9月8日(月)
午前7時。ここは平郡島東港から南西に40分余り走った沖合い。今日はタコツボ漁の最終日。
次々と巻き上げられるタコツボ。KOJIさんがタコツボを引き上げてTAKAHAUさんに手渡し、TAKAHARUさんが中のタコひきだしながらツボを船の片側にキチンと並べて行く。
2人の呼吸がぴったりあって淀みなく作業が進み、片方には引き上げられたツボが山をなし、片方にはロープがうず高くたまって行く。
かねてからタコツボ漁の実際を見て写真を撮らせて欲しいとお願いしていたところ、8日に最後のツボを回収する作業をするので一緒に行きませんかと言うお誘いを頂き、滞在を1日延ばして同行することになった。
タコツボ漁の漁期はまだ終わっていないが、すでに最盛期を過ぎ上がってくるタコもまばらで、あれほど大漁に沸いた頃に比べると今昔の感があるが、最後なので少しでも入っていればよしとしなければならないのかもしれない・・。
それでも少しでも沢山入っていて欲しいと思うのが本音だが、やはり上がってくるのは十数個に1杯程度で、漁期の終わりを思い知らされさびしさを禁じえない。
2人の胸中にはどんな思いがよぎっているのであろうか・・。