日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

64,000,000円ボーナスの非常識

2009-11-23 | 他人のフリ見て我が身を正す
一人当たり64,000,000円のボーナス支給
自分たちの非常識を当たり前だと思っているとしたら
金融という業界には人を思いやる心は無いということになるのでしょうね。

米ゴールドマン・サックス、株主が賞与減額要求(読売新聞) - goo ニュース

働いた報酬というのは適正でなければなりません。
国からの支援を受けている企業は事実上の破産会社です。
従ってボーナスどころか給与すら遠慮しながら支給すべきものです。

方や64,000,000円というボーナスの話をしているかと思えば
私の知る限りでは、暑い夏に汗を流し、熱射病の恐怖に耐えながら
冬になれば寒さに身体を震わせながら
現場で作業をしている人たちの賃金が一日6,000円を切ったという話を聞きます。
時給に換算するとなんと750円
学生アルバイトがエアコンの効いたコンビニでバイトをするよりも安い時給だったりします。
それどころか、最低賃金すら目前という状態です。
身体を酷使し、命の危険すらある業種がそんな状況です。

それにも拘らず、ゴールドマンサックスに見られる高額給与やボーナス
頭が異常としか考えられません。

64,000,000円を750円で割ると85,333時間になります。
これを更に24時間で割ると3,555日になります。
これを更に365日で割ると約10年になります。

不眠不休で働き続けても現場の労働者が10年近くも働かないと手に出来ない金額を
たった一回のボーナスで支給されるというのです。

アメリカは何かを勘違いしていないでしょうか?
ゴールドマンサックスは何かを勘違いしていないでしょうか?
業種による収入差はあって然るべきです。
しかし、国からの支援を受けている場合は別です。

こんな単純なことも理解し、実行できない世界なんて明らかに異常ですよね。

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