日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

企業文化

2008-03-09 | 経営改善
企業文化を考える上で面白い話を発見しました。

8匹のサルの話です。
8匹のサルを一つの部屋に閉じ込め
部屋の中央に天井からバナナをぶら下げます。
そのバナナを採るにはこれまた部屋の中央にあるはしごを登らなければなりません。
しかし、このバナナには細工がしてあります。
バナナを採ると部屋中に氷水が浴びせられ、
みなびっしょりと濡れてしまうのです。

勇気あるサルがバナナを取る度に
みながびっしょり濡れてしまう。
これを嫌ったサルたちは
誰かがはしごを登ろうとすると
その登ろうとしたサルをボコボコにやっつけてしまうようになります。
結果、誰もはしごを登ろうとはしなくなってしまう。

次にこの中の一匹を出し
新しいサルを部屋に入れる。
事情を知らない新参者ははしごに登ろうとすると
直ぐに周囲からボコボコにされてしまいます。
氷水が浴びせられる事など知らないまま・・・。

そして同じ様に古いサルを一匹ずつ
新参者に入れ替えていく。
同じ様に、はしごに登ろうとする新参者は
訳もわからないままボコボコにされてしまう。
それが嫌ではしごに登ろうという気力がなくなる。

最後に8匹目の古参のサルが新参者と入れ替わりました。
相変わらず新参者ははしごに登りバナナを取ろうとしますが
はしごに近づくと周囲のサルから袋叩きに会い
結局は訳もわからないまま
バナナを取ろうともしないし
はしごにも登ろうとはしないようになります。

チョッと待ってください。
最後のサルが入れ替わったという事は
誰一人としてバナナを取ると氷水が浴びせられるという事を知らないのに
はしごに近づくものは
とにかくボコボコにしてしまえという文化を持ってしまった事になります。

企業文化とはこうして形成されていくものです。
「なぜ?」
「自分達は何故この仕事をしているのだろうか?」
この言葉が抜けてしまっては大変な事になってしまいます。

企業文化の中に必要な一言を忘れたくはないものです。

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最期通告

2008-03-09 | 危機管理
またキツイ一言を発してしまいました。

「事業をおやめなさい!」

血の繋がりは無いのですが、
会計事務所の所長としてではなく
親族の一人として発言させてもらいました。

明らかに売り上げが足りません。
セールスに歩くにもその手法が分かりません。
また、セールス自体が苦手です。
どこか企業に就職したほうが資金繰りの心配が必要ありません。

泥のようになって働き
しかし、その結果が伴わない・・・。
それなら会社に勤めた方が生きていける。

そう考えたとき
冒頭の言葉を言わずにはいられませんでした。

先代であるお父様がなくなられまだあまり年月が過ぎていません。
しかし、お父さんが残してくれた生命保険も底をつきかけてきています。
お父さんが残してくれた生命保険は
まさにお父さんの血の一滴、
肉の一片だと思います。
1円たりとも無駄にさせたくはありません。

ご本人は厳しいと感じられていたように見えました。

以前廃業をお勧めした社長に言われたことがあります。
「やめろなんてひどいことを言う山根さんを殴ろうと思った」と・・・。
しかし、その社長が会社をやめると言った瞬間の
奥様とお母様の安堵した顔は今も忘れることができません。
そしてそんな奥さんとお母さんお顔を見た社長が
「二人の顔を見ていると間違っていたのは俺だった・・・。」
とも仰って頂きました。

私は会計事務所の所長である前に人でありたい。
関与先企業経営者の親であり、兄弟であり、子供でありたいと思っています。
今はひどいことを言われたと思っておられるかもしれませんが
的確なアドバイスをして行きたいと思っています。


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