極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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ウクライナ問題の仕掛けは、ベトナム戦争・イラク戦争と同類となるか。

2022-02-19 18:24:11 | 日記

以下文はウィキペディア、CNN、ユーチューブ等々の資料を参考にした素人文で意味不明文が多々あると思います、雑日記とします。

 

昨今はウクライナ問題が大きくなっていますが、過去の大きな戦争を顧みると、米国の戦いのパターンが判ります。

有名なベトナム戦争のきっかけとなったトンキン湾事件、イラク戦争、キューバ危機の例を上げたいと思います。結論から言えばメディア等を上手く利用した、一方が仕掛けた戦争であることが分かります。この事実は世界の多くの人達が知っていますが、多くの日本人はメディア等の報道が無く真相を知らないと思います。昨今のウクライナ問題も仕掛けがあるかも知れません。

 

*ベトナム戦争

1964年8月、米国は北ベトナムによる一方的な魚雷攻撃を受けたと発表していました。北ベトナム沖のトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したと説明されています。これを根拠に米国は本格的にベトナム戦争に介入、北爆を開始します。米国議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領支持決議をしています。

7年後の1971年、ニューヨーク・タイムズが、トンキン湾事件が米国が仕組んだ物だったことを暴露しています。ペンタゴン・ペーパーズでは米国は1964年2月1日(1964年8月以降、戦争が始まりましが、既に作戦を発動!)、サイゴンの米軍事援助軍司令官の指揮下に、34―A作戦計画という北ベトナムに対する広範な秘密作戦をすでに発動していました。情報収集、破壊活動、沿岸施設の砲撃に始まり、最終的に北ベトナム経済の中核部を破壊すると言う内容のものでした。

事件当時、北ベトナム外務省は、マドックス号が北ベトナムの領海内で北ベトナムの哨戒艇に出会い、哨戒艇を砲撃したのだと反論していました。米国は米国の駆逐艦マドックスと僚艦C.ターナー・ジョイが北ベトナムの魚雷艇によって一方的に攻撃されたと主張していました。日本や西側諸国のメディアは、米国の発表を根拠のないまま無批判に報じています。結局、後で分かったことは米国による、宣戦布告なき攻撃、あるいは戦争を引き起こすための米国による自作自演テロだったというものです。米国は自衛権の行使を口実にベトナム戦争を本格化させて行きました。

エスカレートしたベトナム戦争は泥沼化、最終的に1000万人以上の死者と行方不明者を作り出しました。泥沼の戦争がリアルタイムで報じられることを経験した世界の反応は劇的なものだったようです。1968年、ベトナム反戦運動は米国外にまで拡がり、日本では学生らがアメリカ軍基地に抗議の声をあげ、イギリスではアメリカ大使館がデモ隊に包囲され、フランスではパリ五月革命が起きています。米国に勝利した多くのベトコンは、日本敗戦後現地に残った旧日本軍の残地諜者から軍事訓練を受けた、筋金入りの指揮官達に指揮されていたとも言われています。例えトンキン湾事件がなくても、米国は新たな口実を探し求めて戦争に介入したでしょう。

 

*イラク戦争

イラク戦争とは米国を中心とした有志連合軍がイラクへ軍事介入し、当時のサダム=フセイン政権を倒した戦争です。連合軍の攻撃の理由は、イラクが大量破壊兵器を保有しているというものでした・・・2003年3月20日、米軍によるイラクの首都バグダッドへの空爆を皮切りに、戦闘がスタート。米国、イギリス両軍による陸上部隊の侵攻や、各所への本格的な空爆がおこなわれました。 

4月9日にバグダードが陥落。米軍とバグダード市民により当時のイラクの指導者、フセイン像が倒されました。イラク軍は抵抗をやめ、5月1日に当時の米国大統領ブッシュが勝利宣言をしました。フセインはその年の12月に捕捉され、2006年12月に死刑に処されました。この戦いは理不尽な戦いとも言われ、米国内外から大きな批判を受けました。

 

*以下動画は・・・

「ウェスリー・クラーク元アメリカ陸軍大将が語る中東問題の真相」

Wesley Clark and the Truth about the Middle East (日本語字幕)THINKER Quest...

youtube#video

 

黒人初の米軍統合参謀本部議長として1991年の湾岸戦争の指揮を執り、クウェート奪還作戦を主導しました。しかし、それが暗転したのがイラク戦争の開戦の大義をめぐる国連演説でした。パウエル氏は自身の判断を終生悔い続けたと言われています。 パウエル氏はブッシュ(父)政権では米軍統合参謀本部議長、ブッシュ(子)政権では国務長官を歴任。国務長官当時に直面したのが、2001年9月の米同時多発テロでした。ブッシュ政権は、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器(WMD)を隠していると非難、それを世界に向けて訴える役割を果たしたのがパウエル氏でした。パウエル氏は2003年2月、国連安全保障理事会で演説、米情報機関の情報をもとにイラクのフセイン政権が大量破壊兵器の開発を続けていると非難しました。しかし、実際には大量破壊兵器は見つからず、パウエル氏は自身の国連演説を人生の汚点と回顧しています。

 

