yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

私の命はあなたの命より軽い

2015-04-29 08:41:53 | その他
近藤史恵さんの「私の命はあなたの命より軽い」を昨晩読了。

夫が突如ドバイへ赴任することになったため、大阪の実家に戻った出産間近の遼子は、両親と妹の間に会話がないことに気がつく。やがて、家族を襲った出来事が明らかになっていき…。

読んでる途中は家族を襲ったはずの出来事が判らず、イライラしながら読んでいたのですが・・・

最後のページを読み終えて、背筋が寒くなるような怖さに襲われました。
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八ヶ岳・やまびこ不動産へようこそ

2015-04-21 22:55:34 | その他
長田一志さんの「八ヶ岳・やまびこ不動産へようこそ」を昨夜読み終えました。

人生に挫折し、八ヶ岳へ流れ着き栄養失調で倒れた真鍋は、助けてくれた「やまびこ不動産」で働き始めた。
わけあり物件を得意とする「やまびこ不動産」で物件にこもる思い出、事情、家族の想いなどに接するうちに、真鍋にも変化が・・・

プロローグの他に5つの短編の連作からなる1冊です。
其々が物件にかかわったお話で、真鍋が一つ一つの物件をクリアしていくごとに、人とかかわるごとに人として再生していく。

真鍋の特異な能力のせいで感じる筈の不思議な感じが、優しさと温かさに包まれてほっこりするお話になっています。
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となりの革命農家

2015-04-20 22:41:49 | その他
黒野伸一さんの「となりの革命農家」を昨日読み終えました。

慣行農業が主流のY県大沼村で、有機農業を始めた春菜と和也。農業生産法人の部長で、近代農業で大沼村を再生させようと計画を立てる理保子。近代農業と古き良き農業、共存共栄への道が拓かれていく-。

黒野さんの農業を題材にした本を三冊読みましたが・・・停滞した現状を何とか打開していきたいという思いを感じます。ただ本のお話のように簡単ではないというおは当たり前ですが、でも農業を取り上げる小説が書かれていてドラマにもなったっていうのは、やはり農業の変革を求めてる風潮が強いのかなぁと思ったりしています。
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ゼロの迎撃

2015-04-20 22:20:26 | ミステリー
安生正さんの「ゼロの迎撃」を2日前に読み終えました。

活発化した梅雨前線の影響で大雨が続く東京を謎のテロ集団が襲った。
自衛隊統合情報部所属の情報官・真下はテロ組織を率いる人物の居場所を突き止めるべく奔走する。

『国防』や『自衛権』などなど、話題になっている難しい言葉の羅列にはなかなか頭がついて行けなかったのですが、後半は手に汗握る・・・と言った展開で面白かったです。
そして自衛隊全体に向けた首相のメッセージは活字で読んでも胸がいっぱいになりました。

作者の『国防』という事についての不安や不満や、、、平和ボケしてる日本国民にたいしての発破が透けて見える本です。
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スターダストパレード

2015-04-14 23:01:12 | ミステリー
小路幸也さんの「スターダストパレード」を読み終えました。

刑務所から出所した元暴走族のヘッド・マモルは、母を不審な死で亡くした少女・ニノンを、刑事・鷹原の元妻のところへ連れて行くよう依頼される。マモルとニノンは無事に辿り着けるのか?

やっぱり、小路さんだわ。本質的に心が温かくなる本です。

「マモル」がかっこいいし、「ニノン」はムチャ可愛いし・・・続編ないのかなぁ。

鷹原をはじめとしてけっこう面白い脇役がいるのでもっとこれから話を広げられそうですが。
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異国のおじさんを伴う

2015-04-13 21:26:33 | その他
森絵都さんの短編集「異国のおじさんを伴う」を読了。

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ラストラン

2015-04-11 22:14:47 | ミステリー
志水辰夫さんの「ラストラン」を読み終えました。

手配中の恋人を待つ女、未解決殺人事件の容疑者を追い続ける老刑事など、非情かつ哀切な世界を描く。著者により封印されていた初期短編10編を収録。

どの短編も読み終わって、後味が苦いんですよ。

だから次の短編に行く元気が出なくって、自分に発破掛けながら読み終えました。
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アナザーフェイス6 高速の罠

2015-04-10 19:15:38 | ミステリー
堂場瞬一さんの「アナザーフェイス」シリーズの「高速の罠」を読み終えました。

息子が高速のパーキングエリアで行方不明に・・・

っておはなしです。
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インデックス

2015-04-09 21:45:40 | ミステリー
誉田哲也さんの「姫川シリーズ」の「インデックス」を読み終わりました。

所轄に異動したことで、姫川玲子が扱う事件の幅は拡がった。事件捜査の日々のなか、本部復帰のチャンスを摑んだ玲子。気になるのは、あの頃の仲間のうち、誰を引っ張り上げられるのか-。

8つの短編からなってる1冊です。

さて  最後に引っ張りあげられるのは・・・やっぱり彼でしょう。
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向日葵のかっちゃん

2015-04-07 21:08:52 | その他
西川司さんの「向日葵のかっちゃん」を昨日読み終えました。

フィクションと思っていたら西川さんの自伝なんですね。

「わからないことは、恥ずかしいことじゃない」 時計も漢字も読めず、支援学級に通うかっちゃんの毎日を一変させたのは、心と体の両方を目いっぱい使って教えてくれる熱血漢すぎる先生だった。

「+」や「=」の意味がどうしてそうなのか・・・そこが判らない、誰も教えてくれない・・・だからそこから一歩も進めなくなってしまって「知恵遅れ」とひとくくりにされてしまう哀しさ。

出会った一人の先生のおかげで、「何故??」を克服した男の子のお話ですが、こんな先生に出会えなくて思う道を歩けてない人もたくさんいるのかなぁと切なく思いました。
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