鷲君との対話の続き
折よく豊岡市の『コウノトリを育む農法』と言う記事に接する機会があって、勢いその話題になった。
私 『兵庫県の豊岡はコウノトリと共生できる環境づくり・コウノトリを育む農法に取り組んでいる。やはり冬水田圃が基本で、それによってトロトロ層と言う柔らかい土をつくり、雑草の種を沈み込ませて発芽出来なくさせる。
微生物が増え、昆虫や魚の餌も増える。茎が太くて雑草に負けない苗をつくり、春から夏にかけて水を深く張って米糠や糖蜜を入れて発生させた有機酸で雑草を抑える。
一方、無農薬でクモやカエル、トンボが増えて害虫の天敵となると農薬を散布するより被害が少なくなるとも。
またオタマジャクシがカエルになるまで田圃に水を残すだけでなく、水田と水路を結ぶ漁道をつくり、魚の産卵を助ける。稲刈り時には魚の逃げ道にもなる・・など。
こちら(大町)のアイガモ先生も有機・無農薬農法で、田植えを他の農家より遅くしている。これは肥料の効率をよくして無駄な肥料をやらないことで茎が太くてよく分けつする丈夫な稲を育てるためだと。
刈り入れも遅い上にはざによる自然乾燥で葉緑素を最後の最後まで取り込むのだそうだ。
鷲 『去年偶然蓮華を植えた田んぼがえらく稲が実ったそうな。へたな肥料をやるよりよっぽどよかったって母が言いよった。昔ながらの方法がいいのかもしれんの。
冬に水を引くといえば婆さんは目をまん丸にしようて・・。ま、色々研究してみよう。』
私 『蓮華などの緑肥は有効なのでどんどんやるべし。周囲とトラブルを起こさないことは重要なことなので、なるべく周りとの影響関係の少ない場所の休耕田を借りて試験的にやって見ると言う手もある。』
続 .
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