日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

すわっ!クレーム!?

2006-07-27 | 危機管理
久々にヒヤリとした事件がありました。
当社の申告が関与先様に不利益を与えたのではないかとの
クレームがある関与先様からあったのです。
もしも当社が誤りを犯したことになると
ゆうに百万円を超える損害賠償が発生する可能性があります。

クレームのお電話をいただき
早速申告書の控えを見て真っ青になりました。
重要な判断が必要な事項なのに
私の承認印がない・・・。
にもかかわらず、過去との申告とは異なる方法を
採用しての申告をしていました。

やってしまったか!?
そのような思いで、不利益を与えたと判定(説明)した
行政機関へと確認に行きました。

担当窓口で詳細を伝え、関与先様が窓口へ訪れた際の状況を確認しました。

結果は、窓口の説明に曖昧さがあり、
関与先様が不利益を被ったと判断されたようでした。
後日、明確な回答を連絡いただくことを話し、窓口を離れました。

その後、関与先様へ事情を説明しに訪問し
明日以降、結論が出る旨お話をし、
不利益は被らないであろう事のお話をさせていただきました。

夕方遅くに社内で前年までと異なった処理を確認した職員が分かり
「所長(私)に言われ、行政機関の窓口で確認した結果、
関与先様に有利なこと(節税)はあっても
不利益は一切無いことを確認しました。」との返事をしてくれました。

そうです。
過去の申告方法とは異なる条文採用のため
行政機関に事前確認してあったのです。
残念ながら、その確認が書面に残っていなかったのです。
せっかく確認してもらったのに
社内で検討したことの確認用紙を作成していなかったのです。
(実際、そのような確認用紙もないのですが・・・。)

一本のクレームのお電話のおかげで
当社の不備がまた一つ発見されました。
感謝感謝です。
今日にでも検討事項確認用紙の作成をしようと思います。


コメント
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