遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

花の絨毯,草原の風・・・’99・8,復帰へのアプローチ⑦

2006-12-31 14:05:14 | 踏み跡
 11:38発。話しこんで大幅に遅れたので先を急ぐ。いつしか森林限界を越えていた。
 2196mの独標を過ぎて左前方に薬師岳がその全貌を現すと、右手のゆるやかなモスグリ-ンのカ-ペットの広がりの向こうに太郎小屋が見えて来る。萌黄色に見えていたのはキンコウカの花で、それが一面にびっしりと咲いて絨たんのように見えたものだった。」 
 タテヤマリンドウが盛期を迎え、コバイケイソウ,イワイチョウ,ニッコウキスゲの花はすでに終わって早くもアキノキリンソウが咲いていた。チングルマの綿毛が草原の風に揺れて、山はのどかな昼の時を迎える。
 陽射しは強いが風は冷たい。どんなに優れたF分の一ゆらぎのフラクタルな風も、この風の心地好さにはおよばない。この涼しさを人の手でつくりだすことはできない。

 12:20,太郎小屋に着く。三河のOさん達が迎えてくれた。ポリタンクに水を入れるのを忘れ、愛用のひょうたんバッグも忘れてほとんど水なしで登ってきたのでやむなくジュースを一つ買う。Oさん達に南木曾から大平宿に入る道,大平から飯田に抜ける道,飯田から新城・三ケ日に至る道(R153)を教わる。
 (写真,’06・8,雲の平)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