yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

おいち不思議がたり 桜舞う

2012-06-30 22:50:47 | 時代小説
あさのあつこさんの「おいち不思議がたり」の続編「桜舞う」を読み終えました。


「お願い、助けて…」 散りゆく桜の下で、亡くなったはずの友が囁いた。江戸の菖蒲長屋を舞台に描く青春時代ミステリー、「おいち不思議がたり」シリーズ第2弾。

このお話の主軸ってなんだろうと思いながら読んでたのですが・・・謎解きなのか、親子のの情なのか、おいちの成長?う~~ん違うなぁ・・・女が職業婦人として生きて行こうとして当時の様々な障害に立ち向かっていく話なのかと。

おいちの決意が語られる1冊です。
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カウントダウン

2012-06-29 22:58:02 | その他
佐々木譲さんの「カウントダウン」読了。

北海道の夕張市に隣接する幌岡市は夕張市と競って観光産業に莫大な金をかけた付けが回って、夕張市と同じ道をたどり財政破綻が噂されている。

前回の選挙で当選し、この町で最年少の市議となった司法書士の森下直樹の前に選挙のプロだと言う男が現れ「この町が二度死なないために市長になれ」と。

北海道に思い入れのある佐々木さんが夕張市の財政破綻を書きたかったのかと思うのですが・・・

ごくごく普通の選挙のお話で、以前読んだ真保裕一さんの本にもよく似たのがあったなぁと思いながら・・・う~~ん物足りない読後感です。
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木暮写眞館

2012-06-28 22:37:23 | ミステリー
宮部みゆきさんの「木暮写眞館」を昨日遅くに読み終えました。

いや~~さすが宮部さん!という感想です。

花ちゃんこと英一の両親、花菱夫妻が、結婚20周年を機にマイホームを購入した。でもそれは普通の家ではなくて…。表題作をはじめ「世界の縁側」「鉄路の春」など、連作全4編を収録した現代エンターテインメント。

これは図書館のHPにアップされている説明文です。

花菱家の長男・英一君が元写真館だった古い家を購入して「木暮写真館」のままで暮らし始めた高校一年から卒業までの出来事を4つの短編ではなく中編で綴っている1冊です。

登場する英一君のニックネームが・・・花ちゃん。
英一の弟・光ちゃんは・・・ピカ。
英一の友人・店子くんは・・・テンコ。

このニックネームがすごく可愛い。そしてもっと可愛いのがピカちゃん。
「ぼんくら」に登場する弓之助くんを連想するんですよね。
話が心霊写真とか念写とかちょっと薄気味悪い題材を取り上げてるんだけど・・・私の苦手な分野なんですよ・・・意外にもさらっと読めてしまって、それよりピカちゃんの可愛らしさと利発さと繊細さに気持ちが行ってしまいます。
もっとも私はお兄ちゃんの花ちゃんの母親や弟に向ける気持ちが愛おしくて愛おしくて・・・あまりに気持ちが優しいので早死にしちゃうんじゃぁないかと心配したくらいです。

花ちゃん、ピカちゃん、テンコくんがどんなふうに成長していくのか・・・知りたいけど・・・続編は無いんでしょうねぇ・・・
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厚すぎるf^_^;

2012-06-25 12:25:47 | 時代小説
現在、宮部さんの「小暮写真館」を読書中なのですが・・・700ページ以上あります!
分厚過ぎて、果たして読み切れるだろうかと不安感に襲われます。
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デス・コレクター

2012-06-23 23:16:15 | 翻訳もの
ジャック・カーリイの「デス・コレクター」を読み終えました。
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百番目の男

2012-06-22 23:37:17 | 翻訳もの
ジャック・カーリイの「百番目の男」を読み終えました。

札幌の読書仲間の方が、お貸しした本を返して下さる時に一緒に送って下さった本なのですが・・・

最初に「デス・コレクター」を読みだしていて・・・3分の1くらいまで読んだ頃に「百番目の男」がシリーズの1冊目だと気付いて、こちらを読んでしまいました。

連続放火殺人事件を解決して、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンを一人称『僕』として相棒のハリーとともに事件に立ち向かうお話です。

