1月16日放映のNHK・ETV特集『田んぼにトキが舞う』を見て、兼ねてから考えていたことを伝えるべく鷲君にメールした。
私『前々から考えていたことだが、おめぇんとこの田圃でアイガモ&無農薬不耕起栽培をやれねぇか!』
鷲『アイガモかぁ,婆さんが仕切っている間は難しいが、詳しく教えてや。 知っといて悪いことはないじゃろうけーね』
私『さっき教育TVで佐渡のトキと共存する米づくりの放送があった。要旨は冬期湛水によってイトミミズが増える。⇒田圃の土がミミズの糞で覆われる。⇒ミミズの糞は肥やしになる。+雑草の種が埋もれて酸欠となり発芽しにくくなるらしい。アイガモを入れて草取りをさせればさらに効果がある。尤も実際には草取りが大変らしいらしいが、除草剤の量を減らすことは出来るようだ。
最初の年からメダカが大量に発生し、蛙や小動物が増えて生態系が豊かになったと・・。タガメやミズカマキリが来るかも。
婆さんは新らしがり屋のところがあるから説得してみたら面白いんじゃねぇか・・。伯父さんにも話して見ぃ!』
鷲『難しいかも・・,けどカモのがらはいい味のスープになったで~!
アイガモ農法のの問題点は、カモをさばかにゃいけんとこじゃね。わしは体温のあるものは多分無理。ようさばかんよ(^^)木を切るのもためらうくらいじゃけん・・。
カモを生かして越冬さすとだいぶかかるんかの? そんならええけど・・・。
冬に水をひく方法は何度かNHKでみたことがあるよ。水をひくのに周りの田の持ち主に了解がいるとは思うが、わしの代にはできるとおもうよ。 無農薬というのは除草剤も使わんという方法じゃろ。まだそこまで徹底してないけんね。草取りが一番大変じゃろうけ、考えねば・・。』
私『ん,カモを冬越しさせる・・か。やってみる価値あるかも。そもそも毎年捌いて肉にするのは、翌年稼働させるまで飼っておく手間と費用が無駄になるのと、肉として美味いからじゃが、鶏を飼うような考え方で実験してみるのもいいカモ。』
続 . .
カモをなぜ越冬させないか、についてです。
一番の理由は田植え後の苗が小さいときに大人のカモを放飼するとカモは苗を食べてしまいます。
かといって苗が大きくなるまで待つとなると、その間に雑草が大きくなります。
稲の成長よりも雑草の成長のスピードのほうが速いのです。
なので苗とカモは小さいうちから同時に成長していくことが望ましいのです。
それが毎年カモを更新する大きな理由なのです。
ぜひ田んぼつくりにチャレンジしませんか?
一代雑種なので卵も産まないでしょうから鶏のようにはいきませんネ。ちょっと残念。
因みに寿命はどれくらいなんでしょうか?
田んぼはほったらかしと言う訳に行かないですからネェ・・,なかなか踏み切れない代わりに若者にアイガモをけしかけています。