*キューバ危機

1962年10月、当時のソ連がキューバに攻撃用のミサイルを設置したため生じた事件で、ミサイルの搬入阻止をめぐって米ソ両国が対決寸前になり世界中を核戦争瀬戸際の恐怖に陥れました。

キューバとの関係を深めつつあったソ連は、フルシチョフ首相がキューバ防衛の意志を表明・・・ソ連周辺の諸国に設置されたソ連の安全を脅かす、対ソ連攻撃核ミサイル配備に対抗しようと、キューバに攻撃用ミサイルを設置することを考えたと言われています。

当時、米国は米国本土にソ連を攻撃可能な大陸間弾道ミサイルを配備、米国外では対ソ連用に西ヨーロッパ、トルコにも中距離核ミサイルを配備していました。対し、ソ連の大陸間弾道ミサイルはまだ開発段階、潜水艦と爆撃機による攻撃以外にアメリカ本土を直接攻撃する手段を持たなかったと言われています。逆に言えば、ソ連周辺の諸国に設置されたソ連の安全を脅かす、対ソ連攻撃ミサイルが無かったらキューバ危機は起きなかったでしょう。これらの部分はメディア等は報道しません。

1962年10月、キューバに攻撃用ミサイルが設置されているのを確認したアメリカのケネディ政府は10月22日、ソ連に対してミサイルがさらに搬入されるのを阻止するためキューバを海上封鎖することを通知、ソ連がただちにキューバのミサイルを撤去することを要求しています。ソ連はこの要求を拒否、キューバも海上封鎖は主権に対する侵害だとして非難、10月24日、アメリカによるキューバの海上封鎖が開始、米ソは衝突寸前にまで行ったと言われています。しかしフルシチョフからの申入れで交渉が行われ、アメリカがキューバへ侵攻しないことを条件にソ連がミサイルを撤去することに同意、この危機は回避されたと言われています。(西ヨーロッパ、トルコの対ソ連用核ミサイル配備が話されているとも言われています。)

キューバ危機は現在のウクライナとロシアの問題に似ています。ウクライナにロシア攻撃用の各種兵器が配備された場合、ウクライナ国境から首都モスクワまで500kmで、ロシアの安全が脅かされると言う理屈は、全てが間違っているとは言えないでしょう。この部分はメディア等は報道しません。

もし、多くの日本人が朝鮮半島に住み、対立等を受けており、更に朝鮮半島の南、釜山あたりに大規模な日本向け短・中距離核ミサイルが配備されたら私達はどう対応するでしょうか?普通に考えたら、この対立等を無くす対話を始めるでしょう。更に、日本の安全が脅かされる、この配備を思いとどまるように相手国に圧力をかけるでしょう。

孫子の兵法からしてロシアの侵攻は無いでしょうが、我慢の限度を越えたら侵攻するでしょう。過去の間違いない実例からして多くの親ロシア住民(逆もあるでしょう。)に対してのウクライナ国内での、特に国外者による扇動に対して、ロシアがどれほど我慢できるかが問題となるかもしれませんね。私達、日本人からしたら、そんなに対立してどうするのと思いますが、世界・米国の本当の支配構図等々は・・・

ロシア語系住民が多数を占めるドンバス地方は2014年のウクライナ政変以来、首都キエフの中央政府に反旗を翻し、すでにドネツク、ルガンスク人民共和国の独立を宣言、政府を樹立し統治しているとも言われ、ロシアが様々な形で支援しているようです。ドネツクには230万人、ルガンスクには150万人が暮らしており、ロシア政府はうち数十万人にロシアのパスポートを発行しています。ロシア政府から見るとドンバスにはロシア市民が多数居住していることになります。

第二次大戦の発火点となったドイツ住民の飛び地があるポーランド(1次大戦で負けたドイツは飛び地となった地域がポーランド領になり、飛び地とドイツ住民の間の回廊を作りたいとポーランドにお願いしますが、無視され、ドイツ侵攻を今か、今かと固唾をのみ、戦争を欲する人達の罠にかかりました。)へ侵攻したのは、ポーランド内のドイツ人を守るためでした。この構図はウクライナとウクライナ内のロシア系住民と同じような構図です。

ウクライナ政府は2014年からこの分離主義勢力を掃討する作戦を展開、事実上の内戦、これまでに市民を含めて1万3000人以上が死亡、村が破壊され大量の難民が発生しています。一部はウクライナ国内の別の地方に、一部はロシアに移住しています。この間、フランス、ドイツが仲介し、ロシア、分離主義勢力とウクライナの間でミンスク合意という和平案が一旦成立しましたが実行されていません。これらの問題を欧米は解決できない・・・腹いせに、突如としてロシアのドーピング問題が浮上します。世界から見たらドーピング問題はロシアだけとは思えないですが・・・今回の冬季北京オリンピック、ドーピング問題もウクライナ問題が潜んでいるかもしれません。

ウクライナ問題を機に、国内の対立を煽り立て、メディアを最大限活用し、大きな紛争、戦争に持ち込みたいと言う雲上人・その僕の人達がいるように思います。本当に愚かなことです。より良き世界・日本を目指すには、新型コロナウイルス同様、メディア報道を全て鵜呑みしないことは極めて大切だと思います。

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