10年ほど前にはかなりの海外ミステリーを読んでいたのですが、藤沢周平さんの「蝉しぐれ」で時代小説に嵌ってからはすっかり翻訳の小説を読むのが億劫になってしまって、年に2,3冊くらいしか読んでいなかったのでいつ挫折するかなぁと思っていましたが・・・

大丈夫でした。文章に馴染んでくると結構読み進むものなんですねぇ。
以前読んでいた「検死官ケイシリーズ」(うゎ、うる覚えだわ)ほどにはエグくないので助かったわ。

途中で待ってもらってる「デス・コレクター」に戻ります。
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東雲の途

2012-06-20 22:28:17 | 時代小説
あさのあつこさんの「東雲の途」を読み終えました。

「弥勒の月」「夜叉桜」「木練柿」に続く四作目です。

前作は短編で綴った連作でしたが、今回はある事件を追った長編です。

川の橋げたに引っかかっていた若い男の死体が見つかったのが始まりだった。

いつもは商人遠野屋清之介と同心木暮信次郎との背筋が寒くなるようなやり取りがメインになるのですが、今回は木暮の配下の伊佐治がクローズアップされていて・・・伊佐治のおかみさんであるおふじとのやり取りがジーーンとします。

いつも遠野屋と木暮の間で気を揉んでいる伊佐治がすごく可愛かったのですが、なかなかイケてる親分さんです。

今回は遠野屋が自分の過去と向き合う旅をするのですが、次回は木暮の心の闇をひも解いてもらえると嬉しいのだけど・・・

一味もふた味も違う時代小説で、すごく面白くなってきました。
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宮部みゆきさんのインタビュー

2012-06-18 23:03:31 | 時代小説
札幌のお友達から本が返ってきて、その荷物の中に数冊の未読の本が一緒に入っていたのですが・・・翻訳本が多いのですが、ここ数年は2冊くらいか読んでなくてどのくらい時間がかかるのか不安。

その中の1冊が、「IN☆POCKET」。

宮部さんの「ぼんくら」「日暮らし」「おまえさん」の永久保存版徹底ガイドのあって・・・超嬉しい!!

「ぼんくら」シリーズのメインの登場人物への想いが書いてあってすごく楽しい。
読みながら頷き、笑い・・・特に弓之助のお兄ちゃん・淳三郎のイメージが嵐の相葉雅紀くんだってあり、思わず「わかるぅ~~」

そしてもう一つ、「海堂尊の世界」という特集もあって読みごたえありました。
コメント (1)
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四色の藍

2012-06-18 22:36:25 | 時代小説
西條奈加さんの「四色の藍」を読了。

仇討ちに挑む四人の女。しかし、四人それぞれの愛憎や思惑が絡み合い、事件は意外な展開を見せていく…。楽しくも切ない、エンタテインメント時代小説

なんか『仇討』と言う割には可愛らしいお話です。

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銀漢の賦

2012-06-16 23:44:58 | 時代小説
葉室麟さんの「銀漢の賦」を昨日読み終えました。

寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ幕閣まで名声が届いている松浦将監。

この二人は幼馴染で同じ剣術道場に通っていたが、ある出来事を境に進む道が分かれ絶縁状態に。
時を経て、二人の生きる道が再び交差し始めた。

日下部源五、松浦将監、そして百姓の子だった十蔵の友情・・・ただただその素晴らしさを伝えたくて書かれた1冊。
そんな気持ちになる本です。

読みながら清々しさに静謐さ、そんな空気感を感じていました。

エンターテイメントではなく文学だなぁと。藤沢周平さんの書かれた時代小説を彷彿とさせられます。
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