崎尚志さんの「闇の伴走者」を読み終えました。

副題に「醍醐真司の博覧推理ファイル」となっています。

漫画界を題材にしたミステリーなんですがドラマ化されるそうで、帯に松下奈緒、古田新太となっていて、読みながらしっかり二人が主人公に成り代わってしまっていました。

でも古田新太さんははまり役ではないかと・・・無駄に詳しいオタクの知識を滔々と披露してる様がドラマでもたくさん出てくるんだろうなぁ。

次回作も楽しみです。
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狭小邸宅

2015-03-30 22:34:03 | その他
新庄耕さんの「狭小邸宅」を昨日読み終えました。

戸建不動産会社に就職した「僕」は、ある日突然、異動命令という戦力外通告を受ける。異動先で1件の物件が売れたことで、周囲から徐々に認められ、自身も変わっていくが…。

新聞の読書欄に取り上げられていたのをみて借りたのですが、よくわからないなぁ・・・って感想です。

不動産会社ってメチャ怖いなぁって・・・

「僕」はこの後どう生きるのか?知るのが怖い感じがして、読んでる間も不快感、読み終わってもザワザワした読み心地です。
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六花落々

2015-03-29 10:44:41 | 時代小説
西條奈加さんの「六花落々」を読み終えました。

下総古河藩の下士・小松尚七は、藩の重臣・鷹見忠常にその探究心を認められ、世継ぎの御学問相手に抜擢される。やがて江戸に出た主従は蘭医らと交流するうちに、時代の流れに呑み込まれ…。

実在の人物に焦点を当てた一冊です。本にするまでにどれほどの資料を読み込まなければいけないのだろうと、その大変さに思いがいってしまいました。

そして『六花』が雪のことをいうのだと初めて知りました。
雪の結晶を思い浮かべながら読み進みましたが、あのいろんな形の結晶を後世に残すためにどんな苦労があったのか、どれだけの困難があったのか、そしてその苦難を乗り越えて今がある事に・・・すごいなぁと。

尚七、忠常、そして藩主・土井利位の師弟愛というか友情、がしっかり全編に優しさを与えています。
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冬芽の人

2015-03-28 22:33:27 | ミステリー
大沢在昌さんの「冬芽のひと」を昨日読み終えました。

警視庁捜査一課に所属していた牧しずりは、同僚が捜査中に重大事故に遭ったことに責任を感じ、5年前に職を辞した。以来、心を閉ざして生きてきたが、亡くなった同僚の息子と出合ったことから運命の歯車が回り始める。

すでに終わってしまった事件の謎解きは面白かったのですが、恋バナの話になると一気に面白くなくなってきて・・・この話はなかった方が引き締まった感じがします。
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世界地図の下書き

2015-03-26 21:57:23 | その他
朝井リョウさんの「世界地図の下書き」を昨晩読み終えました。

児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らす子どもたち。夏祭り、運動会、クリスマス。そして迎える、大切な人との別れ。さよならの日に向けて、4人の小学生が計画した「作戦」とは?

小学3年生の太輔が「青葉おひさまの家」へ来た日から1班の5人・・・佐緒里、麻利、淳也、美保子、太輔・・・の三年間のお話ですが、それぞれが抱えた問題や哀しさ苦しさも次第に明らかになり・・・それぞれが新しい道を歩き始める決意をしたとき、

空にランタンの光が空に飛び交った。

小学生と侮ってはいけない。彼らの持てる力をすべて使って感じ、考え、咀嚼し、行動してることを・・・もっと知らなくては。
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一千兆円の身代金

2015-03-25 22:23:43 | ミステリー
八木圭一さんの「一千兆円の身代金」を昨日読み終えました。

元副総理の孫が誘拐された。日本政府に突き付けられた犯人からの要求は、財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の赤字を招いた責任を公式に謝罪し、具体的再建案を示すかの二択だった。

最初は展開が判りにくかったのですが、起こっているいろんなことが繋がってくると一気に面白くスピードもアップして楽しめました。

赤字財政や国家政策の話にはとんと付いて行けずななめ読みになってしまいました。

終盤に出てくる、内閣総理大臣に対する嘆願書・・・涙なくしては読めませんでした。

ただ、誘拐の実行に関しては予想通りで、これは結構早い時期にわかってしまいちょっと残念。

久しぶりに直球一本やりの本でした。
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アゲイン 28年目の甲子園

2015-03-22 20:50:18 | その他
重松清さん原作、大森寿美男さん著の「アゲイン 28年目の甲子園」を読み終えました。

もう一度、甲子園を目指しませんか-。40代半ばの元高校球児・坂町は、見知らぬ女性に突然声を掛けられる。強引な誘いに苛立つ坂町だったが、かつてのチームメイトと再会しぶつかり合う事で、甲子園の夢が断たれた出来事と、そして自分自身と向き合うことに・・・

ストーリーとしては想像してた感じのお話に収まっていて、これと言ったサプライズはないのでですが、映画的にはどうなんだろう?

登場人物に離婚経験者がかなり多く、現在の世間的に言うとこうなのかなぁと。

確かに私の回りにも多くて、特別のことではないんだなぁと今更ながらおもいました。
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波に乗る

2015-03-21 20:14:42 | その他
はらだみずきさんの「波に乗る」を読了。

文哉が入社1ケ月で会社を辞めた直後、父が亡くなったという連絡が。霊安室で対面した父は、なぜか記憶とはまるで違う風貌をしていた。文哉は、父の足跡をたどりはじめ…。

高校時代から滅多に口を利くことのない疎遠な関係のままだった父親。
そんな父親が亡くなって、残した家を片づけながら文哉は父親のまるで知らなかった一面と向き合うことになり、父親の友人たちと出合い自分の人生を考え始める。

なんか亡くなって初めて息子に自分の生き様を教えられるって・・・かっこいいけど哀しい。
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誉れあれ

2015-03-20 21:52:24 | ミステリー
東直己さんの「誉れあれ」を読み終えました。

副題に「札幌方面中央警察署 南支署」となっていて、発表された時はこの題だったみたいですが表題に変更になったみたいです。

道警本部まで加担し組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に、南支署が気づいた。「枝」と呼ばれ蔑まれてきた支署の刑事たちの執念の捜査が始まる-。

事件が端緒についたのが交番勤務の巡査・梅津康晴・・・のちに『キゼツ』と呼ばれる・・・が拉致されたことだった。

登場人物が多くて、少々煩雑ですが道警者としては外せない腐敗事件を背景にしていて面白かったですが、北海道の方は読んで厭じゃないのかなぁなんて思ってしまいました。
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鬼役 十四 気骨

2015-03-19 22:35:54 | 時代小説
坂岡真さんの「鬼役」シリーズの14作目「気骨」を昨日読み終えました。

息子・鐡太郎の旅立ち、居候の卯三郎と跡継ぎ問題・・・

さてこれからどうなりますか?
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