下請け地獄

どこまで行くのでしょうか？
下請け地獄

いつの間にか値下げが当たり前のようになってしまった日本国内
一円の違いが企業の運命に影響を与えます。

ある日のこと
私の携帯に見知らぬ電話番号からの電話
しつこく電話されます。

「なんだろう？」と思ってかけ直した電話の向こうから
「もしもし、○帽ですがお届物があります。」
既に時間は夜の9時を過ぎていました。

驚いたのは○帽のドライバーの声です。
「何時ならおられますか？今日中にお届けしたいのですが・・・。」
遅い時間には申し訳ないと思い
「明日で良いですよ。」と言うと
「あと二軒ですからその後になりますけどお届けします。」

申し訳ないことに商品を配送してくれた時間は
夜の10時を過ぎてしまっていました。

実は元請けの配送業者は○濃運輸です。
その下請けに○帽さんが遅くまで走り回っているのです。
一体一通当たりいくら貰えるのやら・・・。

なんだか淋しさを感じてしまいました。
まさに「下請け地獄」
心しておきたいものです。